フューチャー株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:谷口友彦、以下フューチャー)は、主要事業会社のフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:齋藤洋平、以下フューチャーアーキテクト)とともに、「経営とAIをデザインする」というコンセプトのもと、当社が開発した「設計開発プラットフォーム」を中核とする「AI駆動開発」を複数プロジェクトへ順次適用し、開発プロセスの変革を本格化します。開発工程におけるAIエージェント活用を起点に、設計・開発プロセス全体にAIを組み込んだ高度なプラットフォームへと進化させます。画面、帳票、ビジネスロジック、インターフェース、テスト観点などの設計情報を、AIが扱いやすい構造化された開発資産として蓄積・活用し、AIエージェント、標準アーキテクチャ、品質ガードレールと連携させることで、エンタープライズシステムに求められる品質・セキュリティ・ガバナンスを担保しながら、2027年までに開発工程の生産性3倍を目指します。 近年、企業におけるシステム開発の現場において、AIに仕様を与えて設計・開発・テストを進める「仕様駆動開発」への関心が高まっています。一方で、基幹システムをはじめとするエンタープライズ領域のシステム開発では、業務仕様、既存システム連携、品質、セキュリティ、運用、監査などを横断的に統制する必要があります。仕様書をAIに読ませるアプローチだけでは、複雑なシステム全体の整合性や、長期運用に耐える品質を十分に担保することが難しい場合があります。 フューチャーは、生成AIの普及以前から、エンタープライズ領域において、経営・業務・ITを一体で捉えたシステム構築、標準アーキテクチャの整備、設計情報の管理、品質統制、既存システムの解析に継続して取り組んできました。今回のAI駆動開発は、これらの蓄積をAI時代の開発プロセスへ進化させる取り組みです。AIが正しい仕様・設計情報を参照できるようにするために、当社が開発した「設計開発プラットフォーム」に設計情報を蓄積し、蓄積された設計情報をもとにAIが開発標準に沿って成果物を生成します。そして、人と品質ガードレールが検証することで、AIによる開発スピードの向上をエンタープライズ品質へとつなげます。 ※仕様・設計情報を設計開発プラットフォームに蓄積し、AIエージェント、人の判断、品質ガードレールを組み合わせることで、エンタープライズ品質へつなげるAI駆動開発モデル ■フューチャーのAI駆動開発の主な特長 仕様・設計情報を起点としたAI活用 画面、帳票、ビジネスロジック、インターフェース、テスト観点などの設計情報を、AIが参照・処理しやすい構造化された開発資産として、当社が開発した「設計開発プラットフォーム」に蓄積します。これにより、AIが曖昧な指示や断片的な文書に依存するのではなく、正しい設計情報をもとに開発・レビュー・テストを支援できる環境を整備します。 長年の標準化資産を活用した再現性の高い開発 標準アーキテクチャ、開発標準、共通部品、品質管理の仕組みを長年にわたり整備してきました。AI駆動開発では、これらの標準化資産をAIエージェントと連携させることで、属人的なプロンプトや指示に依存しにくい再現性の高い開発プロセスを目指します。 人とAIの協調によるエンタープライズ品質の実現 設計情報をもとに目的別のAIエージェントがコード生成、修正、レビュー、テスト支援を行います。生成された成果物は、人が業務判断や例外処理を加え、品質ガードレールを通じて確認します。AIを人の代替としてではなく、人がより高度な判断と品質責任に集中するためのパートナーとして開発プロセスに組み込みます。 品質・セキュリティ・ガバナンスを担保する品質ガードレール AI生成物をそのまま受け入れるのではなく、静的解析、セキュリティチェック、単体テスト、レビュー、アーキテクチャ制約との整合確認などを通じて品質を確認します。また、AIへの指示、参照した設計情報、レビュー指摘、修正履歴などの証跡を残すことで、開発プロセスの透明性とガバナンスを高めます。 既存システム資産の活用 独自のソースコード解析ソリューション「Futurefraqta」はじめとする既存システム解析技術を活用し、現行システムの構造や依存関係を可視化します。これにより、レガシーシステム刷新や基幹システム再構築においても、現行資産を踏まえたAI活用を進めることが可能になります。 当社は、AI駆動開発による生産性向上を単なる工数削減ではなく、より多くのお客様に高品質なDX・基幹システム刷新を提供するための開発体制強化と位置づけています。AIを活用した開発プロセス変革により、同じ人員規模でもより多くの高難度プロジェクトに対応