国立科学博物館(館長:真鍋 真)は、令和5年に実施したクラウドファンディングを通じて、多くの方々から標本・資料を未来へ引き継ぐためのご支援をいただきました。このたび、そのご支援をもとに、博物館の役割と標本・資料の重要性を伝え、その想いを広く共有するため、巡回展「未来へつなぐ博物館」を開発しました。博物館では何をどのように「集め、残し、調べ、伝えて」いるのか、そこにどのような人びとが関わっているのかを、国立科学博物館と開催館の標本・資料や活動と合わせながら紹介する展覧会です。 ●パネル、貸出什器、貸出標本の例 イラスト:巡回展キット パネルイメージイラスト:体験型(ハンズオン)什器写真:カルカロドントサウルス頭骨レプリカ(貸出標本) 所蔵:国立科学博物館 ●本巡回展の特徴 標本・資料が選択可能 動物・植物・地学・人類・理工分野から展示内容を選べるため、展示環境や開催館の特性に合わせた展示構成が可能。 多様な施設で開催可能 コンパクトな什器を使用しているため、大型エレベーターなどの特別な設備を必要とせず、さまざまな会場に対応。 開催館の展示物を追加 開催館の所蔵標本・資料と組み合わせることで、地域性を活かした展示に加え、館の活動や魅力の発信にもつながる。 特別展示「国立科学博物館巡回展『未来へつなぐ博物館』」開催概要のお知らせ 初の巡回先として、2026(令和8)年7月18日(土)から11月8日(日)までの期間、横須賀市自然・人文博物館(神奈川県横須賀市深田台95番地)にて下記のとおり特別展示「国立科学博物館巡回展『未来へつなぐ博物館』」を開催いたします。 横須賀市自然・人文博物館での開催概要 【名 称】 特別展示「国立科学博物館巡回展『未来へつなぐ博物館』」 【開催場所】 横須賀市自然・人文博物館(神奈川県横須賀市深田台95番地) 3階特別展示室及びギャラリー 【会 期】 2026(令和8)年7月18日(土)〜11月8日(日) 【開館時間】 9時〜17時 【休 館 日】 月曜日(祝日等の場合は翌平日) 【入 館 料】 無 料 【主 催】 横須賀市自然・人文博物館/国立科学博物館 【協 力】 学習院中・高等科 【展示概要】 別添の本展チラシ参照 【企画編集・デザイン】 株式会社博展 巡回展監修者紹介 ●国立科学博物館 動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究主幹 神保 宇嗣 (じんぼ うつぎ) チョウやガの仲間、とくに小型のガの仲間を中心とした分類学的な研究を、系統学や生物地理学などと連携させながらおこなっています。 また、種名データベースをはじめ、多様性に関する情報の発信や共有に関して、情報基盤の構築から保全での活用まで幅広く取り組んでいます。 ●国立科学博物館 植物研究部 陸上植物研究グループ 研究主幹 海老原 淳 (えびはら あつし) シダ植物の分類学的・系統学的研究を、分子系統学的手法や倍数性解析等を活用して進めており、特にコケシノブ科に関しては地球規模の植物誌完成に向けて各地で野外調査を行っています。 また、シダ植物の複雑な種分化様式を解明するため、配偶体の性質に着目した研究を行っています。 開催館学芸員紹介 ●横須賀市自然・人文博物館 学芸員(昆虫・陸上無脊椎担当) 内舩 俊樹 (うちふね としき) “身近な昆虫”を軸に博物館がフィールドとする三浦半島と他の地域とを比較するかたわら、地域の中で博物館が存在感を高めるための連携活動にも取り組んでいます。 ●横須賀市自然・人文博物館 学芸員(地球科学担当) 柴田 健一郎(しばた けんいちろう) 地層の観察から、過去の環境を復元する研究をしています。三浦半島のほか、福島県、岩手県、米国ユタ州などの地層を調査してきました。地層を題材に来館者の探究的な学びを促す展示法についても研究しています。 ●横須賀市自然・人文博物館 学芸員(植物担当) 山本 薫(やまもと かおる) シダ植物の生殖様式や倍数性に着目した分類学的研究を行っています。また、地域の方々と植物相調査を進めながら、「三浦半島の植物の多様性の起源を探る」という研究テーマに取り組んでいます。 ●横須賀市自然・人文博物館 学芸員(海洋生物学担当) 中島 広喜(なかじま ひろき) 琉球大学大学院にてシャコ類の分類学的研究で学位を取得後、2025年より学芸員として働いています。シャコ類などの甲殻類やその共生生物の新種を発見するなど、海洋生物の種多様性解明に取り組んでいます。 ビジュアル チラシ表面(横須賀市自然・人文博物館開催) ビジュアル チラシ裏面(横須賀市自然・人文博物館開催)