株式会社エネルギーフォーラム(東京都中央区 社長:井関 晶)は、エネルギー系シンクタンク・日本エネルギー経済研究所による新刊『大転換期の国際エネルギー秩序』を、6月23日(火)に発売しました。 本書は、多角的に世界のエネルギー情勢を知ることができる、ビジネスパーソンはもちろん、今後の社会を担っていく学生にもお勧めの一冊です。 なお、発売前から予約注文が多数寄せられたため、増刷が決定しました! ◆内容紹介 本書は、混乱が続く「ホルムズ封鎖・石油危機」を招いた中東情勢をはじめ、「気候変動対策の変遷、脱炭素政策の先行き」「エネルギー分野における中国の台頭」「エネルギー志向が大きく変わった米国」など、国際的なエネルギー情勢にまつわるさまざまなテーマについて、過去・現在・未来の時系列を整理した上で、丁寧に分析・解説しています。「世界のエネルギー関連ニュースで見聞きする内容の大半が、この一冊で把握できる!」と言えるほどの充実ぶりです。 さらに、分析内容を踏まえた「日本が取るべき戦略」にも言及しており、これからの日本のエネルギー戦略を立案・実行していく際の基本方針として、多くの方に読んでいただきたい内容となっています。 各章の執筆を担当したのは、国内屈指のエネルギー系シンクタンク・一般財団法人日本エネルギー経済研究所に所属する、小山堅氏・小林良和氏・久谷一朗氏・柳美樹氏・柳沢崇文氏・坂梨祥氏の6名。 いずれも第一線で活躍する専門家であり、現在のイラン問題においても報道番組や新聞記事の解説役として出演・寄稿するなど、エネルギーに関する情報発信を積極的に行っています。 また、本書は、同研究所の創立60周年記念の出版企画として位置付けており、1966年から現在に至るまで国内外のエネルギー情勢を見つめ続けてきた同研究所の知見の粋を集めた、渾身の一作です。 ◆本書の構成と執筆者について ●章立て・各章の内容 序章[総論] 本書のガイドライン的な位置付けとして、「国際エネルギー秩序」の定義から、国際エネルギー秩序の歴史的な変遷、各章で扱っている内容などを端的に解説。この章を読めば本書の全体像がわかります。 〈主なトピック〉 ・本書の目的・狙い ・本書における国際エネルギー秩序の定義 ・国際エネルギー秩序の現状と課題・問題点 ・本書の全体像・構成とその概要 第1章 国際エネルギー情勢とエネルギー安全保障 エネルギー安全保障を軸に、国際エネルギー秩序の歴史・現在・未来を多角的に分析。石油危機からシェール革命までの変遷、気候変動や地政学リスクの拡大、情報革命による電力安定供給の重要性などを整理し、日本が直面する課題と対応の方向性を示します。 〈主なトピック〉 ・国際エネルギー情勢と秩序の変化(1960年代~現在) ・現代のエネルギー安全保障問題 ・米国の揺らぎ、中国のドミナンスへの対応 ・ウクライナ戦争と天然ガスセキュリティ ・重要性を増す電力のセキュリティ 第2章 不安定化する気候変動のガバナンスと貿易秩序 気候変動ガバナンスと国際エネルギー秩序の関係を、京都議定書・パリ協定の流れとともに検証。国際交渉が生むルールメーキングの攻防や、炭素国境調整措置が貿易秩序に与える影響を分析し、日本が取るべき対応を提示します。 〈主なトピック〉 ・気候変動ガバナンスの歴史(国連気候変動枠組条約の成立~パリ協定の成立) ・ネットゼロ排出と脱炭素化への反発、不確実性の増大 ・EUによる、世界を巻き込む炭素価格の戦略 第3章 クリーンエネルギーが生み出す新たな経済安全保障問題 世界の分断が進む中、クリーンエネルギー分野で顕在化する経済安全保障リスクを検証。中国のサプライチェーン支配や重要鉱物依存の問題を整理し、レアアースを中心に歴史的教訓を踏まえた対応戦略と、日本が取るべき内外政策を考察します。 〈主なトピック〉 ・米中対立などの国際情勢の変化と経済安全保障への影響 ・クリーンエネルギー供給における中国企業のプレゼンスと経済安全保障懸念 ・クリーンエネルギーを巡る国際エネルギー秩序の形成 第4章 石油・ガスを巡る国際秩序の動揺と展望 石油・ガスの国際秩序を、余剰能力や備蓄の仕組み、米国のシェール革命による復権などから再評価。脱炭素化が進む中でも揺るがぬ重要性を示し、イラン情勢やホルムズ海峡リスクなど最新の脅威を踏まえ、日本の安定供給戦略の要点を伝えます。 〈主なトピック〉 ・石油を巡る国際エネルギー秩序の課題と展望 ・米国やカタールのLNG供給大幅拡大と国際エネルギー秩序の課題 ・パイプラインガスを巡る国際エネルギー秩序の課題と展望 ・石油や天然ガスに関する日本への影響と展望 第5章 国際エネルギー秩序における中東の位置付けとその変容 中東が国際エネルギー秩序の「震源地」とさ