「これってうちの会社だけ?」「他社は何か工夫してる?」 他社の状況を知れば、自社の改善ポイントが見えてくる。 このコーナーでは、『職場の居心地』に関連する身近なテーマでウェブ調査を行い、 その結果をレポートしていきます。 今回のテーマは…… 【対面ミーティングで「物足りなさ」を感じたことがある人 65.4%】 コロナ禍を経た今の対面ミーティングの実態について考えます。 リモートワークが定着し、働き方の選択肢が広がった今、 多くのオフィスでは対面で集まる機会が重要視されるようになってきました。 しかし、こんな経験はありませんか。 「せっかく集まったのに、議論が盛り上がらない」 「会議が終わっても、一緒に考えた感じがしない」 対面で集まれば自然とコミュニケーションが活性化する、 そのように考えられがちですが、実際はそう単純ではないようです。 今回は、オフィス勤務者500名を対象に、対面でのミーティングの実態について調査しました。 ◆記事ページはこちら(プラスファニチャーカンパニー公式ウェブサイト) https://kagu.plus.co.jp/4090/ 【調査結果サマリー】 ■ 対面ミーティングでは、約65%が何らかの「物足りなさ」を経験しており、集まるだけでは十分なコミュニケーションにつながっていない実態がうかがえた。 ■ 物足りなさの要因としては、「目的の不明瞭さ」といった運営面の課題が上位となった一方、「発言しにくい雰囲気」「モニターが見づらい席配置」「顔を見づらい位置関係」など、空間づくりで改善できる要因も半数以上に上った。 ■ 同じメンバーで集まっても、囲われ感・座席の向き・相手との距離感など、会議室のレイアウト次第で話しやすさは大きく変わる。対面ミーティングの質を高めるためには、運営面の工夫に加え、空間そのものを見直す視点も重要といえそうである。 [アンケート実施情報] 方法:インターネット調査 回収日: 2025年7月15日 対象:全国の20〜65歳の就業者のうち、デスクワークを伴う業務に従事し、 30人以上規模の企業に勤務するビジネスワーカー サンプル数:500人 Q1. 対面ミーティングで何が起きている? 最初に、対面ミーティングに参加していて感じたことを聞いたところ、「他の参加者が別の仕事をしている気がする」「自分の話に耳を傾けているか不安になる」「Webミーティングと変わらないと感じる」などの回答が見られました。 また、「特に感じたことはない」と回答した人は34.6%にとどまり、約65%が何らかの「物足りなさ」を経験していることが分かりました。 同じ空間に集まっていても、相手の反応が見えにくかったり、一緒に議論している実感が得られなかったりすると、対面で集まる意味そのものが薄れてしまいます。 場所は対面に戻っても、コミュニケーションの質まで自然に戻るわけではない。 では、その「物足りなさ」はどこから生まれているのでしょうか。 次に、Q2で何らかの「物足りなさ」を感じた人に、その要因を聞きました。 Q2. なぜ会議で「物足りなさ」を感じるのか? では何が原因なのか。Q2で「物足りなさ」を感じたことがある人に要因を聞いたところ、影響が大きかったのは「アジェンダや目的が不明瞭」(67%)、「形式的で発言しにくい雰囲気」(66%)の2つ。 また、「モニターが見づらい席配置」(57%)や「顔を見づらい位置関係」(58%)といった、空間づくりで改善できる要因も半数以上に上っています。 「アジェンダや目的が不明瞭」といったミーティングの運営面の課題はもちろん、発言しにくい雰囲気や、モニターの見えづらさ・顔を見づらい位置関係といった空間に起因する要因も、対面ミーティングの質に影響を与えていることがうかがえます。フォーマルな会議室だけでなく、用途に応じて席配置を調整しやすいレイアウトを取り入れることも、ミーティングの質を高めるひとつの手がかりになりそうです。 近年、ソファやスツールを使ったカジュアルに話せるスペースを設けるオフィスが広がりつつあります。新しい形のミーティングレイアウトが増える中、自社のオフィスの「場所の選択肢」を改めて見直してみてはいかがでしょうか。 まとめ 対面でのコミュニケーションは、「誰と話すか」だけでなく、「どんな空間で話すか」にも大きく左右されます。以前の調査(第16回)では、約4割が「打合せスペースの居心地が悪くて話しづらい」と感じた経験があると回答。「周囲に聞かれたくない」「圧迫感がある」といった声も多く、同じ内容の打合せでも、囲われ感・座席の向き・相手との距離感によって、話しやすさが大きく変わることがわかっています。 今回の調査では、対面ミーティングでの「物足りなさ」の要因として、「アジェン