エンジニアプラットフォームを提供するファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田 裕一朗、以下「当社」)は、経営と開発現場をつなぐAI時代の開発資本プラットフォーム「Findy Team+」において、AI時代の開発組織の状態を可視化する新機能「開発資本スコア(α版)」の提供を本日より開始したことを発表します。本機能は、当社が2026年5月に提唱した新概念「AI時代の開発資本」に基づき、AIへの投資が開発組織の真の力として積み上がっているかを、Speed・Quality・Controlの3軸で可視化するものです。これらの共通指標をもとに、経営層と開発現場が同じ根拠に基づき、投資効果や開発組織の状態について議論できるようにすることを目的としています。2026年9月末にはβ版をリリースし、定性面での重要指標の可視化も含め、指標の妥当性と測定精度向上を目指します。 ◆ 背景:経営層と開発現場のギャップを埋める「共通言語」の必要性 昨今、生成AIやAIエージェントの浸透により、仕様策定から実装、レビュー、検証に至るまで、開発の全工程でAI導入が加速し、アウトプット量は大幅に増大しています。 その一方で、経営層と開発現場の双方において、以下のような課題が顕在化しています。 経営上の課題 AIへの継続的な投資を行っているものの、その対価としてのリターンが不明瞭である。組織の実態が不透明なため、AI推進に向けた適切な意思決定が難航する。 現場の課題 プロセス改善に注力しているが、その成果が「組織力」の向上として蓄積されていることを証明しにくい。改善の優先順位が主観に依存しており、経営層へ投資の妥当性を説明する客観的な根拠が不足している。 当社はこれらの課題を解決すべく、2026年5月に開発生産性を企業の競争力に直結する経営資産と再定義する「AI時代の開発資本」策定プロジェクトを始動しました。 本プロジェクトの最初の一歩である「Findy Team+」の新機能「開発資本スコア(α版)」は、Speed・Quality・Controlという3つの観点から組織の状態を定量的に可視化します。経営と現場が同一の指標に基づいた対話と迅速な意思決定を行うための「共通言語」として機能します。 AI時代の開発資本を構成する3つの観点 観点 見るべきこと Speed 速く作り、出し、学べているか。 実装だけでなく、レビュー、CI、デプロイ、結果の観測まで含めた変更と学習のサイクルの速さを捉えます。 Quality 手戻りなく前に進めているか。 作り直しや差し戻し、障害、保守性の低下を抑え、継続的に価値を届けられているかを捉えます。 Control 変更を予測し、制御できるか。 変更の影響範囲、検証、承認、ロールバック、複雑性を組織として扱えているかを捉えます。 ◆ 新機能の概要 α版では、これまで「Findy Team+」で可視化してきた指標(DevOps分析、サイクルタイム分析、プロジェクト投資分析など)を、Speed・Quality・Controlの3軸に分類し、開発組織の現在地をスコアとして俯瞰できるようにします。組織レベルでの可視化に加え、チームごとの詳細な状況も把握することができます。 表示項目 概要 開発資本スコア Speed・Quality・Controlの3軸による現在地をレーダーチャートで可視化。組織の強みと課題を一目で把握できます。 スコア推移グラフ 月次での変化をトラッキング。AI投資や各種改善アクションが、組織の資産として蓄積されているかを定量的に確認可能です。 指標別内訳 3つの指標を以下の視点で深掘り。現場との対話を具体的な課題ベースで開始するための根拠を提供します。 ・Speed ・作る速さ ・出す速さ ・学ぶ速さ ・Quality ・手戻りの少なさ ・本番品質 ・継続的な保守性 ・Control ・構造の制御 ・プロセスの制御 ・複雑性の制御 チームモニタリング一覧 各チームの3軸スコアを横断的に比較。リソースを優先的に投入すべき部門の適切な判断を支援します。 (画像:開発資本スコア(α版)ダッシュボード) 表示項目 概要 チーム別開発資本スコアおよび推移グラフ 各チームの現状とこれまでの変化を可視化。組織内での立ち位置を把握し、どの部分を優先的に改善すべきか適切な判断を下せます。 指標別グラフ 3つの観点ごとに詳細なメトリクスを一覧表示。「レビューの停滞」や「高い手戻り率」といった、開発現場で即座にアクションへ繋げられる具体的な課題を浮き彫りにします。 (画像:チーム別開発資本スコアの可視化画面) ◆ 今後の展開 さらなる精度向上と価値提供を目指し、今後の展開を以下の通り予定しています。 企業連携による検証 実データと運用