株式会社言歩木(ことほぎ)は、妊活時のストレスや不安を乗り越え、現在お子様がいる35〜45歳の女性を対象に「妊活中の精神的負担」および「妊活期の心の支えとなった言葉や関わり方」に関する実態調査を行いました。 妊活中、先が見えない不安に押しつぶされそうになったり、年齢のことが頭から離れなかったり、周囲の妊娠・出産報告に心が揺れたり――そんな経験がある方もいらっしゃると思います。 さらに、「子どもはまだ?」「そのうちできるよ」といった悪意のない一言が、思っていた以上に深く刺さってしまうことも…。 妊活中のつらさは、検査や通院、思うような結果が出ないことだけにあるわけではありません。日々の生活の中で、周囲から何気なくかけられた言葉や、友人・知人の妊娠・出産報告に心が揺れることもあります。 それでも、そのなかで「この言葉に救われた」「こう接してもらえて少し楽になった」と感じる瞬間があったことも、今回の調査から見えてきました。 前回の記事では、妊活中に傷ついた言葉や、悩みを周囲に共有しにくい実態を紹介しました。今回はその反対側にある、「どんな言葉や関わりが支えになったのか」に焦点を当て、経験者の声をもとに、心が少し軽くなる関わり方を考えます。 【調査概要】「妊活中の本当のつらさ」に関する調査 ・調査対象:妊活経験があり、妊活中にストレスや不安を感じた子どものいる35〜45歳 ・有効回答数:300名 ・調査方法:uniiリサーチを使ったインターネット調査 ・調査期間:2026年5月22日 救いになったのは、“励ますこと”より“安心して話せる空気”だった 今回の調査から見えてきたのは、妊活中の人が求めていたのは、強い励ましや正しいアドバイスよりも、まず気持ちを受け止めてもらえることだった、という点です。 前回の記事では、妊活中に「話しづらい」「心配をかけたくない」「温度差を感じる」といった理由から、悩みや不安を周囲に共有しにくい実態も見えていました。 妊活経験者300名に聞いた。「妊活中につらかったこと」 結果への不安だけではない、周囲の何気ない一言が心の負担になる実態が明らかに そうした背景があるからこそ、何か気の利いたことを言われるよりも、自分の気持ちを決めつけずに聞いてもらえること、無理に踏み込まずに見守ってもらえること、普段通りに接してもらえることなど、“安心して気持ちを置ける関わり方”そのものが支えになっていたことがうかがえます。 気持ちを整えるために選ばれていたのは「趣味」「運動」「旅行」――妊活だけに閉じない時間が支えに 妊活中の心の支えとなっていたのは、周囲からの言葉や関わり方だけではなく、自分自身で気持ちを整えるための時間でもありました。具体的には、「趣味(読書・映画・カフェなど)」が35.9%で最も多く、次いで「運動・ヨガ・散歩」が32.8%、「旅行・外出」が32.2%、「パートナーとの時間」が30.1%となりました。 また、「友人・家族への相談」は16.5%、「医師・専門家への相談」は10.1%となっており、誰かに頼ること自体も、気持ちを整える手段の一つになっていることがうかがえます。 ここから見えてくるのは、妊活中の人が気持ちを保つために必要としていたのが、特別な解決策というよりも、妊活だけに意識を閉じ込めずにいられる時間や、自分を少し取り戻せる時間だったということです。 趣味に触れること、体を動かすこと、外に出ること、パートナーと過ごすこと。そうした一見ささやかな時間が、先の見えない不安のなかで気持ちを整える支えになっていたのだと考えられます。 「あなたのペースでいい」――求められているのは、無理な励ましよりも“静かな寄り添い” 「あなたにとって大切な人が、妊活中でストレスを感じて相談してきたら、どんな言葉をかけたいですか?」という質問に対し、多く見られたのは相手を強く励ます言葉よりも、「焦らないで」「あなたのペースでいい」「無理しなくていい」といった、気持ちを受け止め、相手に静かに寄り添う言葉でした。 妊活中は、結果が見えないことへの不安や、年齢への焦りが大きな負担になりやすいことが、今回の調査でも示されていました。こうした状況のなかでは、前向きに背中を押すことよりも、「焦らなくていい」「無理しなくていい」と静かに寄り添うことの方が、気持ちを少し軽くする支えになっていることがうかがえます。 実際のコメントでも、 といった声が見られ、経験者が今悩んでいる人に届けたいのは、強い励ましや正解ではなく、まず気持ちを受け止める“静かな寄り添い”であることが考えられます。 「一人で抱え込まなくていい」――支えになっていたのは、答えより“そばにいる”という姿勢 また、次に多く見られた回答は「一人じゃない」「一人で抱え込まなくて