調査の結果、推しているジャンルをはじめ、お金の使い方、さらには推しに対して抱く感情にいたるまで、年代によって大きな違いがあることが浮き彫りとなりました。 ■ 推し活実態調査トピックス 最推しジャンル: 16〜19歳 ・20代は「漫画・アニメ」が最多。30代以降は「J-POPアーティスト」が各年代でトップに。 支出の優先順位:年代とともに「グッズ重視」から「ライブ重視」へ変化 。 月額予算:20代以下は「月5,000円以下」が中心。30代で高額支出層(1万円超)の割合が最高に。 推しへの感情:16〜19歳・20代は「推しに幸せでいてほしい」「元気をもらいたい」が上位。30代以降は「成功を支えたい」がトップに。 【アンケート結果】年代別で見る推し活の実態 ※回答者数:1,516名 (16〜19歳:730名、20代:214名、30代:100名、40代:109名、50代:195名、60代:168名) 最推しジャンル:若年層は多様化、30代以降はJ-POPアーティストが最多 「あなたの最推しのジャンルを教えてください」という質問では、世代による好みの違いが明確に表れました。《図1》 16〜19歳では「漫画・アニメ」が28.5%で最多となり、20代でも25.2%で同様にトップを占めました。 さらに16〜19歳では「Vtuber」や「配信者」も一定の割合を占めており、デジタルコンテンツとの親和性の高さが見て取れます。 一方、30代以降になると一転して「J-POPアーティスト」が各年代で最多となり、30代58.0%、40代58.7%、50代70.8%、60代66.7%と、いずれの世代でも過半数を占める結果となりました。 若年層ほど推しの対象が画面の向こうのキャラクターや配信者へと多様化しているのに対し、年代が上がるにつれて音楽アーティストを中心とした推し活が主流になる傾向が見られます。 支出の優先順位:年代とともに「グッズ重視」から「ライブ重視」へ変化 「優先してお金をかけているものは何ですか?」という質問では、年代によって推し活におけるお金の使い方の違いが明確に表れました。《図2》 16〜19歳と20代では「グッズ」が最も多く選ばれ、推しを身近に感じられるアイテムへの支出を優先する傾向が見られます。 一方、30代以降はすべての年代で「ライブ・フェス」が最多となり、30代では半数以上、40代・50代では6割以上がライブ・フェスを最優先の支出先として選びました。 年代が上がるにつれて、推し活における支出の主軸が形に残る「モノ(グッズ)」から、その空間や時間を共有する「体験(ライブ・フェス)」へ移り変わる様子が見て取れます。 推し活の月額予算:20代以下は「月5,000円以下」が中心、30代以降は支出額に変化 「推し活に使う金額(月平均)」について尋ねたところ、年代によって支出額の傾向に違いが見られました。《図3》 20代以下では「~5,000円」が主流であり、比較的限られた予算の範囲で推し活を楽しむ人が中心となっています。 対して30代になると「~30,000円」が最多となり、1万円を超える高額支出層の割合が全年代で最も高いという特徴的な傾向が見られました。 40代以降は「~10,000円」がボリュームゾーンへと落ち着くものの、30代以降の大人世代全体において、月1万円以上を投じる層が半数近くを占める実態が明らかになりました。 推しへの感情:年代によって異なる“推しとの向き合い方” 「推し活をしているとき、一番強く抱いている感情」のデータからは、世代による推しとの向き合い方の違いが浮き彫りとなりました。《図4》 16歳〜19歳では「推しに幸せでいてほしい / 成長を見守りたい」がトップで、僅差で「推しから元気をもらいたい」が続いています。 20代でも「元気をもらいたい」が1位となり、若い世代にとっては推しが日々のエネルギー源や心の支えになっている様子が強くうかがえます。 一方、30代以降になると傾向が変化し、30代、40代、50代、60代のすべてで「推しを応援したい / 成功を支えたい / 努力が報われてほしい」が最多となりました。 「推しに幸せでいてほしい / 成長を見守りたい」という願いは根強く支持されているものの、アーティストの活動や成長を支えたいという思いがより前面に表れる結果となっています。 年代によって変化する「推し活の価値観」 ライフステージに応じた応援スタイルが明らかに 今回の調査では、推し活は幅広い世代に定着している一方で、年代によって推しの対象やお金の使い方、推しに向ける気持ちまで大きく異なることが明らかになりました。 16〜19歳・20代では、漫画・アニメやVtuberなど多様なジャンルを推し、グッズを中心に比較的限られた