誰が俺たちをはじきだした! 伝説の暴走族ブラックエンペラーの熱走を捉えた幻のドキュメンタリー映画が初DVD化! 製作期間3年6か月…元ブラックエンペラー赤坂支部長だった渡辺義充が「俺たちの熱い生き方を<映画>で表現したい!」と一念発起し、元暴走族のダチたちを招集し「非行少年映画隊」(ほぼ鑑別所、少年院出身者!)を結成。撮影・照明・録音・制作進行すべてを自分たちで受け持ち、資金繰りに労すればトランザム等、自らの愛車や多くの私財を売り、給料もほぼ全額つぎ込み完成させた「情熱と信念と目的」の作品。 令和の今をシゴく旧車の数々…ケンメリ、スカイライン、そして乱舞するKAWASAKIのロゴにマニア熱涙! 同じブラックエンペラーを扱った映画に『ゴッド・スピード・ユー!BLACK EMPEROR.』(1976年/DVD絶賛発売中)があるが、本作は『ゴッドスピードユー』から観念的要素を取っ払い、ひたすらバイク!バイク!車!暴走!プライド!バイク!バイク!にこだわった暴走青春ドキュメンタリーである。 撮影中は蹴とばされたり、フィルムを没収されたり、数々の警察の妨害を受けた。しかし、身代わりとなって守ってくれた奴らがいた。 300台のバイクが料金所突破。3台のバイクがパトカーの進路をふさいで仲間を逃がす。誰がやるか決まっていないが、バカでハートのいい男が自然にその役を引き受けた。 暴走、青春、仲間の死…. このドキュメンタリーはブラックエンペラーを追ってはいない、並走もしていない、カメラが集団の先頭を走って撮影した貴重な記録! 土曜日の夜、千葉県茂原市の海浜にブラックエンペラーの各支部から数百人の暴走族が集合し、次に突っ走るコースの取り決めをしている。 各支部のリーダーは少年たちに厳重な注意を告げている。 一つ、集会に女は連れてくるな。暴走族同士の間に乱闘が起こり、敗北したグループの女は輪姦されることが追い。もし、どうしても連れてくるならば、その覚悟が必要である。だが、集会には数十人の女性が参加している。 二つ、シンナー厳禁。これを破ればヤキを入れられる。シンナーで暴走すれば大事故になるのは目に見えているからだ。 本作の後、監督の渡辺義充はチベット・インド・ネパール・タイなどアジアの国々を巡るドキュメンタリー『伝承-Transmission』の撮影を開始するが、1992年、完成を待たずに急逝する。今回、特典映像として本作を収録。 DIGレーベルとしては『ゴッド・スピード・ユー!BLACK EMPEROR.』(監督:柳町光男)に次いで復刻される暴走族ドキュメンタリー【オリジナルプリントニューテレシネ】 【著名人コメント】 暴走族終焉の可能性もあった新道路交通法改正(1978年)直前のブラック・エンペラーを描いたこの作品は、記録的にも価値のある作品だが、徹底的に暴走シーンがスクリーンに躍動している。エンペラーOBでもある渡辺義允監督は言葉や理屈より、自分たちの一瞬の輝きを仲間や世間に伝えたかったのだろう。 比嘉健二 (『ティーンズロード』、『実話ナックルズ』初代編集長) --------------------------------------------------------- あまりにも壮観!あまりにも青春! バイク乗ってりゃヒーローだった伝説の時代があまりにも生々しい。 かっちょよすぎて涙がちょちょぎれるゼ。 ギターウルフセイジ(ミュージシャン) -------------------------------------------------------- 1980年代という時代に起きていた「現象」としての暴走族ブラックエンペラー赫夜姫の少年たちを、ありのままに捉えたドキュメンタリー。 それが「俺たちの生きた時間」という作品として昇華されている。 この作品に漂う少しの「寂しさ」とは何なのか。未だに考えている。 久田将義(『TABLO』編集長) ---------------------------------------- 50年近く前の暴走族がここに生きている。蒸し暑い夜と、むせかえる排気ガスの臭いと一緒に。美化できる世界じゃない。関わりたい集団でもない。当時もいまも、野暮ったくて泥臭くてかっこわるい。でも、これほどまっすぐにほどばしる生命力の、そのカケラすらも、21世紀のティーンたちは持ちえないままだ。 都築響一(編集者) ------------------------------------------------------------------------------ 低く呪う吸気音!!! 鼓膜破りの排気音!!! 不協なハーシュ・コール!!! 地球上のあらゆる秩序を崩壊させるかの如く轟音を上げる無数のマフラーが、怨念のような