Dropbox, Inc. (NASDAQ: DBX)の日本法人であるDropbox Japan株式会社(本社:東京都千代田区)は本日、イラストレーター ユウマ氏の事例を公開しました。本事例では、ユウマ氏の創作の背景に加え、関係者との認識合わせを大切にする仕事の進め方や、大容量ファイルの共有を支えるDropboxの役割を紹介します。 ユウマ氏は、コントラストと彩度の高いデジタル映えする作風で多くの支持を集めるイラストレーターです。北海道で開催されたゲーム世界大会「Apex Legends Global Series Year 4」のキービジュアルや、ゲーム会社と東京地下鉄のコラボレーション「TOKYO METRO CUP OVERWATCH 2」のキービジュアル、商業施設「セブンパーク アリオ柏」のキャラクターなどを手がけています。現在は、日本工学院専門学校で非常勤講師も務め、毎年約90人の学生にイラスト制作の技術や心構えを伝えています。 創作の原点と、独立までの道のり 幼い頃からアニメ、漫画、ゲームに親しんできたユウマ氏は、小学生の頃には漫画家に憧れていました。 「当時は家庭用ゲーム機が普及し始めた時期で、ドット絵や簡略化されたキャラクターデザインが多くありました。また、週刊連載漫画も好きで読んでいました。更新頻度の高い作品ならではの、必要な要素だけを描いた、シンプルながら印象に残る表現に自然と親しんでいました」 ユウマ氏は漫画家を志しながらも、親から安定した仕事に就いてほしいという思いと、自分が絵を描ける仕事につきたいという思いが重なり、ゲーム会社に就職しました。その間も、SNSへの作品投稿や、イラストレーターとの交流を続ける中で、少しずつ独立のイメージが明確になっていったといいます。 「人と話すことが好きで、交流会に誘ってもらううちに、イラストレーターの知り合いが増えていきました。会社員だった頃は、1件あたりの仕事の単価や、どのくらい案件を受ければ生活できるのかが見えませんでした。ですが、数年かけていろいろな方に直接話を聞く中で、報酬の水準や働き方が少しずつわかるようになり、独立という選択肢が現実的なものになってきました」 独立後も大切にしているのは、「自分の価値を下げないこと」だとユウマ氏は語ります。価格を下げれば仕事につながりやすい一方で、自身の価値だけでなく、業界全体の基準にも影響を及ぼしかねないという考えは、学生に伝えていることでもあります。 求められる表現の中で磨かれた、自身のスタイル 元のスタイルは漫画だったため、メリハリの効いたイラストを好んでいたユウマ氏。ただ、モノクロ中心で制作していたこともあり、色への意識は現在ほど強くなかったといいます。eスポーツやゲーム業界からの依頼が増えるなかで、デジタル上で強く印象を残す表現が求められるようになり、現在の高コントラスト・高彩度のスタイルがより明確になっていったといいます。 「無理に寄せたというよりも、もともと白黒の強い表現が好きだったので、コントラストの高いイラストには憧れがありました。実際にお客様から、自分のそうした作風を参考として挙げてもらうことがあり、自分が求められている方向性に気づきました。周囲の方々のおかげで、今のスタイルが形になってきたと感じています」 「伝わる」進め方が、よい作品を生む。コラボレーションの流儀 仕事の幅が広がるにつれて、イラストやクリエイティブの制作フローに馴染みのないお客様との仕事をする機会も増えてきました。そうした場面では、専門用語をなるべく使わず、言葉を省略しすぎないことを意識しているといいます。また、修正依頼の認識違いを防ぐため、画像に直接書き込みながら、どこをどう直すのかを明確に共有することも大切にしています。またラフ案の時点でも、丁寧な仕事を心がけているといいます。 「どれだけ丁寧に依頼内容を共有いただいても、実際に絵として形にすると印象が変わることがあります。なので、ラフ案は2〜3案出すようにしています。専門分野が違っていても、微妙な違いは相手にも伝わるものです。カラーバリエーションがあるだけでも、比較しながら議論できます。また、ラフ案の段階でざっくりとしたイラストにせず、しっかり時間をかけることを意識しています。本当に急がば回れはよく言ったもので、清書の段階で修正するよりも、最初の段階で認識を合わせておくほうが、結果的にはスムーズなんです」 制作から共有まで、イラスト制作フローを支えるDropbox こうした創作活動を支えているのがDropboxです。ユウマ氏とDropboxとの出会いは、独立前のゲーム会社勤務時代にさかのぼります。フリーランスとして独立した当初は別のクラウドサービスを使ったものの、知人のデザイナーが