株式会社カッシーナ・イクスシー(本社:東京都港区、代表取締役社長:アレッシオ・ジャコメル)は、オリジナルブランド<IXC(イクスシー)>の海外展開を本格化するべく、2026年6月10日~6月12日にコペンハーゲンで開催された「3daysofdesign(スリーデイズ・オブ・デザイン)」に初参加しました。 コペンハーゲン発のデザイン誌・ARK JOURNAL(アークジャーナル)がキュレーションする展覧会「DESIGN / DIALOGUE(デザイン・ダイアログ)」の中で、ソファ「AIR FRAME 3016 SOFT」および日本未発表の新作「OZU」を発表しました。 あわせて、GamFratesi(ガムフラテージ)による「PLATO sofa」、倉俣史朗の「HAL2 chair」、安藤忠雄の「A-CHAIR」といった、ブランドの代表的プロダクトも展示。静けさと緊張感を併せ持つ空間構成の中で、構造と素材の対話を体現するコレクションを提示し、現代の生活空間における新たな価値を提案しました。 「DESIGN / DIALOGUE」に展示されたIXCのコレクション ◆概要 3daysofdesignは、コペンハーゲン市内を舞台に開催される北欧最大規模のデザインイベントのひとつであり、世界中のブランドやデザイナーが参加する国際的なプラットフォームです。街全体を会場とした展示形式により、建築とデザインが密接に関わり合う点が特徴とされています。 IXCは、本イベントにおいて展覧会「DESIGN / DIALOGUE」に参加し、国際的な文脈の中でブランドの代表的コレクションと新作を発表。世界各国から訪れた多様な来場者に向けて、現代の暮らしにおける家具の在り方を提示しました。 ◆空間構成 展示空間は、プロダクトと空間が静かに呼応し合う関係性をテーマに構成されています。素材の質感、構造の明快さ、そして空間における余白の扱いに着目し、各プロダクトの特性が際立つよう配置を計画しました。 全体は抑制されたトーンで統一され、明確なゾーニングと自然な動線により、来場者がプロダクトを多角的に体験できる構成としています。視覚的な演出を最小限にとどめることで、家具そのものの存在感と、空間との関係性を丁寧に感じ取る展示としました。 ◆展示アイテム(新作) OZU designed by Vico Magistretti ヴィコ・マジストレッティによる「OZU」は、1980年代半ばに構想されたとされるデザインで、IXCに託され大切に保存されてきたオリジナルドローイングをもとに、試作と検証を重ねながら現代に蘇らせたものです。その背景には、マジストレッティとIXC創業者・武藤重遠との交流、そして日本映画への深い愛着にまつわるエピソードが息づいています。こうした時間を超えた物語が、プロダクトの魅力に静かな奥行きを与えています。 OZUは、構造の明快さによって印象づけられる一脚です。カンチレバー構造のスチールフレームが、クッションのようにやわらかく形づくられた座面と背もたれを支え、軽やかでありながら安定した佇まいを実現しています。構造体と張り要素をあえて分離した構成は、この時期のマジストレッティに見られる構造主義的なアプローチを体現し、最小限の要素によって快適性を追求する姿勢が表れています。今回の復刻ではモールドウレタンを採用し、オリジナルの思想を尊重しながら、現代の快適性にも応えています。 時を超えて受け継がれたデザインの物語と、日本ならではの丁寧なものづくりが交差することで、OZUは現代の暮らしに静かに寄り添う存在としてよみがえりました。控えめでありながら確かな存在感をもって、空間に新たな価値をもたらします。 AIR FRAME 3016 SOFT sofa designed by David Chipperfield 建築家デヴィッド・チッパーフィールドがデザインした人気シリーズ「AIR FRAME(エアーフレーム)」に、柔らかなシートクッションを組み合わせた新たなソファが加わりました。強度と軽さを兼ね備えたアルミハニカムパネル構造と、エッジの効いたシャープでモダンなフォルムはそのままに、より豊かな座り心地を実現しています。 徹底して無駄を削ぎ落としたミニマルなフレームに、ゆったりとしたクッションが重なることで、構造の精緻さと身体を受け止める柔らかさが美しいコントラストを描き出します。軽やかで端正な佇まいはそのままに、よりリラックスした時間をもたらす仕様へと進化しました。 耐久性に優れた構造と快適性を兼ね備え、視覚的にも機能的にも洗練された体験を提供するAIR FRAME(エアーフレーム)シリーズ。建築的な美しさと居住性を高い次元で融合させた一台として、空間に新たな選択