【結論】本調査のポイント UVAは肌の奥深くまで届いてシミ・シワ・たるみの原因となる紫外線で、曇りの日も窓ガラスも通過します。一方UVBは肌表面で日焼けや炎症を引き起こす紫外線です。夏至前後(6月)は太陽高度が最も高くなるため紫外線量が年間ピークとなり、SPFはUVBを、PAはUVAを防ぐ指標なので、日常使いならSPF30・PA+++、レジャーならSPF50・PA++++が推奨されます。 ・UVAとUVBの違いを正しく理解している人は全体の18.7%にとどまった ・PA表記の意味を正しく回答できた人はわずか14.0%で、85%以上が誤解または不明と回答 ・6月が紫外線量のピークであることを知っていた人は23.3%で、76.7%が「8月が最も強い」と誤認 用語解説 ■ UVA(紫外線A波)とは UVAとは、波長320〜400nmの紫外線で、肌の真皮層まで到達し、コラーゲンやエラスチンを破壊してシミ・シワ・たるみの原因となる。曇りの日でも約80%、窓ガラスも約80%透過するため、室内でも対策が必要である。 ■ UVB(紫外線B波)とは UVBとは、波長280〜320nmの紫外線で、主に肌の表皮に作用し、日焼け(サンバーン)や炎症、水ぶくれの原因となる。皮膚がんのリスクとも関連が深く、特に夏季の屋外活動時に注意が必要である。 ■ SPFとPAとは SPFとは、Sun Protection Factorの略で、UVBを防ぐ効果を数値で表したもの。PAとは、Protection Grade of UVAの略で、UVAを防ぐ効果を+の数で表したもので、++++が最高レベルである。 UVAとUVBの違い比較表 比較項目 UVA(紫外線A波) UVB(紫外線B波) 波長 320〜400nm(長い) 280〜320nm(短い) 到達深度 真皮層まで 表皮まで 主な影響 シミ・シワ・たるみ 日焼け・炎症・皮膚がん 曇天時の透過率 約80% 約20〜30% 窓ガラス透過 約80%透過 ほぼカット 年間変動 年間通じて安定 夏に急増 防御指標 PA(+〜++++) SPF(1〜50+) ※一般的な目安であり、個人差があります。 全国で皮膚科・形成外科を展開する医療法人社団鉄結会(本院:アイシークリニック新宿院、https://ic-clinic.com/)は、夏至を目前に控えた2026年6月、全国の20〜60代の男女300名を対象に「紫外線に関する意識調査」を実施しました。 調査背景 6月下旬の夏至前後は、太陽高度が年間で最も高くなり、紫外線量がピークを迎える時期です。しかし「紫外線が最も強いのは8月」という誤解や、日焼け止めの正しい選び方を知らない方が多いのではないかという問題意識から、本調査を実施しました。紫外線による肌ダメージは、シミ・シワ・たるみといった光老化だけでなく、皮膚がんのリスクにも関係するため、正しい知識の普及が急務であると考えています。 調査概要 調査対象:全国の20〜60代の男女で、外出時に紫外線対策を行うことがある方 調査期間:2026年6月8日〜6月17日 調査方法:インターネット調査 調査対象人数:300名 調査結果 【調査結果】UVAとUVBの違いを正しく理解している人は18.7%にとどまる 設問:「UVA」と「UVB」の違いについて、正しく理解していますか? 紫外線にはUVAとUVBがあることは認知されているものの、その違いや肌への影響を正確に理解している人は2割未満でした。「聞いたことはあるが違いはわからない」が42.0%と最多で、知識の普及が追いついていない現状が浮き彫りになりました。 【調査結果】76.7%が「8月が紫外線ピーク」と誤解、正解の6月を選んだのは23.3% 設問:1年の中で紫外線量が最も多い時期はいつだと思いますか? 紫外線量は太陽高度と密接に関係しており、夏至前後の6月がピークとなります。しかし約半数が「8月」と回答しており、気温と紫外線量を混同している方が多いことがわかりました。6月は梅雨のイメージから油断しがちですが、曇りの日もUVAは約80%透過するため注意が必要です。 【調査結果】PA表記の意味を正しく答えられた人はわずか14.0% 設問:日焼け止めの「PA」表記が何を防ぐ指標か知っていますか? PA表記がUVAを防ぐ指標であることを正しく理解していた人は14.0%にとどまりました。31.3%がUVB防御の指標と誤解しており、SPFとPAの違いを正しく認識していない方が大多数を占めています。日焼け止め選びにおいて、目的に応じた適切な製品選択ができていない可能性があります。 【調査結果】曇りの日も日焼け止めを塗る人は34.7%、65%以上が対策を怠る傾向 設問:曇りの日の紫外線対策について、