ノーコード業務アプリ作成ツール「@pocket(アットポケット)」を提供する株式会社アイアットOEC(本社:岡山市北区、代表取締役社長:楠田 教夫)は、企業の情報システム担当者(20代~50代の男女)を対象に「SaaSの運用に関する実態調査」を実施しました。この調査から、企業の情報システム担当者におけるSaaSの導入目的の把握状況や機能の活用状況、現場主導でのシステム構築・改修環境へのニーズなどが明らかになりました。 <背景> 新年度の人事異動は、企業において体制変更や業務の引き継ぎが行われる重要な節目です。近年、DX推進に伴い多様なSaaSが導入されていますが、担当者の交代時に日常業務の操作方法のみが引き継がれ、システムの導入背景や本来の利用方針が共有されないケースが予想されます。その結果、自社の業務規模に合わないオーバースペックなツールが残り続け、不要なライセンスコストの発生や運用管理の負担増といったIT投資のガバナンス課題が生じている可能性があります。しかし、SaaSの乗り換えや価格に関する情報はあっても、情報システム担当者が人事異動による引き継ぎ不足やSaaSのオーバースペック化をどう捉え、どのような課題を感じているのかを示すデータは不足しています。そこで、株式会社アイアットOECは、企業の情報システム担当者を対象に、「SaaSの運用に関する実態調査」を実施しました。 <調査サマリー> ・企業の情報システム担当者の約7割が、自社で導入しているSaaSの導入目的をすべては把握できていない ・企業の情報システム担当者の7割以上が、人事異動や退職などで次の担当者へ引き継ぎが必要になる際、SaaSの導入背景や利用方針は十分に引き継がれていないと回答 ・企業の情報システム担当者の約65%が、自社に導入しているSaaSの搭載機能のうち全社的に活用している機能の割合は「6割未満」と回答 ・企業の情報システム担当者の約45%が、自社で導入しているSaaSの機能やスペックは業務要件に対して「不適切である」と回答 ・自社で導入しているSaaSがオーバースペックである企業の情報システム担当者が挙げる、SaaSがオーバースペックであることによって生じている主な課題は、「不要なコストの増加」や「現場での定着率の低下」 ・企業の情報システム担当者の65%以上が、業務要件に合わせて現場主導でシステムを構築・改修できる環境の必要性を感じている <調査概要> 調査期間:2026年4月20日~4月21日 調査方法:インターネット調査 調査対象:企業の情報システム担当者(20代~50代の男女) 調査人数:330名 モニター提供元:RCリサーチデータ ※回答比率は小数点第二位を四捨五入しているため、回答比率の合計は100.0%にならない場合があります。 企業の情報システム担当者の約7割が、自社で導入しているSaaSの導入目的をすべては把握できていない まず、「自社で導入しているSaaSの導入目的を、どの程度把握しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「一部のみ把握している」で38.5%、2位が「すべて把握している」で32.1%、3位が「全く把握していない」で16.1%、4位が「ほとんど把握していない」で13.3%という結果になりました。1位と3位と4位の各回答の比率を合計すると67.9%となり、この結果から、企業の情報システム担当者の約7割が、自社で導入しているSaaSの導入目的をすべては把握できていないことが明らかになりました。 企業の情報システム担当者の7割以上が、人事異動や退職などで次の担当者へ引き継ぎが必要になる際、SaaSの導入背景や利用方針は十分に引き継がれていないと回答 次に、「人事異動や退職などで次の担当者へ引き継ぎが必要になる際、SaaSの導入背景や利用方針はどの程度引き継がれているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「基本的な操作方法や日常的な業務のみ引き継がれている」で45.8%、2位が「導入背景や方針を含めて詳細に引き継がれている」で26.4%、3位が「ほとんど引き継がれていない」で14.9%、4位が「全く引き継がれていない」で13.0%という結果になりました。1位と3位と4位の各回答の比率を合計すると73.7%となり、この結果から、企業の情報システム担当者の7割以上が、人事異動や退職などで次の担当者へ引き継ぎが必要になる際、SaaSの導入背景や利用方針は十分に引き継がれていないと回答したことがわかりました。 企業の情報システム担当者の約65%が、自社に導入しているSaaSの搭載機能のうち全社的に活用している機能の割合は「6割未満」と回答 続いて、「導入しているSaaSの搭載機能のうち、全社的に活用している機能の割合はどの程度か」