AIに使われる存在か、AIを使い倒す存在か 訪問看護に特化したバーティカルAIカンパニーeWeLLの答え 在宅医療の質と生産性の向上をDXで推進する株式会社eWeLL(イーウェル 証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」の新サービスとして、訪問看護師の最大1か月間の訪問予定と移動ルートを自動最適化する「iBow AI訪問予定・ルート」を、2026年7月1日より有償サービスとして正式提供を開始いたします。 本サービスは、当社が2014年のiBow提供開始以来、訪問看護領域で蓄積してきた累計1億件におよぶドメインデータと、2018年からのAI実装のノウハウ蓄積を土台に、訪問看護現場の長年の課題である「訪問予定作成の属人化、工数負荷」を、AIで解決するものです。(※1) ■当社のAI活用スタンス 生成AIが急速に普及するなか、SaaSビジネスにおいて、自社事業の「代替リスク」としてAIとどう向き合うのか。この問いはいま、避けて通れない経営テーマとなっています。 この問いに対する当社のスタンスは明確です。2012年の創業以来、訪問看護という一つのドメインに特化し「バーティカルAIカンパニー」として、AIに使われる側ではなく、AIを使い倒す側として歩み続けてまいりました。 当社が考える「バーティカルAIカンパニー」とは、特定の業界ドメインに深く入り込み、そこでしか得られないデータと現場知見を土台に、自社サービスへAIを組み込み、磨き上げ、収益化し続けられる企業です。訪問看護ドメインに事業を絞り続けてきた当社は、まさにこれそのものです。 また、iBowは2018年からAI機能を実装し、現在まで約8年間にわたり独自進化を重ねてまいりました。2024年4月に提供を開始した独自のAI活用サービス「AI訪問看護計画書・報告書」は、2025年1月から有償化し、売上は伸長を続けています。 こうした取り組みは、資本市場からも次のような形でご注目いただいてきました。 「株探」生成AI関連銘柄 に指定 好業績のAI関連12銘柄(グロース市場) に選定 <SBI証券、2024年11月27日付レポート> 「iBow AI訪問予定・ルート」は、このバーティカルAIカンパニーとしての取り組みの最新形と位置づけられる、有償AIサービスです。 ■当社AIサービスを支える3つの基盤 当社AIサービス 3つの基盤 ① 訪問看護領域に特化した1億件超の高純度ドメインデータ 2014年のiBow提供開始以来、医療の国家資格を持つ訪問看護師が実際に入力した記録、計画、スケジュール、レセプト等のデータを、ドメインに深く入り込み活用可能な形で蓄積してまいりました。これらは汎用AIを用いても他社が再現できない、当社固有のドメインデータです。 ② 医療グレードのセキュリティを担保したAI設計 訪問看護で扱うのは、療養者の心身の状態、処置内容、家族背景など、極めて機微な医療・個人情報です。当社のAIサービスは、これらの重要データの取り扱いを前提に、個人情報を渡さずデータ処理はすべて当社管理下の環境内で完結し、出力結果のみを業務フローに返す設計としています。当然、重要な訪問看護のデータが外部のAIモデル側に蓄積・転用されないオプトアウト(情報利用拒否)もできています。 この医療グレードのセキュリティ設計を可能にしているのが、2018年からiBow上でAI機能を提供してきた約8年間の実装と運用の積み重ねです。訪問看護現場の業務フロー、法令、ガイドラインに沿う形でAIを組み込み続けてきたからこそ、医療業界で安心してお使いいただけるAIサービスとして有償提供し、多くのご支持をいただいています。 ③ 特定ベンダーに依存しないマルチLLM構成 当社のAIサービスは、いずれか一社のLLMに依存せず、GeminiやChatGPTなどの主要LLMを、最適なモデルに切り替えられるマルチLLM構成を採用しています。 この設計により、単一ベンダー依存による事業継続リスクを排除し、生成AIの技術進歩に合わせてより適した新世代モデルに迅速に置き換えられる運用体制を構築しています。 また、訪問看護師の業務シーンに応じて、出力スタイル(簡潔/詳細など)をユーザー自身が選択できる切替機能もiBow上に実装しています。 こうしたデータ資産とAI設計、マルチLLM構成をベースに、看護師の専門的判断を高度に支援するエコシステムを構築し、高精度なAIアウトプットで地域医療の意思決定を支えています。 ■「iBow AI訪問予定・ルート」について 背景:長年の現場課題 訪問看護の訪問予定作成業務は、療養者の状態、出訪頻度、地理的位置、看護師の勤務条件など多くの制約を同時に考慮して組