株式会社DUMSCO(所在地:東京都港区、代表取締役CEO:西池成資、以下 当社)は、学校法人聖路加国際大学と共同研究契約を締結し、乳がん薬物療法中または開始予定の患者を対象とした「アプリを用いた乳がん患者外見変化支援プログラム」の開発および実装に関する共同研究を開始いたしました。本研究は乳がん薬物療法中または開始予定の患者を対象としたデジタルを活用したアピアランスケアモデルの開発を目的としており、同大学の主導により、アプリコンテンツの作成、アプリの実装可能性、受容性などを検証します。 本研究の背景 アピアランスケアとは、国立がん研究センターが「がんや治療に伴う外見変化に起因する身体・心理・社会的困難に直面する患者と家族に対し、診断時から包括的アセスメントに基づき多職種で支援する医療者のアプローチ」と定義する取り組みです。外見変化に伴う心理的負担を軽減し、患者の心理的QOLを高めることが期待されています。 聖路加国際病院では、「がん相談支援センター」や、15〜39歳のAYA世代の患者を包括的に支援する「AYAサバイバーシップセンター」を設置し、治療と生活の両面から患者を支える体制を整えてきました。特に乳腺外科では、美容の専門家がメイク、ウィッグアレンジ、頭皮ケア、ネイルケアを指導する「Beauty Ring」プログラムを提供するなど、アピアランスケアに注力してきました。 一方で、治療前・治療中・治療後といった患者の状況に応じ、必要な情報を適切なタイミングで届ける仕組みには課題がありました。本研究では、DUMSCOが運営する1万人以上のユーザーを持つがん患者サポートアプリ「ハカルテ」の技術基盤を活用し、患者の治療段階や状態に応じたアピアランスケア情報を適切なタイミングで提供する新たな支援モデルの構築を目指します。 本研究の目的 本研究の主目的は、乳がん薬物療法中の患者が直面する社会環境の変化に対応し、個々のライフスタイルに寄り添ったデジタル支援を導入することで、新しいアピアランスケアモデルを確立することです。医療従事者によるアプリの実装評価(フェーズ2)を経て、実際の患者を対象とした臨床研究(フェーズ3)を実施し、アプリの使用満足度を主要評価項目、心理的健康度およびQOLへの影響を副次評価項目として検証します。 研究概要 (1)フェーズ1:コンテンツ開発 アピアランスケアに必要な情報・指導内容を整理し、アプリ向けコンテンツを作成します。 (2)フェーズ2:医療従事者による実装評価 聖路加国際病院に常勤し、乳がん患者と関わる医療従事者(看護師10名、医師5名、コメディカルスタッフ5名)が、 •実装可能性(システム安定性、操作習得度、業務フローとの適合性、維持管理コスト) •受容性(使用意向、患者への推奨意向、継続使用意向) を評価します。 (3)フェーズ3:患者対象の実装臨床研究 乳がん薬物療法を受けている、または開始予定の成人患者40名を対象に、 •主要評価項目:アプリ使用満足度 •副次評価項目:心理的健康度、QOL を検証します。 (4)フェーズ4:最終評価・解析・報告 フェーズ3で得られたデータを解析し、最終評価を行います。 研究題目: アプリを用いた乳がん患者外見変化支援プログラム共同開発(フィジビリティ) アプリを用いた乳がん患者外見変化支援プログラム共同開発(実装研究) 研究業務責任者:聖路加国際病院 看護部・看護師 逢阪 美里 医学監修:聖路加国際病院 乳腺外科・医師 吉田敦、皮膚科・医師 善家 由香理 アプリ開発:株式会社DUMSCO 取締役 若林尚文 総研究期間:10か月(開発+実装臨床研究) がん患者サポートアプリ「ハカルテ」について 当社では臨床研究用の「ハカルテリサーチ」の開発知見を活かし、広く一般のがん患者の体調記録にご活用いただくために改修した「ハカルテ」を提供しております。患者目線にたって開発・改善を重ねている点が特徴です。がん患者が自分の状態を知り、より主体的に治療やケアを受けられるようサポートすることで、がん患者の自己効力感を高め、QOL(生活の質)向上に寄与することを目指しており、簡単で詳細な体調記録やHRVの測定などをすることができます。 詳細は下記をご確認ください。 ハカルテWebサイト https://hakarute.com/ ハカルテ公式note https://note.com/hakarute/ SNS(がん患者さんに役立つ情報を発信しています) https://www.instagram.com/hakarute/ https://x.com/hakarute 株式会社DUMSCOについて 「持続可能なパフォーマンスをデザインする」をミッションに、データ分析とテクノロジーで課題を