集合写真(場所:カクキュー八丁味噌) 中部国際空港株式会社(所在:愛知県常滑市 代表:籠橋寛典)は愛知「発酵食文化」振興協議会(会長:大村秀章 愛知県知事)の後援を得て、2026年6月22日(月)に外国人シェフらを招いた「発酵食文化視察」を実施しました。本視察は、中部地域で開催される国際スポーツイベントや国際会議に参加する選手・関係者向けの提供メニューに、地域の魅力である発酵食を採用いただき、発酵食文化の理解促進とその魅力の発信を目的とした取り組みです。 視察先は味噌や醤油に加え、2024年にユネスコ無形文化遺産に登録され世界的な注目を集める日本酒など、愛知が誇る発酵調味料の製造現場を選定。各視察先で職人の技や香り、発酵の温度など、現地でしか得られない“生きた発酵”を五感で体感できるようにし、国際イベントで提供されるメニューへの活用を検討していただくことができるような視察内容としました。 《発酵食文化視察 概要》 ・実施日:2026年6月22日(月)10時~17時 ・参加者:国際スポーツイベントなどで訪れる選手や関係者向けの提供メニューを考案するシェフの責任者など8名(参加者国籍:日本・アメリカ・フランス・オーストラリア・ハンガリー・ウズベキスタン) ・視察先: ①味噌:カクキュー八丁味噌(岡崎市) ②発酵食試食:一灯(碧南市) ③醤油:中定商店(武豊町) ④酒:澤田酒造(常滑市) ■視察の様子 Global Hospitality Group Japan株式会社(GHG)のシェフ責任者や関係者8名 参加者は、国際スポーツイベントにおいて選手や関係者の食事をサポートするGlobal Hospitality Group Japan株式会社(GHG)のシェフ責任者や関係者8名。オーストラリア、アメリカ、ハンガリーなど多国籍のメンバーで、世界各地の国際イベントで食事提供を担ってきた実績を持つプロフェッショナルです。 〈視察1:味噌〉 創業1645年「カクキュー八丁味噌(岡崎市)」で伝統的な味噌造りを視察 中部地域を代表する発酵調味料「味噌」の老舗「カクキュー八丁味噌」を最初に訪問。担当者からこの地域の「八丁味噌」は大豆と塩、水のみで造られるため、塩分が多く含まれ、アスリートの食事に適しているなどと説明を受けました。 味噌蔵を見学している様子 参加者は桶の温度や香りを確かめながら木蔵などを観察し、担当者から製造工程や歴史について説明を受け、深い関心を寄せていました。さらに、巨大な木桶に石を積み上げて約3年間かけて発酵・熟成させることを知り、その工程に驚きを示していました。見学中には「どのように積み上げるのか」や「地震が起きた時は大丈夫なのか」といった質問も上がっていました。 視察している様子木桶を確かめている様子 味噌蔵の視察後、参加者は八丁味噌を使った冷たい味噌汁や味噌田楽、さらに八丁味噌パウダーをかけたソフトクリームなどを試食しました。参加者からは「コクがあっておいしい」「味噌汁に八丁味噌を使うと甘い野菜と合いそう」といった感想が寄せられました。 また、「プロテインゼリーにかけても合いそう」「味噌パウダーという発想がとてもおもしろい」「メニューに味噌カツや味噌汁があるので八丁味噌を取り入れてみたい」といった意見もあり、新たな活用方法含め八丁味噌への関心が高まっていました。 八丁味噌の冷たい味噌汁の香りを確かめている様子味噌パウダーをソフトクリームに掛けている様子 〈視察2:発酵食料理〉 日本料理「一灯(碧南市)」で愛知の食材を活かした発酵食料理を試食 集合写真(場所:一灯) 続いて訪れた日本料理店「一灯」では、料理長からの地元食材や発酵調味料の特徴や使用の仕方についての説明に真剣に耳を傾けると共に、積極的に質問をしていました。 また、説明や試食などを通して、国際スポーツ大会で提供予定の「名古屋めし」に発酵調味料をどう組み合わせるかについても議論が行われ、現地の料理人との貴重な意見交換の場となりました。 料理長が地元食材や発酵調味料の特徴、使用の仕方について説明する様子試食しながらメニューを検討する様子 参加者からは、今回訪れる多くの選手がアジア出身であり、アスリートはシンプルな料理でたんぱく質をしっかり摂りたいという傾向があることから、提供メニューの一つである味噌カツや手羽先などに名古屋ならではの味を上手く取り入れ、「愛知=発酵食文化」であることを知ってもらう良い機会にしたいという声が上がっていました。それと同時に、提供メニューに発酵調味料を上手く取り入れ、日本の伝統文化も伝えたいという意見が寄せられていました。 地元の発酵調味料を使ったこだわりメニューメニューに使用された発酵調味料 〈視察3 : 醤油〉 創業1879年「中定商店