株式会社RTCテックソリューションズ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:阿久津 貴史、以下「当社」)は、スマートグラスなどを活用した遠隔支援サービス「Atlas Direction」を展開するAtlas Direction株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:沖本 泰孝、以下「Atlas Direction社」)と、2026年7月1日付で資本業務提携契約を締結いたしました。本契約により、Atlas Direction社は当社グループの一員となりました。 Atlas Direction社は、製造・インフラ・設備保守などの現場で「Atlas Direction」の導入実績を重ねてきた企業です。本提携により、同社の現場向け遠隔支援と、当社のリモートコミュニケーション基盤を、グループとして一体でご提供できる体制づくりを進めてまいります。 ■ Atlas Direction社について Atlas Direction社は、スマートグラス・タブレット・スマートフォン・PCを活用した遠隔支援サービス「Atlas Direction」を中心に、システム・アプリケーション開発やコンサルティングを手がける企業です。「Atlas Direction」は、作業者の目線の映像・音声をリアルタイムに共有し、離れた場所の指示者が映像を見ながら作業を支援する仕組みを、現場向けに提供します。 「Atlas Direction」は、指示者側ではPC・タブレット・スマートフォン(iOS/Android/Windows)に対応し、作業者側ではAndroid搭載のスマートグラス(EPSON MOVERIO、Vuzix など)やAndroidタブレットに対応しています。両手を使う作業を続けながら、映像や資料を共有できる点が特長です。 通信にはWebRTCを採用し、接続後は端末同士の直接通信(P2P)を基本とすることで、低遅延・高画質の映像通話を実現しています。通信は暗号化されており、直接接続できない場合に経由する中継サーバーも、暗号化により通信内容を読み取れない仕組みです。 ●「Atlas Direction」の主な機能 リアルタイム共有:作業者目線の映像・音声を、離れた指示者とリアルタイムに共有 ポインタ表示:指示者側のマウスカーソルの位置を作業者の映像上に重ね、指し示しながら指示 画面共有:資料や手順書を指示者側から配信し、現場で遠隔参照 撮影+編集:静止画にマーカー・スタンプで書き込みを加えて送信し、作業のエビデンスとして活用 録画:カメラ映像を指示者側から録画し、作業記録や研修教材として活用 テキストチャット:音声が聞き取りにくい環境向けに、キーボード入力や定型文で補完 外部機器連携:ドローン・アクションカメラとの連携や、遠隔臨場での活用にも対応 ■ 導入事例 「Atlas Direction」は、製造・インフラなどの現場ですでに活用されています。ここでは、ハードウェアにスマートグラスを、遠隔支援アプリに「Atlas Direction」を組み合わせた2件の事例をご紹介します。 ● 株式会社筑豊製作所(福岡県) エンジンや建設機械・クレーン、産業機械のメンテナンス・修理・販売を手がける株式会社筑豊製作所では、2022年3月、スマートグラス MOVERIO BT-35ES 5台と「Atlas Direction」を導入しました。 若手技術者が一人前になるまでに長い期間を要する一方でベテランが不足しているという背景から、離れた場所のベテランの支援を、作業の手を止めずに受けられる仕組みが求められていました。スマートフォンも検討されましたが、両手を使う作業のためにスマートグラスが選ばれています。 スマートグラス MOVERIO BT-35ES 導入後は、内蔵カメラで作業者の視野を共有することで、遠隔地のベテランが現場を支援できるようになりました。映像や資料を見ながら両手で作業できるほか、ベテランの視線の動きを記録して若手研修に活用したり、比較的簡単な作業を専任でない担当者がエンジニアの指示のもとで対応したりと、人手不足の解消とスピード対応にもつながっています。導入の決め手としては、価格と性能、メーカーへの信頼性、そしてアプリとの相性の良さが挙げられています。 ● 西部ガス長崎株式会社 長崎工場(長崎県長崎市) 都市ガスを製造する西部ガス長崎株式会社 長崎工場では、2024年3月、スマートグラス MOVERIO BT-45CSと「Atlas Direction」を導入しました。 同工場では、管理コストの低減と省力化、現場保安の信頼性向上、新人への技術・技能の効率的な継承が課題となっていました。少人数での運営のなか、点検・検査・訓練を効率的に行い、必要な資料を素早く