ご挨拶 2024年の能登半島地震で深刻な被害を受けた能登。失われた日常を取り戻すため、金沢クラフト合同会社は立ち上がりました。能登栗を100%使用し、今まで廃棄されていた規格外の小さな栗にも新たな命を吹き込む「能登栗クラフトビール」を開発。飲むことで能登を応援できる“希望の一杯”として、地域の復興と農家支援を目指します。 1. はじめに 2024年に発生した能登半島地震。 日本海に面した美しい景観と豊かな食文化で知られる能登は、一瞬にして深刻な被害を受けました。 建物の倒壊、観光客の減少、農業基盤の損壊…。能登の「当たり前の日常」は失われ、多くの人が今なお復興の途上にあります。 その能登で、「地域の希望を形にしたい」と立ち上がったのが 金沢クラフト合同会社 です。 私たちは、能登の特産品である「能登栗」を100%使用し、これまで市場に出ず廃棄されてきた栗に新たな命を吹き込むクラフトビールを開発しました。 2. 震災と能登の現状 能登半島地震は、地域の観光や農業に大きな影響を与えました。 宿泊施設は営業を停止し、観光客が激減。農業では用水路が壊れ、出荷の目処が立たない農産物が数多くありました。 特に栗農家にとっては過酷な状況が続いています。 真夏の32℃を超える炎天下でも、苗木を守るために毎日欠かさず水やりを続けています。草刈りも手を抜けず、刈った草を木の根元に敷いて乾燥を防ぐ――その一つひとつが農家の知恵と努力です。 「復興は遅れても、栗を育てる手は止めない」 その姿に触れたとき、私たちは胸を打たれました。 3. 立ち上がりのきっかけ 石川県金沢市出身の私たちは、震災後「地元に貢献できることは何か」と模索しました。 調べる中で出会ったのが「能登栗」。 国産栗は年間約14,000トン生産されますが、能登栗はそのうちわずか0.71%しか流通しない希少な存在。さらに約18.7%は規格外として廃棄されていることを知りました。 「こんなにも大切に育てられた栗が、誰にも食べられないまま消えていくなんてもったいない」 この強い思いから、能登栗を活用したクラフトビールづくりを決意しました。 ビールを選んだ理由は明確です。 それは、ビールが「乾杯」という特別な瞬間を演出し、人と人をつなぐ飲み物だから。 能登栗ビールを通じて、復興を応援する気持ちを全国の人と分かち合えると考えました。 4. 能登栗との出会いと挑戦 能登地域では毎年約100トンの栗が収穫されていますが、その約2割は小ぶりや傷等によって出荷できず、農家の収益になりません。 私たちはこの規格外の栗もペーストに加工し、クラフトビールに使用することを決めました。 これは食品ロスを防ぐだけでなく、農家の収益改善にもつながる取り組みです。 農家さんの声を直接聞くと、能登栗に対する誇りと同時に「売れない栗が多くてもったいない」という苦悩がありました。 この声を形に変えることが、私たちの使命だと確信しました。 5. 商品の特徴 ― 希望の一杯 能登栗クラフトビール は以下の特徴を持っています。 能登栗100%使用。(橋本栗園協力) 石川県外にはほとんど流通しない能登栗を100%使用したクラフトビールです。 まろやかで芳醇な味わい。女性や海外観光客にも飲みやすいと好評で一口含むと、香ばしい栗の香りがふわりと口いっぱいに広がり、贅沢な余韻を長く楽しめます。 金沢名物の金箔を加えることで、SNSでも話題になりやすく、金沢らしい特別な体験を提供します。 6. 第一弾の挑戦と反響 2025年春、第一弾として300本限定で販売した際には、発売からわずか数日で完売。 東京・群馬・石川の飲食店6店舗でも提供され、試飲会では「ギフトに最適」「社会貢献になるクラフトビール」と高く評価されました。 実際に飲んだ方の声: 「栗の香りがほんのり心地よい」 「甘すぎず、栗のコクが絶妙」 「能登を応援できる気持ちで飲める」 7. 復興への貢献と社会的意義 このビールの最大の価値は「飲むことで能登を応援できる」という点にあります。 食品ロス削減:廃棄されていた栗も活用 農家支援:規格外栗を収益源に 地域循環:観光客と農家をつなぐ 能登復興:売上の一部を復興イベントや農家支援に活用 ビールを楽しむだけで、復興を支える一歩になる。 それが「希望の一杯」と呼ぶ理由です。 8. 今後の展望 私たちはこの取り組みを一過性で終わらせません。 初年度は2ヶ月に1回の醸造を安定化、2年目以降は月1回を目標に 将来的には 自社工場建設 を視野に、持続可能な地域ビジネスモデルへ さらに、「能登栗クラフトビール」をきっかけに観光・飲食・農業がつながる つながり消費 を広げていきます。 9. 代表コメント 「このクラフトビールはただのクラフトビールでは