インテリアデザイン、コンサルティング、コーディネーションのトータルサービスをグローバルに展開する株式会社GARDE(本社:東京都港区 代表取締役社長 室賢治)は、GARDEが手掛けるアートギャラリーGOCA by Gardeにて、現代アーティスト サイトウユウヤの個展 「Ground Rules」 を、2026年7月2日(木)から7月25日(土)まで開催いたします。 Edge_07, 2026, Curved wood, acrylic, 67 x 47 x 16 inch GOCA by Gardeは、日本およびアジアのアーティストを世界へ紹介する拠点として、絵画、彫刻、陶芸など多彩な作品を展示するGARDE初の海外アートギャラリーです。日本およびアジアの現代アートをグローバルに発信する役割を担う、新たな文化発信の場を目指しています。 本展では、スケートボードのランプ(半円型の滑走台)を彫刻として捉え直した代表シリーズ 「flow-chitecture」 と、都市における公共空間をテーマにした新作彫刻シリーズ 「Park-Scape(公園の風景)」 を一堂に展示します。 ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するサイトウは、家具製作で培われた「曲げ木」の技法を独自に発展させ、建築・彫刻・デザインの領域を横断する作品を制作してきました。本展では、公園やスケートランプといった都市に存在する公共空間を起点に、「開かれた公共とは何か」「自由とは何か」という現代社会における普遍的なテーマを問いかけます。 サイトウは長年にわたり、スケートボードのランプを、単なる遊具ではなく都市を象徴する彫刻のモチーフとして探究してきました。一般的には、ランプはスケートボードで滑走するための半円状のスロープとして知られる構造物ですが、サイトウはその造形そのものに着目し、現代都市における公共性を象徴する存在として再解釈しています。 美術・建築・デザインの分野では、ランプはこれまで競技用設備やストリートカルチャーの一部として捉えられることが多く、その造形や思想が作品の主題として扱われることはほとんどありませんでした。一方、アメリカではランプは、人々が自ら制作し、地域で共有しながら公共空間の一部として育まれてきた文化的背景を持っています。サイトウは、そうした水平的で開かれた構造に着目し、高層建築のように権威や力を象徴する垂直性とは対照的に、人々が流れ(Flow)を共有する建築(Architecture)という考え方から、「flow-chitecture」という独自の造形言語を生み出しました。 作品制作には、家具製作に用いられる「曲げ木」の技法を応用。木材が持つ柔らかな曲線を生かしながら、都市で撮影した風景や街中に残された色彩・痕跡を作品へ取り込むことで、都市に蓄積された無数の人々の記憶や時間を可視化しています。 Virtcial_SM_010, 2026, Curved wood, acrylic, 24 x 18 x 6 inchVirtcial_SM_011, 2026, Curved wood, acrylic, 24 x 18 x 6 inch ■本展の見どころ 本展で初公開となる「Park-Scape(公園の風景)」 は、公園という公共空間をテーマにした彫刻作品です。 ベンチや滑り台など、公園に存在する設備の形態を一つの構造へと組み合わせながら、本来備わっている「座る」「滑る」といった用途をあえて失わせることで、「使うための道具」ではなく、「自由に解釈できる余白」としての公共空間を提示します。 現代の公園は、用途ごとにゾーニングされ、設置された設備によって人々の行動までもが設計されています。サイトウはそうした管理された公共空間のあり方を問い直し、建築と彫刻のあいだに立つ作品を通して、身体や行動を縛らない新たな公共性や自由の可能性を提示します。 Park-Scape, 2026, Wood, acrylic, metal, 67 x 47 x 16 inch ■展覧会開催概要 タイトル :Yuya Saito(サイトウ ユウヤ)個展「Ground Rules」 期間 :2026年7月2日(木)~7月25日(土) 住所 :GOCA by Garde 515 W 23rd St, New York, NY 10011 入場料 :無料 公式サイト:https://www.goca.gallery/ ■アーティストプロフィール サイトウ ユウヤ(Yuya Saito) 1982年、日本生まれ。ニューヨーク・ブルックリンを拠点に制作。積層・湾曲させた木材による壁面作品と立体彫刻を手がけ、その造形言語を、曲げ木による家具製作の手わざから過去十年あまりかけて展開して