「Cloudflare」の概要 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣)は、Cloudflare, Inc.(本社:米国、CEO:Matthew Prince)とディストリビューター契約を締結し、世界に広がる拠点*1で、AIエージェントの開発から運用、ゼロトラストなどの高度なセキュリティまで包括的に支援する「Cloudflare」を6月22日から提供します。エージェンティックAI時代へ、業務に適したAIエージェント開発に加え、ガバナンスやIT環境の全体最適化も支援します。 企業では経営から現場へとDXが進む中、IoT機器や顧客から取得できるデータ量が急増しています。これらを活用するため、AIエージェントの開発が進む一方、従来のクラウド型アーキテクチャーでは、データ転送に伴うコストやレスポンス遅延、セキュリティリスクへの対応が課題となっています。Cloudflareは、インターネット全体でエッジ型アーキテクチャーを採用し、ユーザーに近い拠点で高速処理が行え、AIの開発・実行環境、セキュリティ対策までを提供します。自然言語でのAI開発も可能で、AI特有のリスクにも対応します。企業はこれらにより、AIのリアルタイムでの活用や、データ転送のコスト削減、AI特有のセキュリティリスクへの対策を実現できます。さらに、インフラ設計や構築も不要です。 日立ソリューションズは「DX by AX toward SX」をコンセプトに、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献します。 *1 125か国以上335以上の都市にデータセンター群を構築。サイバー脅威から日々、世界のWebサイトの20%を保護している ■「Cloudflare」の特長 1.高速なレスポンス、低コストかつセキュアな開発環境により、AIエージェント開発の内製化を支援 世界に広がる拠点のユーザーに近い場所でAIエージェントを開発し、実行できます。データ転送コストが抑えられ、また、AIエージェントの稼働時間のみが課金されるため、大幅なコスト低減につながります。さらに、インフラの設計や管理が不要となり、AIエージェントの迅速な開発から実行までを迅速に行えます。 2.AI固有のリスクからサイバー攻撃までをワンストップで防御し、安心して活用できる環境を提供 WAF、DDoS対策、ボット対策でWebサイト、アプリ、APIを保護するとともに、AIのプロンプトと出力をチェックして制御することで、プロンプトインジェクション*2や機密情報漏洩も防ぎます。さらに、Cloudflare上のトラフィックや不正アクセス、防御状況、AIやアプリケーションの利用状況を可視化し、企業の安全なAI活用を支援します。 3.包括的なセキュリティ対策に加え、シャドーAIやITも検出し、企業の強固なインフラ構築を支援 従業員の安全な接続環境を確保するSASE*3をはじめとする包括的なセキュリティ対策を提供します。社内システムやクラウドへのセキュアなアクセス環境を一元的に構築し、管理することで、AIエージェントを活用する企業のITインフラのセキュリティ最適化と、安全で柔軟なハイブリッドワークの実現に貢献します。 *2 AIへの入力内容を悪用し、意図しない動作や不正な情報出力を引き起こす攻撃手法 *3 Secure Access Service Edge:ネットワークとセキュリティの機能を一つのプラットフォームとして提供するクラウドサービス、またその考え方 ■今後の展開 日立ソリューションズは、豊富な実績を有するセキュリティ対策に加え、AIガバナンスに関するコンサルティングや、データガバナンスを支援する「機密情報分類サービス」も提供し、企業の安全なAI導入を支援していきます。今後も、AIエージェント開発の内製化の支援やセキュリティ対策を強化するメニューを順次拡充していく予定です。 これにより、AIエージェントの安全な活用をトータルに支援し、企業の競争力強化と持続可能な経営に貢献していきます。 ■背景 生成AIの進展に伴い、企業におけるAI活用は、情報検索や文書生成といった限定的な業務支援から、業務プロセスを横断して自律的に処理を実行するAIエージェントの活用へと大きく広がっています。特に製造業や流通業、社会インフラ分野では、現場のデータを活用しながら既存システムと連携し、業務の高度化や自動化を実現する動きが本格化しています。 一方で、こうしたAIエージェントの本番運用においては、従来のクラウド中心型アーキテクチャーでは対応しきれない課題が顕在化しています。増大するデータをクラウドへ集約して処理する構造により、データ転送コストの増加や応答遅延が発生するとともに、接続範囲の拡大に伴うセキュリティリスクや運