NPO法人グリーンズ(所在地:東京都千代田区、共同代表:鈴木菜央・植原正太郎・増村江利子、以下「グリーンズ」)と株式会社invox(本社:東京都新宿区、代表取締役:横井朗、以下「invox」)は、日本全国で流域再生をはじめとする環境再生に取り組む個人・団体を支援するプログラムを2026年7月より開始します。 本プログラムは、森・川・海をつなぐ「流域」という視座のもとに、自然環境の再生や持続可能な地域づくりに取り組む個人・団体を支援します。農林水産業の再生、里地・里山・里川・里海の保全、水源地の保護、生物多様性の回復、風土に根ざした地域経済づくりなど、地域の知恵と実践に根ざした活動を対象とします。流域再生のモデルケースとなる取り組みを応援します。 本プログラムは両社の協業としてスタートしますが、将来的には企業が地域や環境問題に取り組みやすい仕組みへと発展させることを目的としています。初年度となる2026年度は3団体の支援を決定しました。2027年度以降は公募形式での支援を予定しています。 ■ 背景と目的 日本各地では、森・川・海をつなぐ「流域」という視座のもとに、自然環境の再生や持続可能な地域づくりの動きが生まれています。しかし、行政区画を超えたステークホルダーの巻き込みや、漁業・農業・林業など幅広い領域の連携が必要な流域再生の取り組みは、資金・組織・専門知識の不足が活動の持続・拡大のハードルになっている状況もあります。 一方、企業側では社会課題や環境問題への貢献意欲が高まっているものの、「何から始めればよいかわからない」「現場の団体とつながる手段がない」という声も多く、支援の仕組みが整っていないことが課題となっています。 こうした課題に対し、グリーンズとinvoxは、それぞれの強みを持ち寄ることで、環境再生に取り組む人々をより実効的に支援するとともに、企業が社会・環境に関わる課題解決に参画しやすい仕組みを構築することを目指し、本プログラムの立ち上げに至りました。 特に、森・川・海をつなぐ「流域」という視点から、人と自然の関係をもう一度結びなおし、その土地本来のすこやかさを取り戻すことを目的とし、日本全国の地域で活動する市民や団体を応援しながら、自然環境の再生とともに、社会と私たち自身を再生することを目指します。 ■ 両社が提供するもの NPO法人グリーンズ 環境・社会課題に関する長年の知見、自治体・地域のステークホルダーとの事業立ち上げ・伴走のノウハウ、専門家・会員などのネットワーク、活動の取材・発信 株式会社invox 事業開発のノウハウ、活動資金 ■ 2026年度 支援先(初年度) 初年度は、以下の3団体を支援対象として活動を開始します。 ① ひょうご流域再生ラボ(兵庫県・神戸市) 神戸市の中心部に近い和田岬周辺の地域で、主に船曳き網漁などを行う漁業者を中心に、運河の環境改善や保護に取り組む人や地域で活動するクリエイターの集まりです。 豊かな里海を未来に残していくことを目指して、アサリの放流やアマモなど海藻類が生える藻場の整備などに取り組んでいる運河を中心に、里山エリアとも交流しながら、子どもたちが流域全体で環境について学べる機会をつくろうとしています。 URL:https://hyogocanalproject.site ② 一般社団法人 対馬里山繋営塾(長崎県・対馬) 自然の仕組みを熟知し、そこから恵みを頂いてきた人々の営みが作り出す「里山」という環境。 長い歴史の中で培われてきた、自然と共にある人々の営みを後世へと繋ぐことを使命として、グリーンツーリズム、エコツーリズム、そしてそれらを手法とした教育活動を通じて、持続可能な地域づくりや人材育成に取り組んでいます。 URL:https://www.satoyama-keieijuku.com ③ 屋久島山岳ガイド連盟(鹿児島県・屋久島) 屋久島町条例に基づく「屋久島公認ガイド」の山部門会員を中心に2015年に設立。エコツーリズムを理念とし、個々のガイドでは為し得ることができない“環境保全“・“地域振興“・“観光振興“に取り組み、自然環境や地域文化を未来へつなぐ活動を行っています。 2021年からは近自然工法による登山道整備にも携わり、行政や民間企業と協力して、山岳環境の保全にも力を注いでいます。 URL:http://yaku-ren.com/ ■ 支援の2つのステージ 本プログラムでは、支援先の状況に応じて2つのステージを設定しています。 ◎ シード期 流域再生に関わる活動のビジョンを持っており、その活動の仕組みが画期的かつナレッジとしての価値があることが認められるものの、事業立ち上げに向けては計画策定や体制構築などの支援を必要としている個人・団体を対象とします。仮説