クラウドコスト削減サービス「CloudCut(クラウドカット)」を提供する株式会社◯/LEI,inc.(本社:東京都渋谷区)は、2026年6月25日(木)〜26日(金)に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催された「AWS Summit Japan 2026」に参加しました。AWSのクラウドコスト削減に日々向き合っているサービスとして、いま現場でクラウドとAIのコストがどう語られているのか——それを自分たちの目で確かめたく、会場に足を運びました。本記事では、メディア向けの堅い発表ではなく、現地で見て・聞いて・感じたことを、なるべくそのままお届けします。 ■ 雨の中でも、会場は朝から熱気に包まれていました 当日はあいにくの強い雨。それでも幕張メッセには朝から大勢の来場者が詰めかけ、受付からセッション会場、展示ブースのエリアまで、どこも人で賑わっていました。今年のテーマは「AIと共に、クラウドをどう進化させるか」。エンジニアや情報システム担当者から経営層まで、立場の異なる多くの人が集まり、クラウドというテーマへの関心の高さが、そのまま会場の熱量として伝わってきます。 基調講演やセッション会場はもちろん、各社のブースが並ぶエリアも常に人だかり。雨の中でもこれだけの人が集まること自体に、クラウドとAIへの期待の大きさを感じる一日でした。 ■ AI関連のトップ企業も多数出展 会場でまず目を引いたのは、AI関連のトップ企業が軒を連ねていたことです。AnthropicやNVIDIAといった、いま生成AIの最前線を走る企業もブースを構え、デモや相談に多くの人が集まっていました。 生成AIやAIエージェントを実際のビジネスにどう組み込むか——その関心の高さが、出展の顔ぶれからもはっきりと伝わってきます。実際、大手からスタートアップまで、出展しているほとんどの企業が何らかの形でAIに関連したテーマを掲げていたのが印象的でした。AIはもはや「試す」段階から「どう使いこなし、どう運用していくか」という段階に入りつつある。そんな空気を、会場全体から感じました。 一方で、会場で話を聞いていると、AIの現在地についてはこんな声も聞かれました。導入する企業は確実に増えているものの、多くはまだ業務効率化の一助という段階で、AIそのものが新たな付加価値を生み出しているケースはこれから——。経営層のAIへの危機感や導入意欲は高い一方、現場への浸透はまだこれからの課題、という温度感です。それでも、AIを動かせば動かすほど、その裏側でクラウドのコストは積み上がっていきます。 ■ 重点領域「コスト最適化」関連は14セッション——コストも主要テーマに 華やかなAIのテーマと並んで、もうひとつ強く感じたのが「コスト」への関心の高まりです。今年のAWS Summit Japan 2026では、272のセッション(公式コピーは「260以上」)と、300を超える展示が用意されていました。そのうち、公式が関心領域として設けた「コスト最適化」に分類されるセッションは14本。生成AIの話題のかたわらで、これだけコストに関するセッションがまとまって組まれていること自体が、いまの関心の高さを物語っているように感じます。 登壇は大手企業の事例が中心でした。内容を眺めてみると、データベースやデータ基盤のコストを見直す技術面の取り組みと、コスト統制やガバナンスといった組織面の取り組みが混在しており、各社が多角的にコストへ向き合っていることがうかがえます。 ■ 背景にあるのは、円安とAI拡大によるコスト増 なぜこれほどコストが主要テーマになっているのか。背景には、大きく二つの要因があると考えられます。 一つは円安です。クラウドの利用料は外貨建てで決まる部分が多く、為替が円安に振れるほど、同じ使い方をしていても日本円での支払額は増えやすくなります。もう一つはAIの広がりです。生成AIやAIエージェントの活用が進むほど、それを動かす計算資源のコストも増えやすくなります。「使えば使うほどコストが増える」という構造のなかで、どう向き合っていくかが、規模を問わず多くの企業に共通する課題になっています。 ■ 大手は技術面・組織面の両輪で、中小には別の現実も セッションを見ていて印象的だったのは、大手企業が技術面と組織面の両方からコスト最適化に取り組んでいる点です。技術面では、AWS純正のコスト最適化ツール(Cost Optimization Hub、Compute Optimizer、Trusted Advisor など)を使いこなし、構成やデータベースを継続的に見直していく。あわせて、コストを継続的に統制する仕組みづくり(組織面)にも取り組む。この両輪を回せるだけの体制とリソースが整っていることが、事例の背