メンバー同士の息がピッタリと合った極上のアンサンブルや、曲に懸ける想いを親しみやすく語るトークに、毎年好評をいただいている水戸芸術館専属楽団「カルテット AT 水戸」。第4回を迎える今年は、20世紀音楽への重要な橋渡し役を果たしたドビュッシーの弦楽四重奏曲、今年没後30年を迎える武満徹による〈ア・ウェイ・ア・ローン〉、そして、ベートーヴェン中期の“傑作の森”の一角を成す〈ラズモフスキー 第3番〉を演奏します。 「皆様との『信頼感』を大切に、よりよい演奏を届けたい」「音楽を通じて一緒に旅をして、頂点に達する感覚を味わいたい」と語るカルテット AT 水戸。ドビュッシー作品のほのめかす革新性、武満作品に渦巻く静的な浮遊感、ベートーヴェン作品からあふれる筋肉質な推進力を、今回はどのような演奏で私たちに届けてくれるでしょうか。どうぞご期待ください! 日 時 2026年7月18日(土) 13:30開場 14:00開演 開 場 水戸芸術館 コンサートホールATM 料 金 全席指定 一般 4,500円 U-25(25歳以下)1,500円 ※未就学児入場不可 【U-25チケットについて】 ・25歳以下の方が対象のお得なチケットです(未就学児不可)。 ・ご購入いただきましたご本人様のみご利用可能です。 ・ご入場の際には、年齢を証明するものが必要となります。 ・取り扱いは水戸芸術館のみとなります。 出 演 カルテット AT(アット) 水戸 川崎洋介(ヴァイオリン)、西野ゆか(ヴァイオリン)、柳瀬省太(ヴィオラ)、辻本玲(チェロ) 【曲目】ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 武満 徹:ア・ウェイ・ア・ローン ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調 作品59の3〈ラズモフスキー 第3番〉 「カルテット AT(アット) 水戸」とは? 水戸芸術館(公益財団法人水戸市芸術振興財団)には3つの専属楽団があります。「水戸室内管弦楽団」、「新ダヴィッド同盟」、そして2023年から始動した「カルテット AT(アット) 水戸」です。 小澤征爾氏が絶大な信頼を寄せ、水戸室内管弦楽団やオタワ・ナショナル・アーツセンター管弦楽団でコンサートマスターを務める川崎洋介氏を中心に、国内外で活躍する西野ゆか、柳瀬省太、 辻本玲の各氏が集ったこの弦楽四重奏団は、時代を越えて愛される弦楽四重奏の名作の魅力を広く伝えると同時に、まだ知られていない優れた作品を紹介することを活動の柱としています。 水戸市内での福祉施設等へのアウトリーチや水戸ジュニアオーケストラへの指導など、地域に根差した交流を通して様々な人々に弦楽四重奏の愉しみを伝える活動を行っています。 過去の演奏会のご紹介 第1回演奏会 第1回演奏会の幕開けには、モーツァルト円熟期の〈プロシャ王 第1番〉を演奏。日本にルーツを持つアメリカ生まれの音楽家ポール・ウィアンコが2020年に発表した意欲作〈弁慶の立ち往生〉では、武蔵坊弁慶が五条大橋で牛若丸と出会い、後に衣川の戦いで身を挺して彼を守るというエピソードを、弦楽器の様々な奏法を駆使してエキサイティ ングに描写しました。後半は、シューベルトが病魔に侵されながらも筆を走らせ、弦楽四重奏のレパートリーで燦然と輝く名作となった〈死と乙女〉の演奏で締めくくり、大喝采を浴びました。 第2回演奏会 第2回演奏会では、旧ソ連の作曲家ショスタコーヴィチが亡き妻に捧げた〈弦楽四重奏曲 第7番〉、「浮遊する、液体のような」サウンドを意図して藤倉大が2020年に完成させた〈アクエリアス〉を披露。続けて、聴く者をモダンでスリリングな音世界へアフリカ系アメリカ人ヘイルストークの 変奏曲と、チェコのドヴォルザークによる〈アメリカ〉(どちらも黒人霊歌を軸としたもの)を演奏しました。前者は黒人霊歌を自身のルーツとして、後者はアメリカ滞在中に影響を受けた文化として取り入れ、見事な弦楽四重奏曲へと昇華させた作品で、「カルテット AT 水戸」はそれぞれの音楽性を見事に描き出しました。 緻密なアンサブルに裏打ちされた表現力豊かな演奏はもちろんのこと、メンバーによる親しみやすいトークもたいへん好評をいただきました。 第3回演奏会 第3回演奏会は弦楽四重奏曲の王道と呼べるハイドンやベートーヴェンの傑作を取りそろえ、演奏会に臨みました。その特徴的な曲の終わり方に由来する〈冗談〉というニックネームで愛されているハイドンの弦楽四重奏曲第38番。そして、ハイドンやモーツァルトなど先達が作り上げた様式の殻を打ち破ろうと意欲的・挑戦的な作品 が続いたベートーヴェンの創作中期の“総まとめ”と称される名作、弦楽四重奏曲第7番〈ラズモフスキー 第1番〉。さらに、ラテン語による哲学的な8つのソネット(訳すと「だから私はあなたなしでは生きてい