株式会社ベルテクノスが運営する法人向けオフィス機器サービス「OFFICE110」は、2025年3月3日〜2026年2月28日に寄せられたビジネスフォン関連の匿名化済み問い合わせデータを分析し、ビジネスフォン導入前の相談傾向をまとめました。 その結果、「何台必要か」に関する相談が257件確認され、構成比は48.1%となりました。 中小企業のビジネスフォン選びでは、電話機の機能や価格比較よりも先に、「自社には何台必要か」「どこに置くべきか」「回線や配線は対応できるか」という現場条件の整理が課題になっていることが分かりました。 人手不足が進む中、電話対応の設計ミスはそのまま現場負担につながります。 特に、代表番号、FAX、光電話、主装置、スマホ連携、保守対応が絡むビジネスフォンでは、台数設計を誤ると工事費や運用負担に影響する可能性があります。 詳細な調査結果(グラフ付き)は、OFFICE110公式サイトで公開しました。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジネスフォン関連の直近問い合わせでは、「何台必要か」に関する相談が257件、構成比48.1%で確認された。 相談内容は機種比較だけでなく、配線、工事、光電話、FAX、主装置、スマホ連携、保守まで広がっていた。 中小企業担当者は、電話機の性能比較より先に、設置場所・同時通話数・将来増設を整理する必要がある。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◾️ ビジネスフォン相談の48.1%が「何台必要か」に関連 OFFICE110に寄せられた直近のビジネスフォン関連問い合わせを分析したところ、「何台必要か」に関する相談が257件確認されました。構成比は48.1%です。 これは、ビジネスフォン選びにおいて、電話機のメーカーや価格よりも前に、必要台数の見極めが大きな課題になっていることを示しています。 ビジネスフォン選びは、機種比較より台数設計から始まっている。 ◾️ 関連相談では「料金・見積」「比較検討」「回線・ひかり電話」も上位に 「何台必要か」という相談は、単独で発生しているわけではありません。 同時に、料金・見積、比較検討、回線・ひかり電話、工事・設定、老朽化・買い替えなどのテーマも多く確認されています。 関連テーマ 確認件数 読み取れる課題 料金・見積 143件 台数が決まらないと見積が固まりにくい 比較検討 136件 機種比較の前に構成が定まっていない 回線・ひかり電話 100件 電話機台数と同時通話数・番号数が関係する 工事・設定 72件 配線や設置場所によって費用が変わる 老朽化・買い替え 69件 故障や保守不安をきっかけに台数見直しが起きる ビジネスフォンは、電話機本体だけで完結する設備ではありません。 主装置、内線設定、外線・光電話、FAX、配線、番号維持、保守契約などが関係するため、台数を決める段階で現場条件を確認する必要があります。 ◾️「社員数分あればよい」とは限らない ビジネスフォンの必要台数は、社員数だけでは判断できません。 たとえば、同じ5名の会社でも、全員が同じ事務所内で働く場合と、受付、倉庫、店舗、外出担当に分かれる場合では、必要な電話機の台数が変わります。 また、FAXを残すか、代表番号を複数人で受けるか、スマホ連携を使うかによっても構成は異なります。 主な確認項目は以下の通りです。 確認項目 判断内容 電話を受ける場所 受付、事務所、倉庫、店舗、別フロアなど 同時通話数 何本まで同時に外線を使うか FAXの有無 電話番号とFAX番号を分けるか 光電話・回線 既存回線を使うか、新規契約するか 主装置の容量 将来の増設に対応できるか 配線条件 既存配線を使えるか、新設が必要か スマホ連携 外出者・在宅勤務者を含めるか 保守対応 故障時の修理・代替機対応が可能か 必要台数は、社員数ではなく業務導線で決まる。 ◾️ 長期相談記録でも、台数・設置場所・増設余地の相談が継続 今回の調査では、直近問い合わせデータを主な集計対象とし、長期に蓄積された相談記録も背景情報として確認しました。 長期相談記録でも、以下のような相談が繰り返し確認されています。 「最初は少ない台数で始めたいが、将来増やせる構成にしたい」 「新事務所で2〜3台から始めたいが、受付やFAXの扱いも確認したい」 「移転先で電話台数、受付電話、配線の位置を確認してから見積を進めたい」 「中古でもよいが、故障時や増設時に困らないか確認したい」 これらの相談から、ビジネスフォン導入では「本体価格」だけでなく、「必要な場所に電話を置けるか」「後から増やせるか」「番号やFAXを維持できるか」が重要な判断材料になっていることが分かります。 ◾️ 価格だけで判断すると、工事費や保守条件で想定外が起きる可能性