Spacewasp株式会社(本社:岐阜県岐阜市、代表取締役:伊勢崎勇人、以下「Spacewasp」)は、AIによる内装デザイン画像の生成から、3Dデータ生成、自動分割・編集、3Dプリンター等の製造機械による内装パーツの自動製造までを一気通貫で行う「自動内装製造プロセス」の技術実装を完了したことをお知らせします。 本技術により、内装デザイン画像をもとに、壁面・床面・天井・造作・什器・装飾など、内装の見える主要パーツを自動で3Dデータ化し、製造可能な単位へ自動分割すると同時に、施工可能なデータへ自動編集したうえで、3Dプリンター等の製造機械で内装パーツとして自動製造することが可能になりました。 また、現在実装を進めている新施工工法によって、製造した内装パーツを既存の内壁へ簡易に取り付けることが可能です。専門工に過度に依存しない施工体制を構築することで、商業店舗やフランチャイズ店舗の出店スピード向上、施工品質の平準化、工期短縮に貢献してまいります。 開発の背景:内装業界に残る「設計・製造・施工」の分断 商業店舗やフランチャイズ店舗の出店では、ブランドイメージを保ちながら、短期間で複数拠点を展開することが求められます。 一方で、従来の内装プロセスでは、デザイン、設計、製作図、部材製造、現場施工が分断されており、各工程に専門人材と多くの調整時間が必要でした。 特に、内装業界では職人不足、現場ごとの品質差、施工期間の長期化、設計変更への対応負荷が大きな課題となっています。 Spacewaspは、植物由来素材、大型3Dプリント、AI設計技術を組み合わせ、内装空間を「現場で一からBuildするもの」から「データから自動製造し、現場でInstallするもの」へ変えることを目指しています。 これは、AIで生成したデザインを3Dデータ化し、製造可能なパーツへ自動分割したうえで、3Dプリンター等の製造機械による自動製造まで接続することで、将来的なフィジカルAI実装に向けた「AIと現実の製造プロセスをつなぐ基盤」を構築する取り組みでもあります。さらに、植物由来素材の活用、必要量に応じた自動製造、将来的な地域生産体制により、内装LCCO2や廃棄物の削減にも貢献していくことを目指します。 今回実装した自動内装製造プロセス 実装される内装のイメージ 今回Spacewaspが実装したプロセスは、以下の4つの工程で構成され、全ての工程が自動化されます。対象となる空間・素材・製造条件が整った場合、技術的には、内装デザイン画像の生成から、壁面・床面・天井・造作・什器・装飾など、内装を構成する主要パーツの全品の製造を、1日程度で完了できる見通しです。 1. AIによる内装デザイン画像の生成 店舗コンセプト、ブランドイメージ、空間用途、ターゲット顧客などの条件をもとに、AIで内装デザイン画像を生成します。 2. 画像から3Dデータを自動生成 生成した内装デザイン画像をもとに、壁面・床面・天井・造作・什器・装飾など、内装の見える部分を自動で3Dデータ化します。単なるイメージ画像にとどまらず、製造機械で出力できる立体情報として扱えるデータへ変換します。 3. 製造・施工可能な内装パーツへ自動分割・編集 3D化された内装データを、製造機で出力可能なサイズ・形状・パーツ単位に自動分割すると同時に、取り付け方法や施工単位を考慮した施工可能なデータへ自動編集します。 4. 3Dプリンター等による内装パーツの自動製造 自動分割・編集された各パーツデータを、大型3Dプリンターや板製造機などの製造機械へ接続し、植物由来素材を用いた内装パーツとして自動製造します。 新施工工法により、専門工に過度に依存しない内装施工へ Spacewaspは、製造した内装パーツを既存の内壁へ簡易に取り付けるための新施工工法を開発済みで、現在実装を進めています。 従来の内装施工では、現場での加工、墨出し、調整、取り付けに専門的な技能が必要でした。Spacewaspの新工法では、あらかじめ製造された内装パーツを既存の内壁へ簡易に取り付けられる構成とすることで、非熟練作業者でも手順化された取り付け作業に参加しやすい施工体制を目指します。 これにより、慢性的な職人不足への対応、施工品質の平準化、工期短縮を実現する新たな施工モデルとして、検証と実装を進めてまいります。 想定する活用領域:店舗展開の高速化 本技術は、以下のような事業者との連携を想定しています。 フランチャイズ店舗を多拠点展開する事業者 短期間で出店数を増やしたい商業店舗運営企業 ブランド性の高い内装を複数店舗で再現したい企業 内装工事の人材不足、工期長期化、品質ばらつきに課題を持つ企業 AIや3Dプリントを活用した次世代店舗づくりを検討したい事業者 地域