在庫管理に特化したAIエージェント「Argus 4.0(アーガス4.0)」をリリース 1. 概要 東京大学発の自動発注AI「α-発注」を提供する株式会社infonerv(東京都千代田区、代表取締役:江田研人)は、在庫管理に特化したAIエージェント「Argus 4.0(アーガス4.0)」(注1)を開発し、本日より提供を開始しました。 Argus 4.0は、ユーザーからの問いかけに応じて在庫分析や発注状況をわかりやすく解説するだけでなく、在庫戦略の立案から実行までを担う、在庫管理に特化したAIエージェントです。 自動発注の計算基盤である「α-発注」が持つ内部の計算情報や、現在の在庫戦略に関する設定情報に自在にアクセスし、必要に応じて追加情報を入力することで、ユーザーの在庫管理業務や発注計画を強力に支援します。 2. 機能 Argus 4.0を利用することで、次のことが可能になります。 •現在の発注状況や「α-発注」の利用方法について解説することができるので、現場経験の少ないスタッフでも簡単に発注が可能になります。 •「なぜこの数の仕入発注リストが推奨されるのか」をその場で詳しく確認でき、AI発注の推奨値に対する疑問を素早く解消できます。 •仕入発注担当者の細かな調整や要望を設定に落とし込み、理想の仕入発注リストを生成しやすくなります。 •在庫戦略をAIと共同で立案・推進できるようになります。 このように、Argus 4.0は、在庫状況の分析・解説に加え、在庫戦略の立案および実際の設定変更の実行まで行うことができます。 例えば、「お盆で発注できない期間に備えて在庫を増やしていきたい」と相談すれば、無理なく在庫を増やす計画を立案してそのための適切な設定を提示します。ユーザーが承認すれば、その変更を実際に適用し、それに従って発注することができます。 また、「大口の取引先がなくなったので今後出荷数が減りそう」といったユーザーのみが知りえる情報を登録すれば、その後の仕入発注量を抑制するような設定変更を提案・実行することもできます。 「お盆で発注できない期間に備えて在庫を増やしていきたい」と相談すれば、無理なく在庫を増やす計画を立案してそのための適切な設定を提示&実行 以上のように、AIと共同して在庫管理・在庫戦略立案を推し進めることができる点が、Argus 4.0の大きな特長です。 3. 仕組み 「α-発注」は、大量のデータを処理し、複雑な条件下でも安定した需要予測と仕入発注量の算出を実現する、仕入発注リストの自動生成サービスです。実業務での使いやすさにこだわった機能群により柔軟な運用が可能であり、この信頼性の高い基盤の上で、Argus 4.0はAIエージェントとして実用的な提案と実行を担います。 Argus 4.0は、自律型エージェントとして「α-発注」の持つ分析データや操作マニュアルへ必要に応じてアクセス Argus 4.0は、米Anthropic社の「Claude」を活用して構築したAIエージェントです。 「α-発注」には、これまでも在庫データや需要予測値などの各種統計情報に加え、AIによる分析で検出した需要パターンや要注意項目、さらにユーザーの多様な発注ニーズに応えるための、発注を細かく制御する100種類以上の設定パラメータが備わっています。Argus 4.0は、自律型エージェントとしてこれらのデータや操作マニュアルへ必要に応じてアクセスし、在庫状況を把握することで、各パラメータの値の設定・変更まで行うことができます。 これにより、人間が発注の意思決定や実行を行う際の手間を大幅に削減します。さらにArgus 4.0には、当社がこれまで在庫・発注戦略のコンサルティングを通じて培ってきたノウハウも組み込まれており、単純なデータ分析にとどまらず、実務に即した戦略提案を行えます。 Argus 4.0に入力した情報は、当社が管理するクラウド上のセキュアな環境で処理され、外部のLLMの学習に利用されることはありません。そのため、厳格なセキュリティ要件が求められる企業でも安全にご利用いただけます。 4. 利用方法 Argus 4.0は、「α-発注」のユーザー全員がお使いいただけます。既に「α-発注」をご利用中のお客様に関しては、順次ご案内を進めてまいります。 5. 今後の展望 当社は、流通・製造・資源調達を含めたサプライチェーン全体に関わるあらゆる意思決定が生成AIによって更に自動化・高度化されていく未来を描いています。 今回リリースしたArgus 4.0は、その実現に向けた第一歩となります。当社は今後も、サプライチェーン全体の自動化と高度化に貢献してまいります。 (注1) ※「Argus(アーガス)」は、ギリシャ神話に登場する百の目を持つ巨人ア