(東京 3日 中央社) 日本の著名な作家、村上春樹氏の2年ぶりの新作が本日発売され、長編小説で初めて女性を主人公に据えた。同氏は、自身の小説執筆スタイルは人工知能(AI)が生成するコンテンツとは「全く異なる」と述べた。 AFP通信が日本のメディア報道を引用したところによると、村上氏の新作「夏帆 The Tale of KAHO」の発売には、多くのファンが東京の書店に徹夜で列を作り、購入を争った。 共同通信が本日掲載した村上氏のインタビューによると、同氏は「AIはこれまでに起こった全てを考慮し、類推によってコンテンツを生成する...しかし、私の小説執筆のプロセスはこの方法とは全く異なる」と語った。 生成AIの急速な発展に伴い、現在ではAIを用いて小説を創作することも可能になっている。しかし、村上氏は、小説家の役割は「頭の中に閃いた新しいものを作品に持ち込むこと」にあると考えている。 村上氏は「ノルウェイの森」や「海辺のカフカ」などの作品で知られ、現代の不条理や孤独を描くことに長けており、その作品は約50言語に翻訳されている。 新作のヒロインは26歳の絵本作家、夏帆という名前。出版社「新潮社」によると、村上氏の長編小説で女性が単独で主人公となるのは初めてである。 村上氏は以前、文芸誌「新潮」で2024年6月から2026年3月にかけて4回にわたり作品を連載し、その後、加筆・修正を経て今回の新刊としてまとめられた。 村上氏は別のインタビューで「朝日新聞」に対し、「これまでとは違う視点で世界を見ることができると感じている」と語った。 また同氏は、「もちろん、女性が世界をどう見ているかしか想像できない。しかし、『海辺のカフカ』を書いた時、私は15歳の少年の目を通して世界を見ていた。その意味で、小説家は誰にでもなれる」と述べた。 村上氏は、過去には親子関係を描くことをあまり好まなかったが、「小説を書くたびに、自分自身が試したことのないものに挑戦したいという衝動に駆られる」と語った。 同氏は、「今回は、その挑戦がおそらく親子関係だったのだろう」と考えている。(編集担当:楊惟敬)1150703 事実と共に立ちましょう。皆様からのご支援は、報道の自由を守る力となります。 中央社「一手新聞」アプリをダウンロードして、最新情報をリアルタイムで入手。 本サイトのテキスト、画像、およびビデオは、許可なく転載、公開放送、または公開送信および利用することはできません。