認定NPO法人フローレンス(東京都千代田区、代表理事:赤坂緑)は、物価高騰と夏休みの給食停止が重なる今夏、全国のひとり親家庭200世帯を対象に、計1700kgのお米をはじめとした生活必需品や親子で楽しめるアイテムを詰め合わせた「おやこエール便」の配送を実施いたします。 本プロジェクトは単なる物資の支援にとどまらず、多くの協賛企業からの寄付物品を通じて「社会からの応援の気持ち」を親子に届け、ひとり親家庭の孤立感や罪悪感を和らげることを目的としています。 経済的負担だけではない、夏休みのひとり親家庭が抱える「時間」の課題 多くのこどもたちにとって待ち遠しい夏休み。一方親御さんにとっては、給食がなくなり食費がかさむ時期でもあります。近年の深刻な物価高騰も相まって、ひとり親家庭の家計へ与える影響が一段と懸念されています。フローレンスが支援しているご家庭からも、「いろんな物を我慢して暮らしています」「物価が上がるスピードが速すぎて最低限の生活を維持するのも厳しい」といった声が寄せられています。 またひとり親家庭が抱えているのは、経済的な厳しさだけではありません。「時間の貧困」も深刻な問題です。ひとり親は働く時間が長くなりがちにも関わらず、家事・育児のすべてを一人で担わなければいけません。特に夏休み期間は、こどもの昼食の準備などで普段以上に負担が増える傾向にあります。 実際に弊会がひとり親家庭へ実施した夏休みの過ごし方に関するアンケート(2026年6月実施 回答数1177)では、経済的な厳しさに限らず、多くの親御さんが時間の無さやそれに伴う葛藤を抱えていることがわかりました。 アンケートからわかった、こどもとの時間を十分に取れないことへの「申し訳なさ」 フローレンスの支援を利用するひとり親家庭を対象に、夏休み期間にお子さんと過ごす時間について尋ねたところ、54.6%が「十分だと感じない」「どちらかといえば十分だと感じない」と回答。 またお子さんとの時間が十分に取れていないと感じた人の中で、お子さんに対して申し訳ないと「常に思う」「しばしば思う」「ときどき思う」と回答した人は99.4%に及びました。自由記述では「どんなに疲れていても、自分の体力を削ってこどもと過ごしています」など、限られた時間の中で精一杯こどもと向き合おうとする親御さんの声も多く聞かれましたが、こどもを最優先に思うからこそ、十分に向き合えない現状に対して自身を責めてしまう傾向が示されました。 このように日々の生活を維持するための経済的な苦しさと、「こどもに申し訳ない」という精神的な苦しさが、二重の重圧となって親御さんにのしかかっています。 罪悪感がにじむ親子の時間をどう変えるか お子さんとの時間が十分でないと感じている親御さんが多い一方、生活を維持するためには、お子さんとの物理的な時間を増やすことには限界があります。またお子さんを最優先にするあまり、親御さんが自身のケアを後回しにして心身ともに疲弊してしまうケースを、フローレンスはこれまでのさまざまなひとり親支援を通して見てきました。 だからこそわたしたちは食支援だけでなく、限られた親子の時間を笑顔に変える「時間の質」へのアプローチが必要だと考えました。親御さんが自分を責めるのではなく、親子で「楽しいね」と言い合える環境づくりを目指し、今夏全国のひとり親家庭200世帯に「おやこエール便」の配送を実施します。 「おやこエール便」実施概要 配送品として、まずは経済的な負担を軽減するため、政府備蓄米(計1700kg)など食卓を支えるための食品をお届けします。さらに、限られた親子の時間が豊かなものになるよう、親子で楽しめるおもちゃや、自分を後回しにしがちな親御さんを労るケアアイテムも同封します。 政府備蓄米を除くこれらの物品は、協賛企業がひとり親家庭のために寄付してくださったものです。社会からのあたたかい応援の気持ちを物資に込め、親子が笑顔で過ごせる時間をお届けします。 取り組み期間 2026年7月~8月末 配送対象 フローレンスの「おやこよりそいチャット」、「こども冒険バンク」を利用するひとり親家庭 約200世帯 ※配送家庭の募集は既に終了しています 配送品 ●食品 お米(政府備蓄米)、パスタ、お菓子など ●親子で楽しめるおもちゃ ●親御さんのケアアイテム ■協賛企業一覧 ※五十音順 ■協賛企業からのメッセージ ・株式会社I-ne こどもたちを一番に想い、ご自身のケアを後回しにしがちな保護者の皆様へ、一日の終わりに一息つける、自分を労る時間を届けたいという想いから、ヘアケア商品を贈らせていただきます。こどもの笑顔のためには、まず大人自身が大切にされ、癒やされる瞬間が必要です。髪を洗うほんの数分間だけでも、ほっと肩の力を抜いて自分を