タイ王国の大手財閥のSaha Group(サハ・グループ)の中核企業で消費財・アパレル等の流通・小売業を担うICC International Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下「ICC」)、株式会社ECOMMIT(本社:鹿児島県薩摩川内市、代表取締役CEO:川野 輝之、以下「ECOMMIT」)、および伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)の3社は、タイ王国を起点としたアジアにおける循環型経済(サーキュラーエコノミー)のビジネスの構築に向けた事業検討に関する覚書を締結しました。 今後は共同で実証実験と事業化調査を開始しその成果を踏まえた上で、ICC、ECOMMIT、伊藤忠タイ会社の3社における合弁会社(JV)の設立も視野に入れた協業を進めてまいります。 ■ 本協業の背景 世界的に資源循環やサーキュラーエコノミーへの移行が進むなか、東南アジアの主要経済国であるタイにおいても、環境負荷の低減と経済成長の両立に向けたサーキュラーエコノミーの構築が求められています。 本協業では、タイ国内に強固な小売ネットワークを持つICC、不要品の回収・選別・再流通を一気通貫担い循環インフラ事業を展開するECOMMIT、グローバルなリサイクルソリューションと貿易ネットワークを有する伊藤忠商事の3社が連携し、タイ国内における衣料品や生活雑貨の回収・リユース・リサイクルの循環スキーム構築を目指します。 各社の強みを掛け合わせることで、資源循環の仕組みを社会実装し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 ■ 具体的な検討内容 実証実験と事業化調査を通じて、以下の3つの事業展開を検討してまいります。 1.資源循環サービス「PASSTO(パスト)」のタイでの展開 ICCがタイ国内で展開する約1,100の直営小売店舗を主要な回収拠点として活用し、一般消費者から不要となった衣料品や生活雑貨を回収する全国規模の回収ネットワークの構築を目指します。ECOMMITが運営する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」を展開することで、生活に身近な場所から不要なものを手放すことで循環に参加するきっかけをつくります。 2.アパレルブランド向けサーキュラーエコノミーの推進 タイ国内のアパレルブランドを対象に、衣料品の回収から選別、リユース(再販)、リサイクルまでを一貫して支援するサービスの提供を検討します。 3.リセール・循環の出口の確立 回収した衣類や雑貨をタイ国内でリユース品として販売するとともに、伊藤忠商事が展開する再生ポリエステル素材「RENU」などを活用したリサイクルを推進します。 また、タイの主要産業である自動車産業向けに再生コットンや未加工繊維を供給するほか、回収品やリユース・リサイクル製品の海外展開も進めます。 これらの取り組みを通じて、多様な循環の出口を構築し、タイにおける資源循環市場の拡大を目指します。 株式会社ECOMMIT 代表取締役CEO 川野 輝之 ECOMMITは、「捨てない社会をかなえる」をビジョンに掲げ、不要品の回収・選別・データ化・再流通(リユース・リサイクル)を担う資源循環インフラを構築してきました。今回、ICC様、伊藤忠商事様とともにタイでの事業検討を開始できることを大変嬉しく思います。タイは東南アジアの主要な経済国であり、サーキュラーエコノミーの発展に大きな可能性を持つ市場です。本協業を通じて、タイ国内での回収・リユース・リサイクルの仕組みづくりに取り組むとともに、日本とタイをつなぐ国際資源循環のモデル構築にも挑戦してまいります。 3社の強みを掛け合わせ、タイにおける循環インフラの実装を進めるとともに、アジア全体で資源が適切に循環する仕組みを構築し、国際資源循環の実現に貢献してまいります。 ■「PASSTO」について 捨てない社会をかなえる「PASSTO(パスト)」〜 あなたの街の循環ステーション 〜 「PASSTO」は、 PASS TOを短縮した造語で、「次の人に渡す、未来へつなぐ」を意味しています。PASSTOは、生活者の身近な場所で資源循環の入口となり、使わなくなった不要品を「回収」し、最適な使い道の「選別」、再活躍させる「リユース・リサイクル」の循環をつくります。PASSTOでお預かりした衣類のリユース・リサイクル率は約98%。単純焼却された場合と比べて、CO2排出量の削減にも貢献しています。 PASSTOは、郵便局やマンション、商業施設など身近な場所に設置された「PASSTO BOX」のほかに、自宅から無料で不要品を手放せる「宅配PASSTO」を提供しています。LINE公式アカウントでは、近くのPASSTO拠点を探したり、宅配PAS