株式会社Wallabeeは、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するGEO/AIO/LLMOプラットフォーム「Optyino.ai」(オプティーノエーアイ)に蓄積されたAI回答ログをもとに、生成AI回答における「1回答あたりの引用サイト数」を分析しました。 本調査では、「おすすめのポータブル電源」「おすすめのノートパソコン」「おすすめのスマホ」など、9つのおすすめ系プロンプトを対象に、2025年9月から2026年4月までのAI回答7,295件を分析しました。 調査サマリー 本調査では、生成AIが1つの回答を作成する際に、どの程度のWebサイトやページを引用しているのかを分析しました。 分析の結果、全体の1回答あたりの平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件でした。 また、少なくとも1件の引用を含む回答の割合を示す「引用あり率」は84.9%となり、分析対象となった回答の多くで、何らかのWebサイトやページが引用されていました。 AIサービス・モデル別では、平均引用ドメイン数が最も多かったのはGoogle AI Modeで、1回答あたり平均14.36件でした。次いでBing Copilotが11.97件、Google AI Overviewが9.94件となりました。 一方、gpt-5.2は平均3.51件、Claude Sonnet 4.5は3.87件となり、対象ログ上では、AIサービス・モデルによって1回答内で引用するサイト数に最大約4.1倍の差が見られました。 今回の結果から、GEO対策では「生成AI全体で何サイト引用されるか」を一括して捉えるだけでなく、AIサービス・モデルごとの引用数や引用傾向を個別に把握することが重要だと考えられます。 なお、本調査における「引用ドメイン数」と「引用URL数」の定義は、以下の通りです。 引用ドメイン数 AI回答に引用されたWebサイトの数。同じサイト内の複数ページが引用された場合でも、ドメイン数は1件として集計します。 引用URL数 AI回答に引用されたWebページの数。同じサイト内の3ページが引用された場合、URL数は3件として集計します。 調査の背景 検索行動は、従来のGoogle検索から、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Google AI Overview、Google AI Mode、Bing Copilotなどの生成AIに質問する形へと広がりつつあります。 この変化により、企業のマーケティング活動では、検索結果で上位表示されるSEOだけでなく、AI回答の中で自社ブランドや自社サイトがどのように言及・引用されるかを把握する「GEO」の重要性が高まっています。 特に、商品・サービスのおすすめ系クエリでは、AIが複数の情報源を参照しながら回答を生成する場合があります。その際、AI回答の中で引用されるサイト数が多いほど、企業やメディアがAI回答内に露出する機会は広がる可能性があります。 一方で、AIモデルによっては、少数の情報源に絞って回答を生成する場合もあります。この場合、AIに引用されるための競争はより厳しくなり、限られた引用枠に入るための情報設計が重要になります。 そこで今回、WallabeeはOptyino.ai上のAI回答ログを用いて、生成AI回答における1回答あたりの引用サイト数を分析しました。 主な調査結果 1. AI回答7,295件を分析。平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件 今回の分析対象となったAI回答は7,295件でした。 全体では、1回答あたりの平均引用ドメイン数は6.61件、平均引用URL数は8.57件となりました。 ここでいう「引用ドメイン数」は、AI回答に引用されたサイト数を表します。一方、「引用URL数」は、引用されたページ数を表します。たとえば、同じサイト内の3ページが引用された場合、URL数は3件ですが、ドメイン数は1件となります。 そのため、本調査では、AI回答においてどれだけ多様な外部サイトが参照されているかを把握するため、平均引用ドメイン数を主要指標として分析しました。 2. 引用あり率は84.9%。多くのAI回答で外部サイトが引用されている 分析対象となった回答のうち、少なくとも1件の引用を含む回答の割合は84.9%でした。 今回対象としたおすすめ系プロンプトでは、多くのAI回答が、Webサイトやページを引用しながら回答を作成していたことになります。 この結果から、GEO対策では、自社サイトや自社に関する外部メディア上の情報が、AI回答の引用元としてどの程度扱われているかを確認することが重要だと考えられます。 ただし、引用の有無や表示方法はAIサービス・モデルによって異なります