各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが作成 株式会社エフペリが運営する企業分析プラットフォーム「Career Reveal(キャリア・リビール)」は、Career Reveal登録企業3,802社を対象に、2025年期の人的資本KPI(女性管理職比率、男性育休取得率、男女賃金差)の開示状況と3年間の推移を調査・分析しました。 分析の結果、同一企業における3年推移において、男性育休取得率は2年間で+27.2pt(中央値75.0%)と大幅に改善した一方、女性管理職比率は+1.5pt、男女賃金差は+1.4ptと小幅な改善に留まり、制度利用の進展と組織構造の変化に大きな進捗差があることが浮き彫りとなりました。 また、売上1兆円以上の大企業では90.7%が3項目すべてを開示しているのに対し、100億円未満の企業では31.0%に留まるなど、企業規模による「開示格差」も鮮明になっています。 ■調査概要 項目 内容 調査対象 Career Reveal登録企業3,802社 分析対象 2025年期の人的資本KPI 主な分析指標 女性管理職比率、男性育休取得率、男女賃金差 比較期間 2023年期〜2025年期 出典 各企業の有価証券報告書 集計方法 同一企業・同一年度・同一KPIは企業単位で重複除外 年度の定義 各社の2025年期データを対象。決算期の違いにより、対象期間は企業ごとに異なる場合があります。 ■調査結果サマリー ・2025年期に人的資本開示3項目のいずれかを確認できた企業は3,134社(登録3,802社比82.4%)、3項目すべてを確認できた企業は2,446社(同64.3%)。 ・2025年期の女性管理職比率の中央値は8.6%(平均値12.6%)。開示企業数は2,973社で登録比78.2%。 ・2025年期の男性育休取得率の中央値は71.4%(平均値68.5%)。開示企業数は2,699社で登録比71.0%。 ・2025年期の男女賃金差の中央値は69.5%(平均値68.6%)。開示企業数は2,770社で登録比72.9%。 ・2023→2025年期の3年推移では、男性育休取得率が+27.2ptと大幅改善。一方、女性管理職比率は+1.5pt、男女賃金差は+1.4ptと改善は小幅にとどまった。 ■2025年期の開示状況 各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが作成 各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが集計 指標 開示企業数 登録3,802社比 中央値 平均値 女性管理職比率 2,973社 78.2% 8.6% 12.6% 男性育休取得率 2,699社 71.0% 71.4% 68.5% 男女賃金差 2,770社 72.9% 69.5% 68.6% 3項目のいずれか 3,134社 82.4% — — 3項目すべて 2,446社 64.3% — — ※男女賃金差は「女性の賃金の男性に対する割合」を示しており、100%に近いほど男女間の賃金差が小さいことを意味します。 ■2023〜2025年期の3年推移 各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが作成 同一企業で3年分を確認できる企業に絞った中央値。各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが集計 指標 対象企業数 2023年期 中央値 2024年期 中央値 2025年期 中央値 2023→2025 変化 女性管理職比率 2,383社 6.8% 7.4% 8.3% +1.5pt 男性育休取得率 1,936社 47.8% 61.5% 75.0% +27.2pt 男女賃金差 2,259社 68.3% 68.8% 69.7% +1.4pt 男性育休取得率は2年間で中央値が47.8%から75.0%へと大きく改善しており、開示企業において男性の育児休業取得が広がっている傾向が見られます。一方、女性管理職比率と男女賃金差の改善は小幅であり、制度利用の進展と、登用・配置・賃金構造の変化には進捗差が見られます。 ■売上規模別の開示状況(2025年期) 各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが作成 各企業の有価証券報告書をもとにCareer Revealが集計 売上規模 対象企業数 3項目いずれか開示 3項目すべて開示 女性管理職 中央値 男性育休 中央値 男女賃金差 中央値 100億円未満 1,043社 55.1% 31.0% 14.8% 71.4% 72.3% 100〜300億円未満 832社 87.1% 65.6% 10.0% 66.7% 70.5% 300〜1,000億円未満 882社 95.4% 79.7% 7.3% 70.0% 68.6% 1,000〜3,000億円未満 494社 99.2% 86