桃山学院大学(大阪府和泉市、学長 中野瑞彦)は2026年4月に開設した工学部において、理系人材のキャリアパスデザイン能力を育成する1年次必修科目「産学官共創演習:工学キャリアデザイン演習Ⅰ」を開講しています。これまでの授業では、理系人材が社会で果たす役割や、各専攻(専門分野)が取り組む社会課題、その解決に向けた技術や研究の意義について学んできました。 2026年6月15日からは、企業・行政機関・研究機関と連携した「産学官連携セミナー」が開始され、第一線で活躍する実務家や研究者との対話を通じて、多様なキャリアパスや社会ニーズへの理解を深めています。 本演習では、学生が自身の興味や適性だけでなく、社会課題や産業界のニーズも踏まえながら将来像を具体化し、その実現に向けた行動計画を策定します。さらに、インターンシップや学外研修への参加、資格取得、課外活動なども含めた成長プロセスを設計し、主体的な学びを促進します。また、教員が学生一人ひとりの目標や成長段階に応じた継続的なメンタリングを行うことで、計画の実行と振り返りを支援します。学生は自ら設定した目標に向かって学修と経験を積み重ねながら、理系人材としての専門性と社会実装力を高めていきます。これらは、工学部の特色である「レイトスペシャライゼーション(Late Specialization)」を支えるキャリア教育科目としても重要な役割を果たします。学生が将来の仕事や社会との関わりを理解したうえで、自らの適性や興味を見極め、2年次からの専攻選択につなげることが可能になります。 「産学官連携セミナー」の初回講義には、大阪ガス株式会社の社員2名が登壇し、理系人材の多様なキャリアや専門知識の活かし方について講義を実施しました。学生からは仕事内容やキャリアパス形成に関する質問が相次ぎ、将来の進路や働く姿について考える貴重な学びの機会となりました。 【本件ポイント】 ◎2026年4月開設の工学部で、企業・行政・研究機関と連携したキャリアパス教育(1年次必修科目)がスタート ◎入学時に専攻を決めず、1年間の学びを経て専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」を支える科目 ◎学生が自身の興味や適性だけでなく、社会課題や産業界のニーズも踏まえながら将来像を具体化し、その実現に向けた行動計画を策定 ◎インターンシップや学外研修への参加、資格取得、課外活動なども含めた成長プロセスを設計し、主体的な学びを促進 ◎連携パートナーは2026年6月現在で41社・団体に拡大。キャリア教育からPBL、コーオプ教育へとつながる実践的な学修体系を構築 ● 社会を知り、将来を考えてから専攻を選ぶ 桃山学院大学工学部では、入学時に専門分野を決定せず、1年間の学びを通じて自らの適性や将来像を見極めたうえで、2年次から専攻を選択する「レイトスペシャライゼーション」を導入しています。 選択できる専攻は以下の3専攻です。 ・機械システム工学専攻 ・電気電子システム工学専攻 ・都市デザイン工学専攻 高校卒業時点で将来の職業や専門分野を明確にイメージできる学生は決して多くありません。本授業では、企業や自治体、研究機関、大学研究者など、社会の第一線で活躍する方々の話を通じて、工学の学びが社会でどのように活用されているのかを理解し、自らの進路について主体的に考える力を養います。 ● 企業・行政・研究機関が教育に参画 今後の授業では、企業・行政・研究機関・大学から講師を招き、それぞれの立場から工学人材に求められる役割や社会課題との関わりについて学びます。 【今後の講義予定】 ・6月22日 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本) ・6月29日 大阪公立大学 ・7月6日 和泉市役所 ・7月13日 地方独立行政法人大阪産業技術研究所(ORIST) また、1年次後期開講の「産学官共創演習:工学キャリアデザイン演習Ⅱ」では企業や研究機関等への現場訪問を実施予定。学生は実際の職場や技術開発の現場を訪れ、仕事のリアルに触れながら理解を深めます。 ● キャリアパス教育からPBL、コーオプ教育へ 本学工学部では、この1年次配当の、工学キャリアデザイン演習Ⅰ・Ⅱに続き2年次に工学PBL演習Ⅰ・Ⅱ、3年次には、企業インターンシップⅠ・Ⅱ、工学PBL実践演習Ⅰ・Ⅱを産学官共創演習科目群として設置し、企業・行政・研究機関との連携を教育の中心に据えています。 2026年6月現在、連携パートナーは41社・団体に拡大。1年次のキャリア教育を起点として、3年次には給与を得ながら企業で実務経験を積む「産学官共創演習:企業インターンシップ(コーオプ教育プログラム)」や、企業から提示された課題の解決や新たな価値創造に挑戦する「産学官共創演習:工学PBL実践演習」へと学びが発展して