NTTアノードエナジー株式会社(以下、「NTTアノードエナジー」)、パナソニック エレクトリックワークス株式会社(以下、「パナソニック エレクトリックワークス」)、大崎電気工業株式会社(以下、「大崎電気」)および株式会社ACCESS(以下、「ACCESS」)の4社は、「IoGプラットフォーム®*1」のスマートメーターを活用した電気給湯器の制御を行う仕組みを新たに開発し、これらの実用化に向けた共同実証を行うことといたしました。 「IoGプラットフォーム」は、再生可能エネルギーが主流となるエネルギーグリーン化社会を支える新たな電力流通モデルとして、2024年9月*2にNTTアノードエナジー他7社で開発したものであり、需要家が再生可能エネルギーをより利用しやすくなるように、「IoGプラットフォーム」のスマートメーターを活用した電気給湯器やEV充電器等の需要家リソースの監視・制御の実現にも取り組んでおります。 今回の開発および共同実証については、これら取り組みの一環として進めてきたものです。 1. 背景 現在、需要家が設置した太陽光発電等の再生可能エネルギー(以下、「再エネ電気」)を電気給湯器の沸き上げやEV充電に積極的に利用しようとすると、HEMS*3やルーター等の機器を設置して電気給湯器の制御を行っています。また、今後、地域の再エネ電気の導入拡大のために電気給湯器を活用するサービス等を行う場合についてもHEMSやルーター等の機器の設置が必要となります。 これらの実現にあたって更なる選択肢を増やす観点から、IoGプラットフォームのスマートメーターにアプリケーションソフトを搭載できる環境を構築し、電気給湯器やEV充電器等の需要家リソースを直接制御が可能となる、または、ルーター不要でHEMSと連携することが可能となる仕組みを新たに開発することといたしました。 本開発により、需要家がこれまで以上に再エネ電気を活用しやすくなり、エネルギーマネジメント等のサービス事業者にとっても事業展開しやすい環境を提供できることになります(図1)。 図1:IoGスマートメーターの活用例 2. 開発内容 IoGプラットフォームのスマートメーターに、電気給湯器やEV充電器等の需要家リソースの監視や制御等を実現するためのサービス基盤を新たに開発・搭載し、そのサービス基盤に遠隔で電気給湯器の制御を実現するためのアプリケーションソフトの開発とインストール等が可能となるシステムを開発いたしました。 具体的な仕組みについては、以下の通りです。 ・スマートメーターの通信端末に、OSとミドルウェアを搭載したサービス基盤を、NTTアノードエナジー、大崎電気およびACCESSで新たに開発。 ・NTTアノードエナジーおよびACCESSが開発したサービス基盤システムを介して、パナソニック エレ クトリックワークスが開発した電気給湯器を制御するためのアプリケーションソフトを通信端末のサ ービス基盤へインストール(図2)。 図2:HEMSクラウドからスマートメーター通信端末へのアプリケーションインストール ・ HES*4に振り分け機能を搭載し、スマートメーターの通信回線を介してパナソニック エレクトリッ クワークスのシステムと連携することで、電気給湯器の制御指令やデータ受信等を実現(図3)。 図3:HEMSクラウドからスマートメーター通信端末への制御指示・データ受信 3. 各社の役割 会社名 主な役割 NTTアノードエナジー ・開発計画の取りまとめ パナソニック エレクトリックワークス ・電気給湯器を制御するためのアプリケーシ ョンソフトの開発 大崎電気 ・スマートメーター搭載のサービス基盤およ びOS等の開発 ACCESS ・サービス基盤ミドルウェアの開発およびサ ービス基盤システムの開発 4. 今後の展開について 今後、NTTアノードエナジー、パナソニック エレクトリックワークス、大崎電気、ACCESSの4社で電気給湯器のユースケースをもとにした共同実証を行い、サービス基盤の実用化に向けた基盤仕様やアプリケーションソフト仕様および管理方法等についての検討を実施する予定です。 また、将来的にはIoGプラットフォームをエネルギーと通信を融合した多様なサービスのハブとして活用・発展させていくことも視野に入れて、EV充電器の監視・制御、遠隔での電力使用監視(デマンド監視)、水道・ガス等の共同検針等についても、サービス基盤にアプリケーションソフトを搭載して実現する検討を進めていく予定です。 *1「IoGプラットフォーム」はNTTアノードエナジー株式会社の登録商標です。 *2 2024年9月20日NTTアノードエナジーニュースリリース『エネルギーグリーン化のための新たな 電力流通モデル 「In