“Goblet”シリーズ GORA KADAN FUJI開館1周年を記念し、現代日本を代表するガラス作家・関野亮の作品展『晶(しょう)』を開催いたします。 『晶』とは、澄み切った光の結晶。 硝子が宿す清らかな煌めきに、双方の未来が歳月とともにいっそう輝きを増していくことを願い、この節目を寿ぎます。 関野氏は、イタリアのガラス工芸「ベネチアングラス」の高度な吹きガラス技術を礎に、日本の美意識の根底に流れる「引き算の美学」を追求してきました。 近年、モルディブのラグジュアリーリゾートにアーティストインレジデンスとして招聘され現地で目にしたのは、日本の文化や精度を極めた仕事に対して、世界のトップクリエイターたちが寄せる圧倒的なリスペクトでした。 「私たちが当たり前に受け継いできた日本の美意識は、世界にとってかけがえのない価値である」 その確信と、ガラス制作を通して日本の文化的価値をさらに世界へ高めていくという強い使命感を胸に帰国。 世界を経験した表現者が改めて自らの足元を見つめ、日本の美の本質をガラスへと昇華させた現在進行形の挑戦が、ここに結実します。 透明でありながら奥行きを宿し、静けさの中に確かな気配をたたえる関野氏の作品は、見る者の感覚を研ぎ澄ませ、時間の移ろいまでもそっと映し出します。 優雅な気品を湛える代表作、時代感や場所の意識を軽やかに超越する存在感を放つ「Goblet」、繊細な陰影と余白の美を映す「刻硝」、雨や霧、氷、陽光の移ろいを透明なかたちに封じ込めた「透円」を中心にご紹介します。 静謐な佇まいの奥に、光を受けた瞬間ふっと華ひらく。 世界へ開かれる新たな美の可能性と、凛とした透明感、深い余韻に満ちたひとときを、富士の地でお楽しみいただけましたら幸いです。 ”刻硝”シリーズ ”透円”シリーズ *上記の作品画像はイメージとなり展示品と異なる場合があります。 ■ 展覧会概要 会 期: 2026年7月1日(水) ~ 2026年8月31日(月)まで 会 場: GORA KADAN FUJI ギャラリーショップ (営業時間 8:00~20:00) 〒410-1431 静岡県駿東郡小山町須走110番地1 観覧無料(宿泊ご利用でない方もご観覧・ご購入いただけます) お問合せ:0550-75-5551(代表電話) https://www.gorakadan.com/fuji/ ■ 作家略歴 — 関野 亮 兵庫県丹波篠山を拠点に活動するガラス作家。プロダクトデザインを学んだのち辻野剛氏の吹きガラスに出会い、その世界に魅了され、卒業後は国内外のガラス工房で経験を積み、大阪芸術大学では技術指導に携わる。現在はパートナーの関野ゆうことともに立ち上げた吹きガラス工房「SORTE GLASS」にて、ガラス作家としての高い技術力を武器に、日本的な「引き算の美」を表現した作品制作に注力している。 1978年 大阪に生まれる 1997年 大阪デザイナー専門学校 プロダクトデザイン科 ガラスコース卒業 1998年 辻野剛氏に師事 ❘ 2003年 2004年 Keith Rowe Glass Studio 制作スタッフ(Australia NSW) 2005年 大阪芸術大学 工芸学科 ガラス工芸コース 副手・技術指導員 ❘ 2009年 2012年 SORTE GLASS設立(兵庫県丹波篠山市) 現在に至る 受賞・入選・その他の活動 2006年 伊丹国際クラフト展 酒器・酒盃台展 入選 工芸都市高岡2006クラフトコンペティション 入選 NEW GLASS REVIEW28 入選 (USA NY) 2008年 大阪工芸展 大阪府知事賞 受賞 第48回日本クラフト展 入選 2009年 大阪工芸展 大阪工芸大賞 受賞 2010年 京都工芸ビエンナーレ 毎日新聞社賞 受賞 第39回 日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞 受賞 2013年 「Drinking Glass 酒器のある情景」サントリー美術館 2014年 第19回MOA岡田茂吉賞展 MOA美術館 LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2016大阪府の「匠」に選出 2019年 LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 共創プロジェクトに選出 (建築家・起業家 谷尻誠氏と作品共同制作) 第48回日本伝統工芸近畿展 入選(京都) 2021年 Collect international art fair for contemporary craft and design(UK) 2026年 Artist in Residence Soneva Fushi Republic of Maldives. http://www.ryosekino.com/ 問い合わせ先 GORA KADAN FUJI T