グローバルITサービスプロバイダーであるFPTは、AI時代に企業の持続的成長と競争力強化を実現する戦略を体系化した、FPT独自のフレームワーク「CASAN」を発表しました。傘下のFPTジャパンホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ド・ヴァン・カック(Do Van Khac))は、発表されたフレームワークを踏まえ、企業のAI活用成熟度を5段階で評価し、段階別に組織全体でスケーラブルかつ成果志向のAI変革を実現するための体系的ソリューションを提供してまいります。 現在、AI技術の急速な進展により、企業の競争力の源泉は大きく変化しています。FPTは、AIを単なる業務効率化ツールではなく、企業価値を創出する中核基盤と位置付け、AIプラットフォーム「FleziPT」のもとAIインフラ、AIモデル、AIサービス、コンサルティングを統合したエンドツーエンドの提供体制を構築しています。また、グローバルで30,000人以上の人材リソースと教育エコシステムを活用し、「ヒトとAIの協働」による生産性向上と事業成長を実現しています。 CASAN:AIネイティブ企業への進化ロードマップ FPTが提唱するCASANは、企業のAI活用を段階的に高度化し、最終的にAIネイティブ企業へと進化させるフレームワークです。CASANでは、企業のAI成熟度を以下の5段階で定義しています。 1 Curious(試行段階) 社員個人が試験的にAIを使い始める段階 2 Augmented(業務適用段階) AIを個人の業務支援に活用し、生産性が向上している段階 3 Standard(標準化段階) AIを業務プロセスに組み込み、データを全社で利活用している段階 4 Automated(自動化段階) AIエージェントを実装し、自律的に業務を代行する段階 5 Native(AI前提の事業運営段階) AIを中核に据えた事業を運営し、新たな価値創出を続ける段階(AI-first経営) このアプローチにより、PoCレベルのAI導入を、本番運用およびビジネス変革へと確実に移行させることを可能にします。また、FPTは「Human-led, AI-first(人が主導するAIを活用)」の考え方のもと、AIを単なる支援ツールではなく、業務を実行する主体へと進化させることで、企業の価値創出の仕組みそのものの変革を支援します。 具体的アプローチと目指す成果 FPTは、CASANフレームワークに基づき、コンサルティング、エンジニアリング、AIファクトリーを統合したアプローチで企業のAI変革をエンドツーエンドで推進しています。AI導入を前提とした業務や組織の在り方そのものを再設計し、AIエージェントによる業務の自動化(Autopilot化)を実現し、開発・運用・改善を一体化したAIソリューションを提供します。 その結果、業務移管・運用フェーズにおいて、先進的な生成AIの上にCASANを適用することで、特定分野の運用コストを約30~50%削減することが可能です。FPTは、AIを業務の実行主体として組み込むことで、継続的なコスト削減とお客様にとって真に成果のあがるサービスの提供を目指します。 ベトナムを中心としたグローバル体制の強み FPTは、ベトナムを中心としたグローバル開発体制を活用することで、コスト競争力とスケーラビリティを両立しています。豊富なAIエンジニア人材の供給力と教育エコシステムを背景に、大規模かつ高度なAIプロジェクトの実行が可能であり、日本企業が直面するIT人材不足の解決にも貢献しています。 今後の展開 FPTは今後、CASANを軸に、企業のAI活用を推進し、AIネイティブ企業への変革を支援していきます。「AI変革とは既存プロセスにAIを追加することではなく、業務の構造そのものを再設計することである」という考えのもと、企業の持続的な成長と競争力強化に貢献してまいります。 関係者のコメント FPTジャパンホールディングス 取締役会長 谷原 徹(Tanihara Toru) [FPTコーポレーショングループ] AIの進化は、単なる技術革新ではなく、企業経営および社会構造そのものの変革をもたらすものです。 特に日本においては、労働人口の減少や人材不足といった構造的な課題に直面する中で、AIをどのように活用し、持続的な成長につなげていくかが問われています。FPTは、AI Labによる先端技術の研究開発と、GCC(Global Capability Center)による実行体制を一体化することで、技術を「研究に留めるのではなく、実際のビジネス成果へと転換する仕組み」を構築してきました。今後は、こうした取り組みを通じて、日本企業が自らのデータとAIを活用し、独自の競争力を確立す