公益社団法人日本青年会議所(会頭:加藤 大将、 所在地:東京都千代⽥区麹町2丁⽬12-1 VORT半蔵⾨7F、以下「日本 JC」)が国際貢献事業として取り組む「SMILE by WATER」事業では、この度、フィリピン共和国のセブ市マンバリン地区の小学校に建設していた浄水設備が完成し、地域住民を招いた竣工式を開催いたしました。 2026年6月21日、浄水設備の完成を記念した竣工式でのテープカットの様子。 SMILE by WATER 事業とは 発展途上国において安心・安全な水を提供するために、日本JCが2016年からスタートさせた国際貢献事業です。国連が掲げる2030年までの達成を目指すSDGsに設定された17のゴールのうち、6番目にあたる「安全な水とトイレを世界中に」の達成に向けた運動です。これまでアジアを中心に、その地域に適した手法で浄水器や井戸、パイプラインなどを設置してきました。安心・安全な水の提供につながる活動だけでなく、地域住民や次代を担う青少年たちに水の大切さや衛生環境の重要性を伝える啓発活動、教育支援も実施してきました。近年では、持続可能な開発にも力を入れ、水問題の解決が永続的に続くようメンテナンス費用を確保する仕組みづくりや、地域の雇用を創出し、地域の経済的な発展にもつながる運動を展開しています。今年はフィリピン共和国セブ市マンバリン地区において事業を展開しています。 事業概要 ■実施背景 セブ市マンバリン地区は、セブ市の急激な都市化による構造的要因でスラム街が形成され、市内で最も人口が密集するエリアの一つであり、行政の関与が困難な状況が続いている地域です。2025年9月に発生した北セブ沖を震源とするマグニチュード6.9の地震により、建物だけでなく上下水道などのインフラ設備が広範囲で損壊し、さらに、その直後に起きた台風25号(国際名:Kalmaegi)による豪雨で洪水が発生し、河川や井戸の水質が汚染されるなど、日常生活に必要な安全な水の確保が極めて困難な状況となっています。インフラの再建と、次の災害に対する備えが急務です。そこで、日本JCではJCIセブ(セブ青年会議所)との協働で、継続的に安全な水へのアクセスを可能とする事業を実施することにしました。 ■具体的手法 ① 学校に浄水設備を設置 マンバリン地区の小学校に浄水設備を設置します。そこで作られた安全な水を子どもたちには無料で、地域住民には適正価格で提供します。料金を徴収することで、設備の保守管理に必要な費用を地域自身で調達する仕組みを確立し、外部支援に依存しない持続可能な運用体制を構築します。 ② 手洗いに関する衛生教育(出前授業)を実施 安全な水の確保だけでなく、水系感染症予防に対する知識の提供及び意識改革を目的に、現地の子どもたちに手洗いに関する衛生教育の授業を実施します。この取り組みにあたっては、牛乳石鹸共進社株式会社に協力をいただき、日本JC担当者が手洗い、石けんのつくり方を学び、現地で授業及びセミナーを開催します。 ③ 手づくり石けんを販売 現地の特産ココナッツオイルと浄水器の水を使って、学校に通う子どもたちと先生が石けんをつくります。製造された石けんは、JCIセブの協力のもと、現地のホテルやお土産店、特設サイト( https://bohe2026.jcicebu.org )などで販売します。販売で得た収益は、製造に携わった子どもたちや先生の手当にあてるほか、浄水設備の維持費やコミュニティの運営資金に活用します。 これらの運動を通して、マンバリン地区の方々に安心・安全な水を提供するだけでなく、地域の発展に向けて住民たちが自分自身で取り組むことの大切さを伝え、地域が持続可能な発展に結びつく一助となる機会を提供していきます。 竣工式概要 ■日時 2026年6月21日(日)14:00~17:00 ■会場 Nano Nagle Child Care and Learning Center(フィリピン共和国セブ市マンバリン地区バジャウ村) ■参加者 在セブ日本国総領事館 上野裕大総領事、国境なき奉仕団 角俊太郎事務局長、 JCIセブメンバー、現地学校関係者および地域住民、 日本JC国際ビジネス連携委員会 委員長 小俣峻平、副委員長 水山弘太郎、他メンバー6名 ■参加人数 約100名 ■主な内容 事業趣旨説明、地元市民への石けんづくり体験・衛生授業、テープカット、記念撮影、記念品贈呈 開会式来賓挨拶 日本総領事 上野様来賓挨拶 国境なき奉仕団事務局長 角様 設置された浄水設備浄水された水と子どもたち①浄水された水と子どもたち② 石けんづくり体験衛生授業の様子①衛生授業の様子② 当日は、浄水設備完成のリボンカットセレモニー、子どもたちへのギフト配布、石けんづ