KiiRO1010(株式会社キイロテントウ、本社:東京都港区、代表:香田信)は、「伝える」ではなく「伝わる」から逆算する“伝わる技術”の企業支援を開始いたします。 SNSや動画、オウンドメディア、広告、PR、AI活用など、企業が発信できる手段は年々増えています。 また、デジタルマーケティングの進化により、企業はかつてないほど生活者を分析できるようになりました。 年齢、性別、居住地、興味関心。 企業は以前よりも生活者を理解できる時代になっています。 しかしその一方で、 「発信しているのに反応がない」 「商品の良さが伝わらない」 「SNSや広告を続けているのに、企業価値として積み上がらない」 という相談は増え続けています。 なぜでしょうか。 私は、その理由は企業が生活者を見ていないからではなく、「見る場所」を間違えているからだと考えています。 多くの企業は、年齢や性別、興味関心といった“属性”を見ています。 しかし人が実際に動くのは、属性ではなく、その情報をどう感じたかなのです。 ■ 人は属性ではなく、受け取り方で動いている 現在のマーケティングでは、 ・30代男性 ・子育て世代 ・経営者 ・アウトドア好き といったターゲット設定が一般的です。もちろん重要です。 しかし人は属性で行動するわけではありません。 同じ30代男性でも、 同じ商品を見て、 「面白そう」と思う人もいれば、 何も感じない人もいます。 人は、 理解した時。 共感した時。 好きになった時。 初めて動きます。 つまり、人が動くのは企業が伝えたことではなく、自分が受け取ったことなのです。 企業は「誰に伝えるか」を考えています。 しかし人は「どう受け取ったか」で判断しています。 企業が伝えたことと、 生活者が受け取ったこと。 実はその間に大きなズレが生まれているのです。 ■ 「伝わる」には技術がある 例えば学校の先生を思い浮かべてみてください。 先生は、自分が知っていることをそのまま話しているわけではありません。 子どもが理解できる順番に並べ替え、言葉を選び、伝えています。 親も同じです。 子どもの年齢や理解度に合わせて話します。 病院でも、患者が理解できる言葉で説明してくれる医師ほど信頼されます。 つまり私たちは普段から、 相手に合わせて、 言葉を選び、 情報を整理し、 理解できる形へ変換しています。 知っていることをそのまま伝えているのではありません。 相手に伝わるように編集しているのです。 私は、この「編集する力」こそが、伝わるための技術だと思っています。 ■ 企業になると、その技術が抜け落ちてしまう 企業も生活者のことを考えています。 しかし企業には、商品知識や技術情報、歴史や強みなど、多くの情報があります。 そのため、 「何を伝えるか」 に意識が向きやすくなります。 さらに企業は、先生や親、医師のように目の前の一人と話しているわけではありません。 多くの場合、 「30代男性」 「子育て世代」 「経営者」 といったターゲット像を想像しながら発信しています。 つまり、実際の相手ではなく、想像した相手に向かって話しているのです。 そして多くの場合、できるだけ多くの人に届くように言葉を選びます。 しかし人は、情報に反応するのではなく、自分の感情が動いた時に反応します。 そのため、多くの人に届けようとして情報を増やすほど、何を伝えたいのかが見えなくなってしまうことがあります。 本来必要なのは、多くの人に向けて情報を増やすことではありません。 多くの人が共感できる「伝わる価値」を見つけることなのです。 しかし企業は、その価値ではなく、持っている情報を伝えようとしてしまいます。 例えば、 「超高機能です」 「独自の技術です」 「創業100年です」 という発信はよく見られます。 もちろん、それらは企業にとって大切な事実です。 しかし生活者が知りたいのは、その情報そのものではありません。 それによって、 自分に何が起きるのか。 どんな価値があるのか。 なぜ好きになれるのか。 です。 企業が伝えたい情報と、人が価値を感じるポイントは、 必ずしも同じではありません。 だから私は、「何を伝えるか」だけではなく、「どう受け取られるか」から逆算して、 伝わる価値を設計することが重要だと考えています。 ■ トヨタの現場で、「伝わる技術」を実践してきた 私自身、トヨタ自動車をはじめとするブランドコミュニケーションに携わってきました。 ランドクルーザーをはじめ、多くのブランドに関わる中で感じてきたことがあります。 それは、企業が伝えたいことと、人が好きになる理由は、必ずしも同じではないということです。 企業は性能を語ります。 技術を語ります。 歴史を語ります。 しかし人は、 そのブランドとどん