慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、大阪大学発スタートアップであるJiMEDに対して追加出資をいたしました。JiMEDは今回の増資により総額3.3億円の資金調達を実施し、ワイヤレス植込型BCIの企業治験の準備を加速させてまいります。 株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(本社:東京都港区、代表取締役社長 山岸広太郎、以下 KII)は、弊社が運営するファンドより、大阪大学発スタートアップである株式会社JiMED(本社:大阪府吹田市、代表取締役 中村 仁)に対して追加出資をいたしました。他の出資者からの調達も含め今回の調達額は総額3.3億円となります。 ◆日本初のワイヤレス植込型BCIの企業治験を加速 JiMEDは、脳と外部機器を接続するワイヤレス植込型BCI(wiBCI)医療機器の開発を進めています。この度、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)へ提出した治験計画届が受理されました。これにより、2026年内開始予定のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者さんを対象とした日本初の企業治験へ向けた準備を加速させてまいります。 重度の神経疾患や外傷等により、意識や感覚が保たれているにもかかわらず、意思伝達や運動が困難となる「閉じ込め状態」の患者さんは、国内外に数多く存在します。これらの方々に対する有効な解決策は未だ限定的であり、ご本人やご家族、介護者の精神的・身体的負担は極めて大きいのが現状です。 同社が開発したwiBCIは、頭蓋内に植え込んだ電極から取得した高精度な脳波データをAIで解析することで、身体を動かさずとも思考のみで外部機器を操作することを可能にします。身体的な制約から解放されて社会参画への道が開かれることで、閉じ込め状態に伴う不安を軽減し、「生きたい」と願う患者さんの意思を尊重します。これにより、患者さん本人の幸福度を高め、それを取り巻くご家族全体のQOLの持続的な向上に寄与することを目指しています。 今回の資金調達を通じて、同社は企業治験の準備加速にとどまらず、将来的な製品の拡張や販売を見据え、国内外のパートナー企業との連携強化、および強固な事業基盤の構築を推進してまいります。 ■会社概要 会社名 :株式会社JiMED 所在地 :大阪府吹田市山田丘2-8テクノアライアンス棟C棟 代表者 :代表取締役 中村 仁 設立 :2020年3月26日 事業内容:ワイヤレス体内植込型BCIの開発、製造、販売 URL :https://www.jimed.jp/ ◆慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)について KIIは、2015年12月に、主に慶應義塾大学の研究成果を活用したスタートアップを支援するため創設されました。また、2020年1月からは、「その研究が、その発明が、そのイノベーションが、社会を変えるまで。」をミッションに、シード・アーリーステージからのリード投資を中心とした、デジタル・テクノロジーによる社会の革新や、医療・健康などの課題解決に取組むすべてのアカデミア発スタートアップに対して、研究の社会実装と社会課題の解決を支援してきました。 2023年10月には、大学VC初のインパクトファンド「KII3号インパクトファンド」を設立し、「すべての人が、健康で、幸福な人生を達成出来る社会(生涯現役社会)の実現」を目指すと同時に、アカデミア発スタートアップにインパクト投資を行うことにより、金銭的なリターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトの創出を目指します。 <KIIの概要> 商号 :株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(Keio Innovation Initiative, Inc.) 事業内容:大学発技術系ベンチャー企業の育成、ベンチャーキャピタルファンドの運営 資本金等:1億円(資本準備金5000万円を含む) 代表者 :代表取締役社長 山岸広太郎 URL :https://www.keio-innovation.co.jp 本リリースに掲載された内容は発表日現在の情報です。