アバントグループで、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)推進事業を展開する株式会社ジール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:沼田 善之、以下「ジール」)は、清水建設株式会社(以下「清水建設」)の大規模データを高速処理する高度なクラウドデータ基盤の構築を伴走支援しました。加えて、本導入事例を公開したことをお知らせします。 清水建設における導入事例詳細 https://www.zdh.co.jp/customer/shimz-snowflake-trocco/ ▼ジールにした決め手 ・データ仮想化基盤の構築支援を通じ、将来像を理解した上で最適なソリューションを提案する伴走体制を評価 ・ソリューションに対する高度な知識に加え、メーカーとの密連携による手厚いサポートの提供 ▼効果・実績 ・リアルタイムな仮想統合と、大規模データを高速処理する物理統合を両立した高度なデータ活用基盤を実現 ・15分でタイムアウトしていた処理が完遂可能に。データの分割や絞り込みをせず、そのまま処理できる環境を実現 ・現場の動線分析や建機稼働の最適化など、現場部門による新たなデータ活用が拡大 【背景と課題】 データ仮想化に続いてクラウド型DWHを導入し全社的なデータ利活用を加速 2030年のあるべき姿として「スマートイノベーションカンパニー」を掲げ、伝統的な建築技術と最先端のテクノロジーを高度に融合させることで、持続可能な社会の実現を目指す清水建設。同社では「ものづくりをデジタルで」「デジタルな空間・サービスを提供」「事業の深化と創出を支えるデジタル」の3つを柱とする中期DX戦略のもと、デジタルを活用した新しい価値創出に取り組んでいます。 デジタル化の重要施策の1つが、「データドリブン経営」の推進で、2022年にはジールの支援のもと、データ仮想化ソリューションを導入し、ユーザー自らがデータを取得しBIツールで分析できる環境を構築しました。 データ活用が着実に進む中、オンプレミス環境で稼働するDenodoによるデータ仮想化基盤では、リアルタイムな情報取得に長けている一方で、新たな要件として、大容量データの迅速な処理や、外部クラウドサービスとの連携など、既存環境だけではカバーしきれない領域を補完する仕組みの必要性が高まっていました。また、数千万件規模のデータを扱う中で、より高速かつ安定した処理を求める場面が増加していました。 さらに、今後はAWSへのクラウドシフトの推進を検討する中で、クラウド上のシステムから社内マスターデータへの参照が、既存のデータ仮想化基盤ではネットワーク疎通が困難な側面があり、クラウド側にDWHを配置する構成が望ましいと考えていました。 【採用のポイント】 ジールの伴走支援のもと「Snowflake」と「TROCCO」を導入しクラウドネイティブなデータ活用基盤を構築 それらの要件を満たすため、同社は既存のデータ仮想化基盤と併存する仕組みとして、クラウド型DWHの導入を決定しました。 ジールは、同社でのデータ仮想化基盤構築の支援実績に加え、将来を見据えた提案力・サポート体制が評価され、伴走支援パートナーとして選定されました。 クラウド型DWHには、大規模な構造化データ処理に強く、SQLベースで運用しやすい点が評価された、AIデータクラウド「Snowflake」が採用されました。 併せてSnowflakeと各種データソースとの連携ツールとして、primeNumber社が提供する国産クラウドETLサービス「TROCCO」が導入されました。直感的なUIで内製化推進に適している点や他ツールとの比較でも、大容量データの処理性能が優れていたことなどが選定の決め手となりました。また、オンプレミスやプライベートネットワーク環境との連携を可能とするTROCCOの新機能「Self-Hosted Runner」も導入されました。 【導入効果と今後の展望】 仮想統合と物理統合を融合したハイブリッド環境を構築し、現場主導のデータ活用をさらに促進 SnowflakeとTROCCOの導入以後、現在の同社のデータ基盤は、従来のオンプレミスのデータ仮想化基盤と物理環境、そしてクラウドが融合した高度なハイブリッド環境へと進化しています。 今回のデータ基盤の強化、拡充により、現場部門における新たなデータ活用の取り組みが拡大しているといいます。建設現場の人流データなど、従来のデータ仮想化基盤では処理が困難だった大容量データも、Snowflake導入によって精密な分析を優れたパフォーマンスで行うことが可能となりました。これにより、分割や絞り込みの手間が減り、生データをそのまま活用できるようになったといいます。さらに、社内ニーズが高まり、データの民主化が着実に加速していると