ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤 以下、ウイングアーク)とサイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:北村 裕司 以下、サイバートラスト)は、PDFの発行元を証明するデジタルトラスト「Trustee eシール(トラスティ イーシール)」を共同で開発し、2026年6月30日(火)より提供開始します。 生成AIの浸透を背景に、電子文書に悪意ある指示や目視では確認できない偽情報が仕込まれるなど、改ざんリスクが高まっています。企業の商取引においては、真正性をどのように担保するかが重要な要素となります。 このような背景をうけ、ウイングアークは、PDFドキュメントの存在時刻を証明する「Trustee タイムスタンプ」(※1)に加え、新たにPDFドキュメントの発行元を証明する「Trustee eシール」をサイバートラストと共同開発しました。「Trustee eシール」は、サイバートラストが提供する「iTrust e シール用証明書」(※2)を採用し、帳票基盤である「Trustee」にeシールを付与する機能を拡張しています。 「Trustee eシール」をPDFに付与することで、「どの組織が、いつ発行したものか」を証明できます。受領者は発行元企業や法人番号を確認できるため、発行元企業を100%証明でき電子文書の信頼性を確実にします。 また、「Trustee eシール」契約ユーザーには、「Trustee タイムスタンプ」を無償で提供します。 ・「誰が発行したか(Trustee eシール)」 ・「いつ存在していたか(Trustee タイムスタンプ)」 の2つを組み合わせた証明により、電子文書の真正性を強固に担保できます。 本サービスは2026年3月に合意した AI 時代のデジタルトラスト基盤構築に向けた協業の成果で、企業間取引の完全ペーパーレス化における法的な信頼性と業務効率の両立や、AI 時代に即した高度なデータ活用社会の実現を推進するものです。(※3)標準規格に準拠したPDF、eシール、タイムスタンプは将来的な互換性やベンダーフリーの柔軟性を保ちます。「iTrust eシール用証明書」を発行する電子認証局は、国際的な監査規格であるWebTrust for CAに合格のほか、JIPDECの厳格な基準に基づく審査を実施し、厳格な規程をもって運用されている 「JIPDEC トラステッド・サービス登録(認証局)」を取得しています。「Trustee eシール」は、この厳格な運用基準に基づいて発行される「iTrust eシール用証明書」を採用することで、最高水準の信頼性を担保しています。 ■AIによる改ざんリスクに対応する「Trustee」サービス 項目 Trustee eシール Trustee タイムスタンプ 証明機能 ◎発行元(法人を証明) ◎存在時刻を証明 改ざん検知 ◎ ◎ 電子帳簿保存法対応の証明 - ◎(真実性確保) 証明発行社 電子認証局 時刻認証局 ■「Trustee eシール」機能特長 URL:https://www.wingarc.com/product/trustee/ 機能 詳細 1 電子データ内容の保護 利用者が指定した署名対象のデータの内容は、本サービスへは送信されず、ハッシュ値のみが送信されるため、本サービスは電子データの内容を取り扱いません。 2 鍵の高度なセキュリティ管理 利用者の署名鍵は、FIPS 140-3レベル3以上、又はISO/IEC 15408 EAL4+以上の認定を受けた暗号モジュール(HSM)で安全に生成および管理されます。 3 厳格な認証要求 署名の付与前に、利用者による正当な依頼であることを確認するため、権限を有する利用者およびシステムの認証、ならびに署名鍵使用の認可を厳格に実施します。ログイン認証やアクセス制御等を通じ、組織が定めた権限者が適切な手続きで操作していることを確認します。 署名鍵が利用者以外使えないように技術的に担保する仕組みを取り入れています。 4 証明書の信頼性 電子証明書は、Adobe Approved Trust List(AATL)に登録されている、信頼できる認証局により発行されたものを使用します。これにより、Adobe Acrobatで発行元証明と改ざんの有無を、直観的・視覚的に確認できます。 5 長期署名形式のサポート 署名生成アプリケーションが、本サービスから取得した署名値に加え、署名タイムスタンプと検証情報の埋め込み、およびアーカイブタイムスタンプの付与を行うことで、電子証明書の有効期限経過後も署名の真正性を長期にわたって検証可能とする長期署名形式(PAdES-LTV)の作成が可能となります。 6 可