⽇本全国に99院(2026年6⽉現在)を展開する美容クリニック TCB東京中央美容外科(理事長:寺西 宏王、以下「TCB」)の田村貴彦医師は、Harvard Medical School(ハーバード大学医学部)およびMassachusetts General Hospital(マサチューセッツ総合病院)の安原進吾先生と共著で、『Autophagy/Mitophagy Dysregulation and Neuroimmune Crosstalk in Burn-Induced Skeletal Muscle Dysfunction: Mechanistic Insights and Therapeutic Prospects(熱傷後の骨格筋障害におけるオートファジー異常と神経・免疫ネットワーク - 発症メカニズムと新たな治療の可能性 - )』を執筆。イギリス・ロンドンに拠点を置く国際学術出版社IntechOpenより出版されました。 本書では、重症熱傷(やけど)を負った患者に生じる筋力低下や筋萎縮について、細胞内で働く「オートファジー」という生命維持機構に着目し、その発症メカニズムと将来の治療の可能性について、最新の研究成果をもとに解説しています。 <著書概要> タイトル:Autophagy/Mitophagy Dysregulation and Neuroimmune Crosstalk in Burn-Induced Skeletal Muscle Dysfunction: Mechanistic Insights and Therapeutic Prospects 著者: 田村貴彦(TCB東京中央美容外科/Harvard Medical School/Massachusetts General Hospital) 安原進吾(Harvard Medical School/Massachusetts General Hospital)ほか 出版日:2026年6月17日 出版社:IntechOpen URL:https://www.intechopen.com/online-first/1245146 <今回の著書について> ■細胞には「掃除」と「リサイクル」の仕組みがある 私たちの体をつくる細胞は、日々活動する中で不要になったタンパク質や、傷ついた細胞内の構造物を生み出しています。 オートファジーとは、それらを細胞自身が回収・分解し、新たな材料として再利用する「細胞の掃除・リサイクルシステム」です。これらの働きによって細胞の健康が維持されており、近年では老化や生活習慣病、神経変性疾患、がんなど、さまざまな疾患との関わりが明らかになっています。 ■本書で紹介した新たな視点 従来は、オートファジーは「活性が高いか低いか」という単純な考え方で議論されることが多くありました。本書では、重症熱傷後の筋障害において重要なのは単なる活性の増減ではなく、細胞がストレスに応じて適切にオートファジーを調節する能力、すなわち「適応能力(adaptive responsiveness)」が損なわれることではないかという新たな視点を提案しています。 さらに、神経・免疫・代謝が相互に影響し合う「Neuroimmune Crosstalk(神経免疫クロストーク)」という概念から病態を整理し、今後の新しい治療戦略についても考察しています。 ■アンチエイジング研究への広がり 今回の書籍は重症熱傷による筋障害をテーマとしていますが、その中心となるオートファジーは、現在、老化研究やアンチエイジング研究においても極めて重要な生命現象として世界中で研究が進められています。 細胞が不要なものを適切に処理し、健全な状態を維持する仕組みを理解することは、健康寿命の延伸や再生医療、新たなアンチエイジング医療の実現にもつながる可能性が期待されています。 ■学術研究を、美容医療の未来へ TCBでは、日々の診療だけでなく、国内外への学術発信にも積極的に取り組んでいます。今後もTCB東京中央美容外科は、世界水準の研究活動を通じて医学の発展に貢献するとともに、その知見を美容医療へ還元し、より質の高い医療を患者様へ提供できるよう努めてまいります。 <共著者> 安原進吾 Shingo Yasuhara ハーバード大学医学部 マサチューセッツ総合病院(MGH)助教 シュライナーズ小児病院 https://researchers.mgh.harvard.edu/profile/68178/Shingo-Yasuhara ■経歴 東京大学医学部を卒業、同大学院にて博士号を取得した後、現在はハーバード大学医学部とマサチューセッツ総合病院(Shriners Hospital for Childre