株式会社ベルテクノが運営するリフォーム情報メディア「アンドリフォーム」は、戸建て住宅に居住する全国の男女431名を対象に、豪雨・浸水被害への備えに関する意識調査を実施しました。 2026年6月初旬には、台風6号(チャンミー)の接近と梅雨前線の影響により、東京都心で12時間降水量173.5mmを観測するなど、日本各地で記録的な大雨となりました。さらに現在も台風7号(メーカラー)が北上しており、今後も大雨への警戒が必要です。 近年は線状降水帯や局地的な豪雨による住宅被害も増加しており、豪雨災害は台風シーズンだけの問題ではありません。そこで今回は、戸建て住宅居住者が豪雨被害をどの程度不安に感じているのか、また火災保険・水災補償の内容をどれだけ把握しているのかを明らかにしました。 87.9%が豪雨や浸水被害に不安 まず、豪雨や浸水被害について不安を感じるか尋ねたところ、「とても不安を感じる」が26.2%、「やや不安を感じる」が61.7%となりました。 合計すると87.9%が豪雨や浸水被害に不安を感じていることが分かりました。 近年の豪雨災害の増加を背景に、多くの人が住宅への被害を懸念しているようです。 最も心配な住宅被害は「床上・床下浸水」 豪雨による住宅被害で最も心配なものを尋ねたところ、「床上・床下浸水」が46.6%で最多となりました。 次いで、「停電による設備故障」が19.3%、「土砂災害」が12.3%、「雨漏り」が10.9%、「屋根・雨樋の破損」が10.0%となっています。 浸水被害は建物だけでなく、フローリングや断熱材、電気設備などにも影響を及ぼすため、多くの人が不安を感じていると考えられます。 また、停電による設備故障を不安視する人も約2割にのぼり、近年の災害時におけるライフラインへの関心の高さもうかがえる結果となりました。 火災保険の「水災補償」が分からない人は55.0% 自宅の火災保険に水災補償が付いているか尋ねたところ、「付いていることを把握している」が24.8%、「付いていないことを把握している」が13.9%でした。 一方で、「分からない」は55.0%にのぼり、過半数が自宅の水災補償の有無を把握していないことが分かりました。 豪雨や浸水被害への不安は高い一方で、実際の補償内容については十分に理解されていない実態が浮き彫りとなっています。 火災保険の「水災補償」とは? 今回の調査では、自宅の火災保険に水災補償が付いているか「分からない」と回答した人が55.0%にのぼりました。 火災保険は火事だけを補償する保険と思われがちですが、契約内容によっては台風や豪雨による被害も補償対象となります。 その中でも「水災補償」は主に、 河川の氾濫による浸水 内水氾濫による床上浸水 土砂崩れによる住宅被害 などを補償するものです。 水災補償は契約によって付帯されていない場合があります。また、付帯されていても、契約内容や保険会社によっては「床上浸水」や「地盤面から45cmを超える浸水」、または一定以上の損害などが保険金支払いの条件となります。加入していても被害の状況によっては補償を受けられない場合があるため、契約内容を確認しておくことが大切です。 豪雨被害への不安を感じている人が87.9%に達した今回の調査結果を見ると、まずは自宅の保険契約内容を確認することが重要といえそうです。 ハザードマップを確認したことがある人は84.0% お住まいの地域のハザードマップを確認したことがあるか尋ねたところ、「詳しく確認したことがある」が29.9%、「見たことはある」が54.1%となりました。 合計すると84.0%がハザードマップを確認した経験があることが分かりました。 一方で、「詳しく確認したことがある」と回答した人は3割程度にとどまっており、自宅周辺の浸水想定区域や土砂災害警戒区域まで把握している人は限られる可能性があります。 36.0%が「特に豪雨対策をしていない」 現在行っている豪雨対策について尋ねたところ、「ハザードマップの確認」が最多となりました。 一方で、「特にしていない」と回答した人は36.0%にのぼりました。 豪雨や浸水被害への不安を感じる人が87.9%に達し、ハザードマップを確認した経験がある人は84.0%にのぼる一方で、具体的な備えに着手できていない家庭も少なくないことが分かります。 豪雨被害は火災保険で補償される? 台風や強風による屋根被害は「風災補償」の対象になる場合がある 火災保険には風災補償が含まれていることが多く、 瓦の飛散 棟板金の破損 雨樋の変形 などの被害は補償対象となる可能性があります。 床上浸水や土砂災害は「水災補償」がポイント 一方で、 河川氾濫による浸水 内水氾濫による床上浸水 土砂崩れによる住宅被害 な