オープンテクノロジー技術者認定機関としてLinux技術者認定「LinuC(リナック)」などを実施する特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下:LPI-Japan、東京都千代田区、理事長 鈴木 敦夫)は、実習を通してLinuxサーバー構築の知識を学べる学習用教材「Linuxサーバー構築標準教科書」(以下:本教科書)のUbuntu版を2026年7月1日(水)にリリースし、LPI-Japanのホームページで公開しました。本教科書は、Linux技術者認定試験「LinuC (リナック)」の学習の準備としても役立ちます。 PDF版(無償)、ePub版(無償)、Kindle版(有償)は2026年7月1日より提供を開始し、製本版(有償)は2026年7月1日より予約販売を開始します。 リリースの背景と主な特長 ■ 本教科書リリースの背景 近年、クラウド、AI、コンテナ、データサイエンスなどの分野において、Linuxの活用がますます広がっています。その中でもUbuntuは、開発環境やクラウド環境を中心に広く利用されているLinuxディストリビューションの一つです。 世界最大級の開発者調査「Stack Overflow Developer Survey 2025」(注1)によると、Ubuntuは個人利用(27.8%)、業務利用(27.7%)の双方で多くの開発者に利用されています。 Ubuntuは、AWSやMicrosoft AzureなどのパブリッククラウドにおけるLinux仮想マシンとして広く利用されているほか、コンテナのベースイメージ、生成AI・LLM開発環境、NVIDIA GPUを活用した機械学習環境など、多様な用途で採用されています。 さらに、大学や専門学校などの教育機関においてもUbuntuの利用が広がっており、実際の利用環境に即した学習教材へのニーズが高まっています。 LPI-Japanは、このような市場動向と教育現場からの要望に応えるため、LinuC Open Networkコミュニティ(注2)の協力のもと、「Linuxサーバー構築標準教科書」のUbuntu版を開発・公開いたしました。これにより、利用環境や学習目的に応じて、AlmaLinux版とUbuntu版の双方から学習環境を選択できるようになります。 ■ 本教科書の主な特長 1. Ubuntu 24.04 LTSを利用した実践的な学習環境 従来のAlmaLinux版に加え、本教材ではUbuntu 24.04 LTS(Server)を学習環境として採用しました。受講者自身がUbuntuをインストールし、実際にコマンドを実行しながら学習を進めることで、実務に直結する知識と技術を習得できます。 2. 実習を通じてサーバーの仕組みを深く理解 LinuCレベル2(201試験・202試験)の学習範囲に含まれるサーバー構築技術を、実際の構築演習を通じて学べます。構築したサーバーへWebアクセスを行ったり、メールの送受信を行ったりすることで、サーバーの動作原理や各種プロトコルの仕組みを体験的に理解できます。 3. コミュニティと共創する「進化し続ける教科書」 本教科書は2009年の初版公開以来、多くの利用者や現場のIT技術者からのフィードバックを取り入れながら改訂を重ねてきました。今後も、誰もが参加できるLinuC Open Networkコミュニティにおいてレビューや議論を行いながら、最新技術への対応やコンテンツ拡充を継続していきます。 4. クリエイティブ・コモンズライセンスによる無償公開 本教科書はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(注3)のもとで公開されています。PDF版およびePub版は、学校教育、企業研修、個人学習など用途を問わず、誰でも無償で利用できます。 概要 <基本情報> ・タイトル 『Linuxサーバー構築標準教科書 Ubuntu版(Ver.1.0.0) 』 ・提供開始日 2026年7月1日(水) ・提供形式 PDF版(5.8MB)、EPUB版/Kindle版(6.1MB)、印刷版(104頁) ・提供価格 PDF版、EPUB版:無料、Kindle版:300円(税込)、印刷版:1,650円(税込) ・言語 日本語 ・URL https://linuc.org/textbooks/server/ <テキストの構成> 第1章 Linux サーバーの概要 第2章 VirtualBox のインストールと仮想マシンの作成 第3章 Linux のインストールと設定 第4章 Web サーバーの構築 第5章 DNS サーバーの構築 第6章 メールサーバーの構築 第7章 ネットワークとセキュリティの設定 執筆者からのコメント LinuCエヴァンジェリスト/株式会社ゼウス・エンタープライズ