株式会社ファルモ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 広井嘉栄、以下「当社」)は、クラウド型ピッキングアプリ「EveryPick(エブリピック)」(以下、EveryPick)において、独自の解析技術と電子天秤を組み合わせた新機能「数量監査機能」を2026年6月25日より提供開始したことをお知らせいたします。 本機能は、薬局における調剤過誤の要因で最も多い「数量間違い」を防ぐため、電子天秤との連動により「重さ」による高精度な監査を実現するものです。これにより、調剤業務における人的過誤のリスクを最小化し、薬剤師が対人業務に専念できる環境づくりをさらに強力に支援いたします。 ■ 開発の背景と目的 現在、薬局業界では薬剤師の業務を「対物」から「対人」へとシフトさせる取り組みが加速しており、調剤現場には従来以上の正確性と効率化の両立が求められています 。しかし、公的な統計調査(※)によれば、調査によれば、薬局のヒヤリ・ハット事例で最も多い要因は「数量間違い」であり、その発生頻度は薬剤や規格の取り違えを上回り、長年の大きな課題となっています。 これまでEveryPickは、スマートフォンのカメラを用いた薬剤の自動識別技術を中心に、ピッキング業務のデジタル化を推進してまいりました。薬剤の取り違えや規格間違いを確実に防ぐ「品目監査」の仕組みを構築し、多くの薬局現場で調剤業務の標準化と安全性の向上に貢献してきました。 こうした中で、多くのユーザー様より「監査工程において、品目だけでなく数量についてもより確実なエビデンスを残したい」というご要望をいただいておりました。調剤業務における錠剤の数量確認は、依然として目視による負担が大きく、ヒューマンエラーが発生しやすい工程です。 そこで当社は、現場の切実な課題を解決すべく、新たに「重さによる監査」という選択肢を提示することで、ピッキングから監査までをシームレスにつなぎ、薬剤師がミスへの不安から解放され、患者様との対話に専念できる環境を整備いたしました。 ※公益財団法人日本医療機能評価機構「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業第23回集計報告(2020年1月~3月) ■ 専用設計のアルゴリズムによる「数量監査機能」の特徴 今回実装する「数量監査機能」は、本機能のために専用に開発されたアルゴリズムを活用し、Bluetooth接続された専用の電子天秤と連動することで実現しました。 1.置くだけで即座に数量を算出: 監査対象の薬剤を電子天秤に載せるだけで、システムが即座に正確な数量を算出し、お知らせします。 2.包装の重さを考慮した高精度判定: 包装形態(バラ状、シート、漢方など)によって異なる包装部分の重さを考慮した解析技術を用いることで、高精度な計数と監査を可能にしました。 3.現場の動線を重視したUX: 多忙な薬局業務の手を止めないよう、簡単に、どなたでも迷わず使える操作性を追求しています。 ※本機能は「EveryPick」の有料オプションサービスとして提供いたします。詳細な料金プランについては、当社担当窓口までお問い合わせください。 ■ 先行体験いただいた薬局様の声(マイライフ様) ・「数量の監査ができる点では安心です。調剤の質も上がりますし、よりスピーディーに投薬することが可能になると考えています。また新任の薬剤師や調剤補助さんによる調剤の精度も上がると考えています。」 ・「漢方薬や端数が出る薬の鑑査では電卓で計算してから行うので時間がかかっていましたが、鑑査の正確性を担保しながら時間短縮も叶うので、単純な数確認に時間と労力を割く必要が減ることがとてもありがたいです。」 ・「数量・種類の鑑査を事務員でも担えるようになるので、薬剤師が患者さん対応に集中できる時間が増えると感じています。」 ■ サービス開発担当者からのコメント 薬剤師の方々が抱える「ミスへの不安」という心理的負担を、システム導入によって軽減したいという想いから開発がスタートしました。現場の要望に応え実装した数量監査機能は、薬局業務の動線を分断しない直感的なUXにこだわっています。 EveryPickが目指すのは、業務の最適化を考慮し、日々の業務の中に「当たり前に存在している」状態です。効率化することで生まれた時間を患者様との対話に充てていただくなど、薬局全体の価値向上に寄与することを目指しています。 今後は患者情報との連動などさらなるリスク管理機能を強化し、誰もが安心して働ける薬局インフラとしての役割を担ってまいります。 ■ クラウド型ピッキング監査システム「EveryPick」について 薬局現場の安全・安心を、あなたの手のひらに。 「EveryPick(エブリピック)」は、医薬品のピッキングミスを防ぎ、薬局に安心を、患者様へ安全を届け