株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)が本日6月23日に発売する『週刊文春WOMAN』2026夏号の特集テーマは「中年の危機! 人生は、惑ってからが面白い。」です。 おばさん、中年……なぜか否定的に使われてきたこれらの言葉。若さもなければ、老人の達観も備わっていない世代は、どこか肩身の狭い存在ではなかったでしょうか。でもいまや人生100年時代。寿命が延びつづける時代にあって、人生の長きを占めるようになった「中年時代」にスポットライトが当たりはじめています。キャリアの行き詰まり、夫婦関係の変化、老いへの不安……そうした惑いを乗り越えた先に見えるのは? 約60ページにわたって考える大特集です。 『週刊文春WOMAN』2026夏号表紙(表紙画:香取慎吾「Midlife Crisis」) ▪︎ 香取慎吾さん「ミッドライフ・クライシスという言葉を初めて知った」 表紙を飾るのは、香取慎吾さんによる通算30作目の表紙画「Midlife Crisis(ミッドライフ・クライシス)」。今号の特集テーマについて「僕の周りの友達でも、思い当たることがある」と感じた香取さんは、4~5月に出演したミュージカル『新宿発8時15分』の共演者シルビア・グラブさんの歌を聴きながら、絵のイメージが思い浮かんだと言います。 『週刊文春WOMAN』の表紙画を通算30作描いてきた香取慎吾さん(撮影:中村力也) 「ミッドライフ・クライシスやミドルエイジ・クライシスという言葉を、僕は今回初めて知って。人生の折り返し地点に来た人たちが『僕の人生、私の人生は何だったんだろう』『これから先、どうやって生きていこう』と悩み、それが次の段階に進む突破口にもなる。僕の周りの友達でも思い当たることがありましたし、あの舞台は今号のテーマとも繋がると思ったんです」(香取さん) その流れで香取さんが語り始めたのは、「自分はすごく不器用な人間なんじゃないか」と最近気がついたという話。芸能界に入ったばかりの中高生の頃、〝素〟の香取慎吾のままで時代劇の現場に入って大失敗した経験から、すべての共演者に敬語で接し、切り替えが上手そうな顔をしてきたのだが、この春『新宿発8時15分』の現場で自分の不器用さに直面して……。さらに、ミッドライフ・クライシスに直面する地元の友人たちとのエピソードも明かされます。 ▪︎ 阿川佐和子さんが振り返るキャリアの惑い、更年期、親の介護 「中年の危機!」特集の巻頭インタビューは、阿川佐和子さんの「ミドルエイジからの〝年とる力〟 『自分が何者なのか、ずっと分からなかった』」です。72歳の現在もエッセイスト、作家、司会者として第一線で活躍する阿川さんですが、実は社会に出て働き始めたのは30代に入る直前、40代でも仕事に自信が持てなかったと言います。そんな阿川さんがどのようにキャリアの惑い、更年期、親の介護を乗り越えたのか、希望溢れるインタビューです。 阿川佐和子さん ©文藝春秋 「20代の終わりにテレビの仕事を始めた頃は、早く仕事をやめたいとばかり考えていました。アナウンスの技術があるわけでも、ジャーナリズムに関心があるわけでもない。今の自分は仮の姿で、いつか専業主婦になるんだ、そこが最終目的地なんだと、半分腰の浮いた状態で過ごしていた。自分が何者なのか分からず、その都度来る仕事を引き受けていたら、40代半ばから楽しくなってきて、この仕事が性に合っていると思えるようになりました。〝続ける〟ということだけで〝力〟なのだと、今になって感じています」(阿川さん) ほかにも、「上沼恵美子(71)が語る中年の夫婦の危機 それは夫の定年で始まった…」、「東畑開人×酒井順子〝人生の午後〟を生きのびる」、「永作博美〝人生後半のお母さん〟がドラマヒロインになる時代に」、「中年になった『就職氷河期世代』 バブル崩壊、長期不況、女性活躍の狭間で…」など、様々な角度から「中年の危機」に迫っています。 ▪︎ 佐藤愛子さんの〝終活ノート〟を娘と孫が明かす 4月29日、102歳で亡くなられた作家・佐藤愛子さんの娘・杉山響子さん、孫・杉山桃子さんには、ロングインタビュー「出棺はロッド・スチュワート、葬儀は家で密葬、斎場は絶対だめ。娘と孫が明かす、102歳の作家・佐藤愛子の最期『終活ノートが準備されていて…』」でお話を伺いました。 響子 葬儀を近所の方々にも知られたくないということだったので、参列者には「いらっしゃる時は、明るいコートを上に着てきてください」とお願いしたりもしました。 桃子 結果的には、連休で留守にされている家が多くて助かりました。 響子 騒がれたくなかったんです。30年以上前ですが、漫画家の長谷川町子さんの死が1ヶ月後に公表された時、「羨ましい。ああいうのがいいね」と親しかった