©️YOSHITAKA AMANO OTS BOOKS(株式会社ON THE SCENE)は、 『ファイナルファンタジー』『天使のたまご』 『吸血鬼ハンターD』『ガッチャマン』『ヤッターマン』などで知られる 画家・天野喜孝のまったく新しい出版プロジェクトを開始します。 これまでどこにも公表してこなかった “プライベート作品群”を収録した新シリーズ 『YOSHITAKA AMANO PRIVATE WORKS』。 「誰にも見せるつもりはなかった」という 天野の極私的な作品の世界同時初公開・販売。 これは天野喜孝の長い画業においても前例のない試みであり、 その動向はアート界のみならず、コミック、アニメ、ゲームの各分野からも 大きな関心を集めることになりそうです。 天野喜孝の脳内宇宙を語る第一次資料 ©️YOSHITAKA AMANO 天野喜孝が長年にわたり 描き続けながらも、 これまで一度も公表することなく、 自らの手元に留めてきた プライベートな作品群。 それは一人の画家の 「創作ノート」 「私的ドローイング」 「脳内スケッチ」と言える 貴重な第一次資料だ。 その存在を知った映画監督・岩間玄が 「これはぜひ画集として発表すべきだ」と提案。それをきっかけに、今回の刊行が実現した。天野自身も上がってきた画集を見て「自分の脳内を見ているような感覚になった」と語る。 全20巻、ペーパーバック版のファンタジー 全20巻を予定する本シリーズは、 ペーパーバックの小型画集。 全222ページ(第1巻)。 天野喜孝のファンタジー世界を ポケットに入れていつでもどこにでも 持ち歩けるよう編集されている。 未公開のきわめて私的な作品群を、 体系的なシリーズとして発表する。 これは天野自身にとっても 初の取り組みとなる。 展示のためでもない。 商品のためでもない。 誰かに依頼された仕事でもない。 ただ描きたいから描かれた絵。 本シリーズに収録されるのは、 こうした純粋に個人的な創作の中から 生まれた作品群だ。 長い画業の根幹にありながら、 これまでほとんど人の目に 触れることのなかった創作の源泉を、 世界に向けて公開する。 この刊行は一つの事件でもある。 なぜなら、著名な作品の背後に隠れていた 「イメージの原石そのもの」 を明らかにすることに他ならないからだ。 ©️ON THE SCENE 誰にも見せるつもりはなかった絵 ©️YOSHITAKA AMANO 「誰にも見せるつもりはなかった——」 天野本人はそう語る。 実際、天野は 日々膨大な作品を描いている。 多くは発表を前提としたものではない。 ふと立ち上がったイメージをすくい上げるように描かれたこれらの作品は、 仕事として依頼され制作する 「クライアントワーク」とも、 美術館に展示されることを前提とした 「展覧会作品」ともまったく異なる。 もっと個人的で、内面的で、 それゆえに正直だ。 未整理で断片的だからこそ、 画家の発想の原点が克明に記されている。 本シリーズは、 そうした極めて私的な創作の現場から 生まれた作品群によって構成される。 ここには画家が、 「人に見せること」を 前提とせずに描いた、 想像力の軌跡が生々しく刻まれている。 原画サイズに近い形で収録 本シリーズは、 原画作品が持つ本来のサイズ感を できる限り損なわないように 構成されている。 天野が私的作品を描くとき、そのサイズは ハガキ大からA4サイズまでが多い。 本書は画家が描いた原画を、 ほぼ実寸に近い形で掲載している。 その結果、一般的な大型画集とは異なる、 小型のペーパーバック画集が誕生した。 天野のスケッチブックや ドローイングブックを、 そのまま手に取るような感覚。 いわば天野喜孝と絵画の親密な距離感を、 読者もまたプライベートに 共有できる仕様となっている。 ©️YOSHITAKA AMANO 第1巻のテーマは「メドゥーサ」 ©️YOSHITAKA AMANO 2026年7月9日(予定)に発売される 第1巻のテーマは、 ギリシア神話の「メドゥーサ」。 近年、天野の興味は ファンタジーの原点である 「神話」に強く向かっている。 とりわけ天野が心惹かれたのは、 蛇の髪の毛を持ち、 見る者を石に変えてしまう 恐ろしいモンスター、「メドゥーサ」だ。 怪物として語り継がれてきた 存在の奥にある孤独や悲しみ、 あどけなさ、そして美しさ。 神話の中に埋もれた “もうひとつの物語”を、 天野は独自の幻想世界によって ヴィヴィッドに描き出していく。 ここにあるのは 既存の「神話の再現」ではない。 天野喜孝という一人の画家の 私的内面を通して生まれた、 まったく「新しい神話」である。 誰も知らなかった 新たなメドゥーサの物語が 本書の刊行と