東アジア言語に最適化したリアルタイム音声AIモデルを開発する Kotoba Technologies, Inc. (本社:米国サンフランシスコ、研究開発拠点:東京都千代田区)は、本日、シードラウンドにて追加で1,000万米ドル(約16億円)の資金調達を実施したことを発表しました。本ラウンドは Kindred Ventures がリードし、Salesforce Ventures および Sony Innovation Fund が参画しました。これにより、当社の累計調達額は2,300万米ドル(約37億円)となりました。 ◆テクノロジー 当社の音声基盤モデル「Koto」は、AIエージェント、スマートハードウェアデバイス、同時音声翻訳といったリアルタイム音声アプリケーション向けに開発されており、日本語・韓国語・中国語において業界最高水準の性能を発揮します。 「Koto」は、ユースケースに応じて柔軟な提供形態を選択できます。 音声対音声(S2S)モデルに加え、超低遅延の音声認識(ASR)および音声合成(TTS)モデルとして利用可能。 データセンターおよびオンデバイス(スマートフォンやウェアラブル端末を含む)の双方への展開が可能。 ◆今後の展望 当社は、今回調達した資金を、東アジアにおける音声AIプラットフォームの中核となる以下の3つの重点領域に投じます。 音声対音声(S2S):「Koto」は同時翻訳において2秒未満の遅延を実証済みです。本モデルへの投資をさらに進め、同時翻訳の品質向上を継続しつつ、AIエージェントやスマートデバイスなど、より広範なユースケースへ展開します。 オンデバイス展開:「Koto」はすでにアジアおよび米国の法人顧客のもとでオンデバイス稼働しています。当社は、エッジチップ上での効率的な動作に一層注力するとともに、パートナーシップを通じて自動車・電子機器・AIウェアラブルといった幅広い流通チャネルの開拓を進めます。 エージェント展開:世界中の法人顧客に向けて「Koto」エコシステムの利便性をさらに高め、アジア市場への展開を加速します。これには、モデルエコシステムの開発に加え、フォワードデプロイ(顧客先への導入支援)の取り組みが含まれます。 ◆API/SDK のリリース 「Koto」はすでに、Fortune Global 500企業やAIネイティブな急成長スタートアップをはじめとする世界有数の組織で本番運用されています。これらの導入事例では、AI音声エージェント、コンタクトセンター向け音声インターフェース、ウェアラブルデバイス、AIによる同時翻訳などを支えています。 API/SDKのアルファ版公開 開発者の利用をさらに広げるため、APIのアルファ版と、扱いやすいPython SDKを公開しました。S2S同時翻訳モデルおよび超低遅延の音声認識・音声合成モデルはAPI経由で利用可能となり、オンデバイスモデルもAPI/SDKを通じてお試しいただけます。当社は今後もAPI/SDKエコシステムの拡充に取り組んでまいります。詳細はAPIに関する発表をご覧ください。 ◆急成長する「Kotoba」同時通訳アプリ 当社の基盤モデル「Koto」は、当社の同時通訳アプリ「Kotoba」を通じて、東アジア全域のプロシューマーおよび法人ユーザーに広くご利用いただいています。本アプリは、フラッグシップ品質のシームレスな同時翻訳、議事録作成、AI要約を提供し、ビジネスシーンはもちろん、エンターテインメントや観光をはじめとするさまざまな場面で、21言語(うち「Koto」の主要ターゲットは5言語)にわたるリアルタイムの多言語コミュニケーションを実現します。 6月には、11の新機能を追加する大型アップデートを実施し、あわせてUI/UXも大幅に改善しました。さらに、リモート会議向けのミーティングエージェント機能を7月にリリース予定で、法人向けサポートの強化も進めています。同時通訳アプリ「Kotoba」の利用者数はすでに18万人を突破し、1日あたりのダウンロード数も伸び続け、東アジア市場で急速な成長を続けています。 ◆投資家からのコメント Steve Jang|Kindred Ventures 創業者兼マネージング・パートナー 「アジアには約50億人もの人々が暮らしており、その中でもまず東アジア諸国だけで16億人を占めています。世界の知識労働者のおよそ半数が、アジアの言語を母語としています。アジアの言語が持つ独自の特性を的確に捉えるには、それぞれの言語と市場を深く理解したうえで、独自の学習戦略と学習ループのアプローチが求められます。 Kotobaのリサーチチームは、エージェント向けの高い制御性を備えたパイプラインから、リアルタイムのコミュニケーションや翻訳を