JellyWare株式会社は、量子技術に関心のある若手人材を対象にした量子技術学習・実践プログラム「Q-Quest GROW(キュークエスト・グロウ)」を2026年8月より始動いたします。本プログラムは、経済産業省が所管する令和7年度「地方の若手人材発掘育成支援事業費補助金(AKATSUKIプロジェクト)」に採択された事業であり、東海・九州エリアに在住/通学/通勤する15歳〜30歳未満の方を対象として、量子コンピューティング技術を活用したプロトタイプ開発に取り組む実践型プログラムとして実施します。 1 背景 量子コンピュータ、量子計測・センシング、量子通信などの量子技術は、物流、創薬、交通、スマートファクトリー、金融、防災・減災といった多様な分野において、従来の限界を超えたイノベーションを生み出す技術として注目を集めています。現在、世界中で量子技術の研究・開発・実装をめぐる国際競争が激化する中、日本においても、その技術を理解し活用できる人材の育成と層の拡大が急務となっています。 このような背景の中でJellyWare株式会社は、量子技術を正しく理解し、ビジネスや社会課題の現場で活かせる”実践的な人材”の育成が重要と考え、量子コンピュータのリテラシー・スキル習得プログラム「Q-Quest」(https://q-quest.jp/)を展開してきました。このプログラムは量子コンピュータの基礎から、産業応用の視点までを体系的に学べる初学者向けのプログラムとなっており、社会人を中心に多くのビジネスパーソン、エンジニアに参加いただきました。 昨年度に引き続き、量子人材の裾野をさらに拡大するために、新たに15〜30歳未満の学生や若手社会人を対象としたプログラム「Q-Quest GROW」をスタートさせます。 2 Q-Quest GROW(キュークエスト グロウ)とは? Q-Quest GROW(キュークエスト グロウ)とは、「量子コンピューティング×未来の挑戦者の育成」を掲げる、若手人材向けの量子技術学習・実践プログラムです。量子アニーリング技術を中心とした量子技術を学び、量子スキル人材の育成を目指します。量子アニーリングに関する基礎的な理解のみならず、量子アニーリングを活用したプロトタイプ開発スキルの習得を促進し、地域・社会課題からのプロトタイプ作成を目指して育成を行うプログラムです。 3 Q-Quest GROWの特徴 3ステップで、量子コンピュータを“使えるチカラ”に。 量子技術は今後の社会変革を支える重要な技術の一つですが、専門的な知識が必要とされるため、初学者が学習を始めるためのハードルが高いのが現状です。そのため、本プログラムでは以下のような 3 段階の育成ステップを設け、量子技術を学ぶハードルを下げつつ、未踏事業や起業・新規事業開発等を可能にする人材の育成を目指します。 4 プログラム構成 Q-Quest GROWは、量子技術を学ぶインプットプログラムとプロトタイプ開発を行うアウトプットプログラムと成果を発表するデモデイで構成された約6ヶ月間のプログラムです。 8月後半に実施するセレクションにて6~8チームを選抜します。その後、インプット応用プログラムでは最初に事業アイデアのブラッシュアップを行い、開発を進めていただきます。選抜チームには開発支援金最大50万円/チームを上限に支援します。 (1)インプット基礎概要 量子コンピュータの中でも社会実装が始まりつつある量子アニーリング型を学ぶ内容になっています。学生の生活・学業との両立を考慮し、夏期休暇等を活用して基礎的なリテラシーが身に付く実施方法となっています。 (2)インプット応用概要 応用プログラムでは、量子アニーリング技術を活用して動くWebアプリをデプロイすることを必須条件とし、社会課題を解決するソリューションの開発に挑戦します。開発にあたっては、専門知識を有するPMからのメンタリングを受けられるほか、開発支援金として最大50万円が支給され、量子コンピュータを活用したプロトタイプ開発を後押しします。 5 2025年度の実績 2025年度にも実施されたQ-Quest GROWに参加した学生の64%が量子コンピュータ(アニーリング)が初めてと回答したところ、プログラム終了後には量子コンピュータ(アニーリング)について、90-100%が理解できたと回答しています。 2025年度のプログラムでは最終的に7チーム(20名)によって、7つのプロトタイプが完成し、企業課題によるプロトタイプから、学生本人のアイデアによる最適化に取り組んだ成果などが発表されました。 さらに2025年度のQ-Quest GROW卒業生から2名、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)2026年度未踏ターゲット