株式会社SolaNika(本社:東京都渋谷区、代表:菊池 舞)は、シードラウンドにおける資金調達を実施したことをお知らせいたします。本シードラウンドは、インキュベイトファンド株式会社をリード投資家としたエクイティ・ファイナンス及びみずほ銀行による信用保証協会保証付き融資(デットファイナンス)となります。レーザー無線給電技術の社会実装の第一歩として、本調達資金を活用し2026年中にレーザー無線給電による移動するドローンの長時間浮揚の実証実験の実施を目指します。 資金調達の背景と目的について SolaNikaは、東京科学大学の研究成果を基盤としてレーザー無線給電技術を開発しています。なかでも、モビリティを3次元に追尾しながら、受光セルに最適化したレーザーを照射し続ける自動結像技術・予測追尾技術に強みを有しております。 昨今、AIの進化に伴い、モビリティの消費電力は増加しています。一方でバッテリーの進化には限界があり、特にドローンのような移動体の場合、バッテリー容量を増やせば増やすほど機体重量が増え、航続時間や搭載可能ペイロード量が制約されるジレンマが生じます。また、充電設備を設置しづらい過酷環境で稼働するモビリティ(自律搬送ロボット(AMR)や月面探査ローバーなど)についても、バッテリー容量の制約が運用に大きな影響を与えます。 我々が開発するレーザー無線給電は、モビリティに対して、稼働が可能なレベルの十分な電力を無線で送ることができ、これにより、モビリティのバッテリー容量を増やすことなく、長時間の稼働を実現することができます。その他の無線給電技術としては、マイクロ波や電磁誘導方式がありますが、それらと比較して、圧倒的な長距離・大電力を送ることができることが特徴です。 SolaNikaは、このレーザー無線給電技術の実用化を目指す日本初のスタートアップとして、「レーザー無線給電でエネルギーの束縛を解き、人類の進歩を加速する」を目標としています。まずは、最も航続時間の制約が大きいドローンへの技術実装を皮切りに、HAPS(High Altitude Platform Station:成層圏を滞空する無人航空機)を経て、月面探査ローバーへの実装を目指します。これらのモビリティの社会実装・商業化に不可欠(indispensability)な存在となり、地上から宇宙まで、あらゆる場所でモビリティが自由に活躍できる世界を目指します。 今回の調達資金は、エンジニアの採用及び技術開発等に活用し、本年中にドローンの長時間浮揚の実証実験の実現を目指します。 ドローンを追尾しながらレーザーで電力伝送しているデモ 【今回の資金調達について】 本シードラウンドはSolaNikaにとって初めての資金調達となり、併せて融資による資金調達も行いました。ご支援頂いた金融機関は以下のとおりです。 ・インキュベイトファンド株式会社(第三者割当増資) ・株式会社みずほ銀行(信用保証協会保証付き融資) 【インキュベイトファンド株式会社 代表パートナー 村田 祐介 氏 コメント】 SolaNikaに出資させて頂きました。インキュベイトファンドはこれまで多数の宇宙・防衛関連スタートアップへの出資をさせて頂いてきましたが、様々なビークル開発において必ず直面するのがバッテリー容量と機体重量及びペイロードのバランスに係る制約です。菊池さん率いるSolaNikaは、この制約をレーザー無線給電というSFの世界のような技術を以って解き放とうとしています。人類にとって新しいインフラを創出すべく、確り伴走して参ります。 【インキュベイトファンド株式会社 アソシエイト 岩崎 遼登 氏 コメント】 日本の製造業の強みが「複数技術の統合製造」があることは、自動車/エレクトロニクス産業を中心に国内の製造業史が証明しています。 当社は東京科学大学の研究成果を基盤にし、レーザー/受光側の光電変換/センシング/ジンバル/安全設計等の様々な技術領域を横断・統合した製造スタートアップです。 菊池さんの描く絵は世界中で誰も達成できていない難易度の高いチャレンジであるものの、だからこそ当領域の日本の英知をSolaNika社に集結させて、しっかりと実現に向けて伴走させていきたいです。 【株式会社SolaNika代表取締役 菊池 舞 コメント】 「レーザー無線給電でエネルギーの束縛を解き、人類の進歩を加速する」――このミッションは、私が以前、月面探査ローバーの開発に携わっていた時に感じた思いから来ています。 月面という過酷な環境で長時間稼働するローバーを開発するための制約となったのは、1kg数億円と言われる輸送コストでした。月面に無線給電インフラを構築すれば、月面で様々なモビリティが自由に活躍でき、人類移住という夢に一気