学校法人創志学園が設置するクラーク記念国際高等学校(本校:北海道深川市)およびクラークNEXT高等学校(本校:宮城県仙台市)(以下、両校)は、2026年6月19日、警視庁の協力のもと「高校生のためのSNS・闇バイト防犯教室」を実施しました。本講習には、両校に加え、クラーク中等部の生徒が生徒約11,000人が参加。東京キャンパスを会場とした対面形式と、全国のキャンパスをつないだオンライン配信によるハイブリッド形式で実施しました。 全国のキャンパスの様子①全国のキャンパスの様子② ■ 開催の背景 近年、SNSを通じた闇バイト募集や、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による特殊詐欺や強盗事件などが社会問題となっています。特に若年層を狙った犯罪への勧誘は巧妙化しており、高校生が被害者にも加害者にもなり得る状況が生まれています。本校では、生徒一人ひとりが犯罪の危険性を正しく理解し、自ら判断して行動できる力を身につけることが重要であると考えています。今回の講習は、警視庁と連携し、闇バイトやSNS型犯罪について学ぶ機会として実施しました。 ■ 全国約11,000人の生徒が受講 警視庁生活安全部少年育成課の小玉巡査部長を講師に迎え、SNSを利用した闇バイトやトクリュウによる犯罪の実態について解説いただきました。会場となった東京キャンパスには首都圏の生徒が集まり、その他のキャンパスはオンラインで参加。全国約11,000人の生徒が同時に受講しました。 全国をzoomで繋ぎハイブリッド型で参加 ■ 「闇バイトはアルバイトではなく犯罪」 講習では、闇バイトは「アルバイト」ではなく「犯罪」であり、必ず逮捕につながることを強調。SNS上での高額報酬をうたう募集や、知人・友人からの誘いをきっかけに犯罪へ巻き込まれるケースがあること、一度応募してしまうと個人情報を利用した脅迫などによって抜け出せなくなる実態について説明がありました。 また、実際の事例や啓発ドラマを通して、軽い気持ちで応募した行動が、自分自身だけでなく家族や周囲の人々にも大きな影響を及ぼすことを学びました。小玉巡査部長は、「怪しい募集を見かけたときや不安を感じたときは、一人で抱え込まず、家族や学校、警察に相談してほしい」と呼びかけました。 東京キャンパスには首都圏の生徒が集まった ■ 生徒代表「『自分は大丈夫』と思い込まないことが大切」 講習の最後には、生徒を代表して東京キャンパス3年の久野さんがお礼の言葉を述べました。 久野さんは、 「SNSは私たち高校生にとってとても身近な存在ですが、その便利さのすぐそばに犯罪に巻き込まれる危険があることを改めて知りました。『自分は大丈夫』と思い込まず、正しい知識を持つことの大切さを学びました」と感想を語りました。 当日、東京キャンパスには20社を超える報道・メディア関係者の方が取材に訪れました。 久野さんから小玉様にメッセージ ■ 生徒・保護者アンケートより 講習後に実施した生徒のアンケートでは、 SNSをあまり使わないので自分には関係ないと思っていましたが、親しい人から誘われて闇バイトに加担してしまうケースも多いことを知り、誰でも巻き込まれる可能性があることを知りました。『自分は大丈夫』と思い込まず、正しい判断をしていきたいです。 トクリュウや闇バイトについては知っていましたが、『UD』などの犯罪グループが使用する隠語や秘匿性の高いアプリに誘導される手口は初めて知りました。もし今後怪しい話に遭遇したときは、今日の講習を思い出し、一度立ち止まって考えたいと思います。 『家族がどうなってもいいのか』と脅され、犯罪に加担してしまう人の気持ちも理解できました。しかし、そのような状況でも一人で抱え込まず、警察に相談する勇気を持つことが大切だと感じました。 講習後には保護者を対象としたアンケートも実施しました。 子どもは慎重な性格なので安心していましたが、友人からの誘いが犯罪の入り口になることもあると知り、改めて危機感を持ちました。「闇バイトは必ず捕まる重大犯罪」という言葉は、生徒たちにも強く伝わったと思います。家庭でも話し合い、子ども自身が正しい判断ができるようにしていきたいです。 監視をするということではありませんが、子どもの普段と違う様子や変化には気づけるようにしていきたいと思います。また、日頃から会話を大切にし、困ったときに相談できる関係を築いていきたいと感じました。 子どもの様子に気を配りながら、日々声をかけたり、話し合ったりすることで、犯罪に巻き込まれない環境づくりを大切にしていきたいと思います。 ■今後の取り組み 今回の講習を受け、各キャンパスでは事後学習を実施します。また、当日参加できなかった生徒についてもアーカイブ動画を活用して学習を行います