【結論】本調査のポイント 結論から言うと、粉瘤やほくろの手術は高額療養費制度や医療費控除を活用するため年度内に受けた方がメリットがあり、特に既に年間医療費が高い方は自己負担を抑えられます。保険診療の自己負担割合は4月の年度替わりで見直される場合があり、また医療費控除は1月〜12月の暦年計算のため3月中の受診で当年度の控除対象に含められます。形成外科の日帰り手術であれば、粉瘤・ほくろ・脂肪腫・いぼなど多くの皮膚腫瘍手術が年度内に間に合います。 ・3月の皮膚科手術予約希望者の67.3%が「年度内に受けたい」と回答 ・年度替わりを意識して受診タイミングを検討した経験がある人は58.7% ・保険適用手術の年度内受診で医療費の自己負担軽減を実感した人は68.0% 用語解説 ■ 粉瘤(ふんりゅう)とは 粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、その中に角質や皮脂が溜まって徐々に大きくなる良性の皮膚腫瘍である。アテロームとも呼ばれ、放置すると炎症を起こして痛みや腫れを生じることがあるため、外科的に袋ごと摘出する手術が根治治療となる。 ■ 高額療養費制度とは 高額療養費制度とは、1か月の医療費の自己負担額が一定の上限を超えた場合に、超過分が払い戻される公的医療保険の制度である。年収や年齢によって上限額が異なり、同一月内に複数の医療機関での支払いを合算できるため、計画的な受診で自己負担を軽減できる。 ■ 医療費控除とは 医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告で所得から控除できる制度である。本人だけでなく生計を一にする家族の医療費も合算でき、保険適用・自由診療を問わず対象となるため、年末までの計画的な受診で節税効果が得られる。 年度内受診 vs 年度明け受診のメリット比較 比較項目 年度内(3月まで)受診 年度明け(4月以降)受診 高額療養費制度 今年度の医療費と合算可能 新年度でリセット・合算不可 医療費控除(暦年) 昨年1月からの医療費と合算可能 新たに積み上げが必要 保険料の変動リスク 現行の自己負担割合が適用 4月に見直しの可能性あり 予約の取りやすさ 混雑期のため要早期予約 比較的予約が取りやすい ダウンタイムの確保 新年度前に回復可能 新年度の予定と重なる可能性 心理的メリット 気になる症状を持ち越さない 新生活に不安を持ち越す場合も ※当院監修医師の30,000件以上の手術実績に基づく傾向です。個人の状況により最適なタイミングは異なります。 医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニック(新宿院・渋谷院・上野院・池袋院・東京院・大宮院)は、年度替わりを控えた時期における保険適用皮膚外科手術の受診意向と、年度内受診のメリットに関する実態調査を実施しました。本調査では、皮膚科・形成外科での手術を検討している方300名を対象に、年度を意識した受診行動や医療費に関する認識について分析しています。 調査背景 毎年3月は、高額療養費制度や医療費控除の年度・暦年の区切りを意識した「駆け込み受診」が増加する傾向にあります。特に粉瘤やほくろ除去など、日帰りで受けられる保険適用の皮膚外科手術は、年度内に完了させたいという需要が高まります。当院監修医師の30,000件を超える手術実績においても、3月は通常月と比較して予約希望が約1.5倍になる傾向が見られます。そこで、年度替わりを控えた受診行動の実態と、患者様が感じる年度内受診のメリットを明らかにするため、本調査を実施しました。 調査概要 調査対象:全国の20〜60代の男女で、粉瘤・ほくろ・脂肪腫などの皮膚腫瘍の手術を検討中または過去に受けた経験がある方 調査期間:2026年3月2日〜3月11日 調査方法:インターネット調査 調査対象人数:300名 調査結果 【調査結果】約6割が年度替わりを意識して受診タイミングを検討した経験あり 設問:皮膚科・形成外科での保険適用手術を受ける際、年度(4月〜翌3月)を意識して受診タイミングを検討したことはありますか? 約6割の方が年度替わりを意識して手術の受診タイミングを検討していることが判明しました。高額療養費制度や医療費控除の存在が、計画的な受診行動を促していると考えられます。 【調査結果】67.3%が「年度内に受けたい」と回答、駆け込み需要が顕著 設問:粉瘤やほくろの手術を受ける場合、3月中(年度内)と4月以降(新年度)のどちらを希望しますか? 約7割が年度内の手術を希望しており、駆け込み需要の高さが明らかになりました。年度内に医療費を確定させたいという意識や、新年度を気になる症状なく迎えたいという心理が影響していると推測されます。 【調査結果】手術経験者の68.0%が年度内受診で自己負担軽減を実感 設問:年